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BTSとの出逢い
初ノートどきどき始めてみました。らぶです。
初回なので、自己紹介と共に少し人生の振り返りを。
重い話になりますので、苦手な方、心の優しい方は辛いお気持ちにしてしまうかもしれません。
申し訳ありませんが、読まないでください。よし!心が落ち着いていて読めるぞ!と言う時に読んでいただければ幸いです。
私が今こうやって書けるのは、そういった状況を乗り越えかけているから、もしくは乗り越えたからだと思っています。
私が新卒で入社した会社はいわゆるブラック企業で、仕事や対人関係は楽しくできていたのですが、あってないような労働組合、入社1年目から残業時間をメモして、「忙しくない月にこっそりつけて」と先輩に言われ、これが社会人の洗礼かー!と衝撃を受けたのをはっきりと覚えています。
忙しい業界なので、覚悟はしていて、不満はあれども、周りの人々には恵まれていたので、何とか3年は頑張らないと、と踏ん張っていました。
そんな中、ある日の朝、突然、会社に行けなくなりました。会社の駅まではなんとか行ったのですが、うろうろとしたり、遅刻を繰り返しても何も感じなくなり、そのうち、両親を心配させまいと、家を出るのですが、漫画喫茶で朝から夜まで寝て出勤したふりをしていました。
話は変わりますが、私は自己肯定感が低くて、自分が嫌いで、自信なんて成功体験のある人のものだと思って生きてきました。
だから褒められることがすごく好きで(笑)
そんな他人軸で生きてきた私に、トドメをさしたのは、会社の昇給試験でした。
私は契約社員での雇用でしたので、給与も低い中、自分より年上の社員の人に指示を出すチームリーダーを任されていました。
残業代で稼いでいましたし、もちろん規定の残業時間では終わらないので、退勤後にファミレスやカフェなどで統括リーダーと仕事をする日々が続いていました。
あの日々を耐えることが出来たのは統括リーダーを人として尊敬していたからです。もう会うこともなくなってしまいましたが、感謝しています。
そして正社員への昇給試験。不合格を聞いたときは、今までの努力が全て否定されたような気持ちになりました。
そして、異動。私には役不足だったんだ、と劣等感が爆発しました。
そして漫画喫茶出勤の日々が始まりました。
会社にたまに出勤できても、トイレで気づいたら2時間ぼーっとしていたり、周りから心配されたり、でも、もう何も感じなくなっていました。
涙も出ない、無の感情。自分の存在意義が分からない。
そして、うつ病だと診断されました。
私は受け入れられず、希死観念(うつ病の症状です)に何度も悩まされました。
もちろん休養になりましたが、復帰期限までに治ることはなく、自主退職を突きつけられました。また絶望が私を崖の下へ落としました。
なんとか薬物療法で持ち直しましたが、希死観念は消えず、生きてる意味が分からない、そんな日々が続いていました。
うつ病の再発率は8割。完治はない。寛解という再発に怯える日々が続くだけ。
簡単な命のたち方を検索するまでした日がありました。人生を走馬灯の様に振り替えって。
親しい人達、家族はどう思うかな?とか、考える余裕はありましたが、それよりも、今この辛さ、虚無感、絶望感、身体の重さ、止まらない涙から解放されたい、その気持ちでいっぱいでした。
その日はいつのまにか薬で寝てしまって、次の朝..
🗣もう、どうでもいいー!!!
もう好きな様に生きよう!人に迷惑さえかけなければ何してもいいよ!昨日死んだんだから!
と突然の開き直り(笑)
自分の中で何が起きたのか全く分かりませんが、別人になった感覚でした。
そして程なくして、Twitterで"大学教授もハマるBTSの魅力"という記事を見つけました。
それが2018年ユニセフでのRMのスピーチでした。
はっとしました。タイミングが出逢うべきして出逢ったとしか言いようがなくて。
世界中の若者たちへ〜BTS防弾少年団が国連総会で行ったスピーチ /日本ユニセフ協会
自分を愛そう、LOVE MY SELFなんて恥ずかしいことだと思っていました。
でも彼らは堂々とスローガンをはためかせていて、
YouTubeやら過去の動画を観ているうちに沼落ちというものをしていました、、笑
そこから自分軸で物事を考える様になったんです。本当に落ち込む事も少なくなって、生きがいがたくさんできて、楽しい、忙しい毎日になりました。
BTSだけではなくてARMYの方々からもたくさんいい影響をもらえたのは、Twitterのアカウントを作ってからです。
本当に大好きな方々です。いつもありがとう。
BTSが読んだ本や曲、美術作品、MVの考察などなど、派生して得た知識や考え方がたくさん自分の中に芽生えました。
ハングルの勉強も始めて、日本語との違いや言語学の面白さも知りました。
私の人生がやっと始まった、と言っても過言ではないです。
RMのスピーチ、そしてBTSのIntro : O!RUL8,2?の歌詞にもあるように、
9歳か10歳の時に、私も心臓が止まっていたのかもしれません。
ちょうど他人の目を気にしすぎて、静かな周りに合わせる大人しい子になったのがその頃でした。
それまでは元気いっぱい☆夢見る自分大好きナルシストでしたから(笑)
ナルシストといえば、最近読んだ本(これもBTSの影響で)の中で、
はっとした部分があります。
成熟した人間とは、全知全能というナルシシズム的な夢を捨てた人
完璧主義だった私に、
「それはナルシストだよー!自分のことを全知全能だと思ってんのかー?」
と言われた気がして衝撃でした。
たしかにBTSはみんな魅力的で、そう思う理由の一つに、欠点ともいわれる部分を見せてくれていて、それはかけがえのない愛するべき点である、と今は自分のこともそう考えることができます。
徐々にではありますが、完璧にできなくてもいい!と意識して生活しています。
出来なかったことよりも出来たことに目を向ける。ストレス耐性も少しついてきているといいな。
長くなりましたが、私のここ10年弱のお話でした。
この出来事が今の私を作っていると思っています。
もちろん病気にならない世界線に行けるなら、そちらを選ぶと思います。
でも、BTSと出逢えたこの世界が、今はすごく美しいのです。
青春時代は苦しんでいたけれど、The Most Beautiful Momentはこれからだから。
未来は来ないもの、だとしたら、病気の再発を恐れるより、楽しい美しい今を追いかけていきたい。
拙い文章ですが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
あなたに幸多き今があることを願います🤲💜