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動画の改善ってどうやるの?基礎指標編

こんにちは、LOOVのnote編集部です!

皆さん、“動画のPDCA”は回せていますか?
私たちはインタラクティブ動画ツール「LOOV」の提供・ご支援を行っていますが、「動画ってどんな指標で改善していけばいいか分からない」、「改善したいけれど、どの数字を取得するべきか分からない」などのお悩みの声をいただくことも多いです。

そこで今回は、LOOVのマーケティング担当者に聞いた、実際にLOOVが動画改善をする際に着目している「動画KPI」についてインタビュー形式でお届けします!ぜひ、皆さんの動画の改善にお役立てください。


1. LOOVマーケティング担当者に聞いてみた!動画KPIって?

インタビュアー(I): 今日は動画マーケティングに詳しいLOOVのマーケティング担当者さんにお話を伺います!早速ですが、動画マーケティングにおけるKPIって、具体的にはどんなものを指すんでしょうか?

マーケティング担当者(M): 代表的なものとしては、まず視聴回数ですね。これはその動画がどれくらいの人に見られたか、認知度の測定に役立ちます。次に視聴完了率、これは視聴者が動画を最後まで見た割合です。動画の内容が視聴者をどれだけ引きつけたかを示します。

I: 視聴回数だけじゃなくて、最後まで見られたかどうかも重要なんですね!

M: そうですね。他にもコンバージョン率、これは動画の最中や、動画を見た後に視聴者が行動(購入や登録など)を起こした割合です。最終的にマーケティング効果を評価するためには、この指標が特に重要です。

I: SNSやYouTubeに動画を投稿している場合は、動画がエンゲージメントを生んでいるかどうかも知りたいですよね。例えば「いいね」やコメントもKPIに含まれるんでしょうか?

M: はい、まさにエンゲージメント率という形で測ります。視聴者が動画にどれだけ反応しているかを把握するための指標で、「いいね」やシェア、コメントなどのソーシャルメディア上の反応が含まれますね。

<ポイント>
・動画の効果を測るための指標としてKPI設定が重要
・代表的な動画KPIは視聴回数、視聴完了率、コンバージョン率、エンゲージメント率

2. 追加で取得しておきたいデータとは?

インタビュアー(I): さっきお聞きした視聴回数や視聴完了率は基本的なKPIですが、それ以外に「追加で取得しておきたいデータ」ってありますか?

マーケティング担当者(M): ありますよ。特に最近では、動画をただ再生するだけでなく、視聴者がどの部分で関心を持ち、どの部分で離脱してしまうかをより詳細に追跡できる指標が注目されています。

I: 具体的にはどんなデータを追跡できるんでしょうか?

M: LOOVのようなインタラクティブ動画では、いくつかの「動画スライド」を組み合わせることで、相手に合わせて内容が変わる、分岐のある動画を作成する事ができます。このように動画がスライド形式の場合、各スライドごとに視聴者の行動を追跡することができます。1つ目のスライド通過率全スライドの通過率などを把握することが出来るのです。これによって、動画全体のパフォーマンスだけでなく、どの部分が特に効果的か、どの部分で改善が必要かを細かく分析することが可能です。

I: 1つ目のスライド通過率?ちょっと難しそうですね。

M: 簡単に言うと、視聴者が動画の最初の部分でどれだけ興味を持ってくれているかを見る指標です。例えば、動画をクリックしてくれたけど、最初のスライドで離脱してしまった場合、最初のメッセージがあまり魅力的でなかったかもしれません。

I: 確かに、最初の印象って大事ですよね。他にも注目すべきKPIはありますか?

M: はい、フォーム通過率も非常に重要です。これは、動画内にフォームを設置している場合、どれだけの視聴者がそのフォームに到達したか、または入力したかを測る指標です。特にリード獲得やコンバージョンを目的とする場合には、欠かせないKPIですね。

I: そういった細かいデータを使うことで、動画マーケティングの効果をさらに高められそうですね!

M: その通りです。細かなデータを基にピンポイントで改善できるので、全体のパフォーマンスを飛躍的に向上させることができます。

<ポイント>
・スライド形式の動画の場合、1つ目のスライド通過率や全スライド通過率が視聴者の関与を示す重要なデータになる
・フォーム通過率もリード獲得のための重要な指標
・細やかなデータを使うことでピンポイントで動画の改善ができ、全体のパフォーマンスを向上できる

3. KPIの設定と利用シーン別の指標例

インタビュアー(I): 次に伺いたいのは「KPIの設定」についてです。動画マーケティングのKPIは、動画の目的によって違うのでしょうか?

マーケティング担当者(M): その通りです。動画の目的によって、設定すべきKPIは変わります。例えば、認知度を高めることが目的であれば、視聴回数やシェア率が重要になります。一方で、リード獲得やコンバージョンが主な目標ならば、フォーム通過率やコンバージョン率を重視するべきです。

I: 具体的な利用シーンに合わせてKPIを設定するのが重要なんですね。例えば、どんな利用シーンがあるのでしょうか?

M: いくつか典型的なシーンがあります。まず、サイト設置動画の場合は、視聴回数や1つ目のスライド通過率が重要です。これにより、どれだけの人がサイトに訪れ、どれくらいの人が興味を持って動画を見続けたかがわかります。

I: サイトに動画を埋め込む場合ですね。それってどれくらいの数字を目標にしたらいいんですか?

M: 弊社の実際のデータをご紹介しますね。ぜひ参考にしてみてください。

【サイト設置動画のKPI例】※2024年5月〜7月のデータに基づく平均値
・視聴回数:4,000回
・1つ目のスライド通過率:45.73%
・フォーム回答率:5.86%

I: 具体的な数値がわかると、KPI設定がしやすくなりますね。他にはどんなシーンがありますか?

