常備せよ!心の指令が聴こえる🍡信玄餅と雷鳥の里【写真とエッセイ】
鳩サブレー鳩サブレーとあれだけ連呼しておきながら、このタイトルは如何に。
決して心変わりではなく、鳩も信玄も雷鳥もみんな好きだ!ということをはじめにお伝えして…
甘い甘い沼へようこそ。底なし砂糖沼の案内人ロッタです。
それでは早速、チェケラ!🌟
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甲信地方に足を運んだ際ほぼ必ず買うお土産が、先に挙げた『桔梗信玄餅』と『雷鳥の里』。
祖父の故郷が長野であったため、子供時代から慣れ親しんできたこの二大銘菓。
信玄餅は山梨の銘菓であるが、中継地点のサービスエリアで全員甘党である我が家の大人達が買っていた。
雷鳥の里も気づけばすでにカゴに入ってる。
(小布施の栗落雁もレギュラー扱いであったが、今回は割愛する。)
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やがて私は、自分の家族がそうであったように、進撃の土産魔へと成長を遂げた。
鳩サブレー、中華街の餡まん、門前の葛餅、舟和の玉羊羮、二月は梅ヶ枝餅(物産展)、カモン!赤福(物産展)と、無意識レベルで買っちゃうマインドの持ち主に。
そして、『信玄餅』と『雷鳥の里』である。
そう簡単に現地へ行けなくなった昨今だが、選択肢に“通販”はなかった。←通販を便利と思わず面倒くさがる人間
では、どのように入手可能となったのか?それはズバリ…
百貨店の諸国漫遊コーナーと高速道路SA土産物売場のラインナップ充実!のおかげ…です!
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桔梗信玄餅は写真のように、きな粉餅の入った小箱の蓋に黒蜜容器が格納され、それを昔お父さんの弁当箱を風呂敷ハンカチで包んでいたようなスタイルでくるんである。
このビニールを開き、ランチョンマットにしてそっと蓋を外したら、黒蜜容器で凹んだ部分へと黒蜜を流し込む。中には小さなコロンとしたきな粉餅が3粒。
餅達は互いに引っつき合っている。これを付属の楊枝で剥がそうと苦戦するのだが。もはや表面張力してるんじゃないか?っていうくらい縁に寄ったきな粉が、無念にも小箱の外へとこぼれ落ちる。
悲しいですね。
OK…冷静になって、きな粉が落ちない工夫をしよう。
もう最初に黒蜜入れた中央の溜池へ周りのきな粉を崩し入れちゃえ!さらに、餅同士の間に楊枝できな粉を纏わせる。
それでもくっつくから、0.5もしくは1.5個分のところで餅を噛み千切れ!
最後、残った黒蜜&きな粉を練り練りして…別の食べ物として頂く。
あとは鍛練につぐ鍛練…。
とまあ、このように、『信玄餅』は手間を楽しみながら自分自身を成長させてくれる、「進化のためのおやつ」なのである。
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次に『雷鳥の里』。北アルプスに生息する日本の特別天然記念物、雷鳥が描かれた箱を目指す。
しっかり歯ごたえのウエハースに、程よい甘さのクリームがサンドされている。ガリガリと歯から頭蓋骨に響く音がもはや快感。
箱の中にはうれしいオマケが。
雷鳥(の絵の切り抜き)が一羽、入っている。
買う度に全部捨ててしまうのは忍びなく、部屋の壁にレイアウトして貼り、愛でてみる。
そこはもう北アルプスの峰!
そう、『雷鳥の里』はただ美味しいだけでなく、動物愛護の心を育て、かつ、奥底に眠るアーティスト魂をガリガリ呼び覚ます『芽生えとめざめのお菓子』と言える。
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と、四の五のこねくり回してきたが、1月から鳩サブレーとともにほぼ途切れず我が家へ君臨する常備菓子。
見かけるとつい買ってしまうのは、自分がそこにノスタルジーを感じているからなのかもしれない。
最後に…
底なし砂糖沼には、随時、健康診断の結果と体調を考慮しながらハマり具合を調節しよう。
アデュー!😉🌟
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍀