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満月は見えなくても

僕はあいつの推しで、あいつは空の星でさえ取ってくる。僕が望みさえすれば。

以前noteで、とある記事のコメント欄に、「『ラムネ』の存在は知っているのですが、実物を見たことがありません」と書いたら、同欄に別の読者が「ラムネをご存じない方がいらっしゃるとは」とコメントしていた。
そこで、「みんなは飲んだことがあるのに、僕だけ飲んだことがない飲み物があるんだ」と親友に打ち明け、それから3か月以上経った昨日10/16(水)、本来ラムネが売られている日本から約9,800キロ離れたイタリアで、彼はそれを買ってくれた。

件のコメント欄に、筆者は「中の(ビー)玉は記憶にあるのだと透明なものが多かったような…」と書いており、まさにその通りだった。また、「飲む間、玉は出ないようになっている」とも書かれていたので、ガラス玉を飲み込んでしまう心配をせず、安心してビンを傾けることができた。


そして、飲み終わったあと。みんなが思うことだろうが、僕も当然、中のビー玉が欲しい。
しかし、筆者によると、「そのままじゃ取れない」とのこと。そこで、ネットで方法を検索すると、飲み口に付いたプラスチックの部分を、いわゆる普通のペットボトルやビンのふたを閉める要領で回すと開く、という。しかし、試してみたものの、開かない。
僕がビンを掴んで振り上げ、テーブルに叩きつけようとすると、親友は、
「やめろ! ちゃんとした手順を踏めば必ず取り出せるから!」と言います。
そこで、ビンを彼に託したところ...

ちゃんとした手順
ビー玉を手に入れた!


そして、初ラムネの記念に、十一音節詩を詠むことにしました。

Vediamo un po'... come fare un metro
endecasillabo a rima con "vetro"...

Un pianeta 🌏 di vetro tra le stelle
Ci abitano tante coccinelle 🐞🐞🐞

(日本語訳)
さて、と... どうやって
「ガラス」で韻を踏む十一音節詩を作ろうか...

星々の中のガラスの惑星 🌏
そこにはたくさんのてんとう虫が住んでいる 🐞🐞🐞


ところで、今日の満月はスーパームーンだけれど...

カニの住む 月は見えずに 雨隠れ
ウサギ住む月 雲隠れかな


241017