M: 他には、商談前送付動画があります。これは、商談の前にお客様に動画を送付してサービス理解を深めていただくことが目的です。この場合、視聴回数は少ないですが、関心が高いので、1つ目のスライド通過率やフォーム回答率が高くなる傾向があります。こちらも弊社の実際のデータをお見せしますね。

【商談前送付動画のKPI例】※2024年5月〜7月のデータに基づく平均値
・視聴回数:500回
・1つ目のスライド通過率:88.26%
・フォーム回答率:16.43%

I: なるほど!メルマガやWebサイトで広く配信する動画とは違って、ターゲットが絞られている分、深いエンゲージメントを期待できるんですね。

M: その通りです。シーンごとに異なるKPIを設定することが、動画マーケティングの成功の鍵ですね。

<ポイント>
・動画の目的に応じて適切なKPIを設定することが重要
・認知度向上には視聴回数、シェア率が重要
・リード獲得にはフォーム通過率やコンバージョン率に注目するべき

4. 動画KPIの改善方法

インタビュアー(I): 動画のKPIを把握したら、次に考えるのは改善方法ですよね。どうやって各KPIを改善していくのでしょうか?

マーケティング担当者(M): KPIの改善には、それぞれの指標に合わせた具体的な施策が必要です。例えば、視聴完了率を改善したい場合、最も重要なのは最初の数秒です。視聴者が動画を見続けるかどうかは、冒頭の10秒で決まることが多いです。

I: 最初のインパクトが大事なんですね。どういった工夫が効果的ですか?

M: 例えば、強いメッセージや視聴者の興味を引く質問で始めると良いですね。また、動画の内容がすぐに分かるようなビジュアルや音声を取り入れると、離脱を防ぎやすくなります。

I: 視聴完了率が低い動画って、最初でつまずいていることが多いんですね。他にも改善できるKPIはありますか?

M: 例えば、1つ目のスライド通過率の改善も重要です。スライド形式の動画では、視聴者が次のスライドに進んでくれるかがポイントです。これを向上させるためには、各スライドのメッセージを短く、そしてインパクトのあるものにすることが効果的です。

I: なるほど、各スライドで興味を引き続けることが必要なんですね。じゃあ、フォーム通過率を上げるためにはどうすればいいんでしょうか?

M: フォーム通過率を上げるためには、まずフォーム自体をシンプルにすることが大切です。入力項目が多すぎると、視聴者が途中で離脱してしまいます。項目は必要最小限に抑え、直感的に入力できるフォームにすると、通過率が大幅に改善されます。

I: たしかに、複雑なフォームは避けたくなりますよね。他にも何かコツはありますか?

M: フォームの位置も重要です。動画の最後に配置するのが一般的ですが、視聴者がフォームにたどり着く前に離脱してしまうケースもありますからね。そのため、動画の途中に簡単なアクションを促す選択肢を挿入してアクションを促すのも効果的です。

I: なるほど、フォームはシンプルに、そしてできれば中盤にもアクションを入れる、という感じですね。

M: そうです。視聴者が自然にアクションを起こす流れを作ることが、KPI改善の鍵となります。

<ポイント>
・視聴完了率の改善には最初の数秒が重要
・1つ目のスライド通過率を上げるには、インパクトのある短いメッセージが効果的
・フォーム通過率向上には、シンプルで入力しやすいフォームデザインやフォームの位置の工夫がおすすめ

5. 動画作成ツールの活用

インタビュアー(I): 最後に、動画作成ツールの活用について伺いたいです。KPIを改善するために、どんなツールを使うと効果的なんでしょうか?

マーケティング担当者(M): 動画作成ツールはただ動画を作るだけでなく、各種データを詳細に追跡し、分析するためにも非常に役立ちます。例えば、スライドごとの達成率やフォーム通過率といった詳細なデータを取得できるツールを使えば、動画全体ではなく、特定の箇所をピンポイントで改善することができます。

I: なるほど!具体的にどんなデータが取得できるんですか?

M: 例えば、動画がスライド形式の場合、各スライドごとの視聴者の行動を追跡することができます。1つ目のスライド通過率全スライド通過率といったデータは、どこで視聴者が興味を持ち、どこで離脱しているのかの詳細がわかります。これをもとに、視聴者が離脱しやすい部分を改善することができるんです。

I: 特定の箇所に注目して改善することで、動画全体のパフォーマンスも上がるわけですね。それにしても、そんなに細かいデータが取れるんですね。

M: そうなんです。さらに、フォーム通過率もツールを使って最適化することができます。どの段階でフォームを挿入すれば効果的か、どんなデザインが視聴者に好まれるか、そういった情報も得られるんです。

I: そうすると、動画マーケティングの成功率も一気に上がりそうですね。

M: その通りです。特にLOOVなら、こうしたKPIをリアルタイムで把握できる機能が充実しています。これによって、動画の細かい部分まで最適化でき、全体のパフォーマンスを高めることができます!

I: LOOVがあれば、KPIの改善もスムーズに進みそうですね。マーケティング担当者にはぜひ使ってほしいですね!

M: 動画作成だけでなく、データに基づいた改善策を取り入れることで、より効果的なマーケティングが実現できるので、ぜひチャレンジしていただきたいです。

<ポイント>
・動画作成ツールを使うと、各スライドの視聴データやフォーム通過率を詳細に追跡可能
・リアルタイムのデータ分析が動画の改善に役立つ
・インタラクティブ動画「LOOV」は各KPIをリアルタイムで把握でき、ピンポイントで動画の最適化が実現できる

株式会社LOOVについて

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