見出し画像

“はじめて”の文学フリマデビュー 【文学フリマ京都9】お手紙エッセイ本を抱えて行ってみたら

2025年1月19日(日)開催の「文学フリマ京都9」(文学作品展示即売会)。

はじめての本『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』を、ブログ感覚で簡単に本をつくれるウェブサービス「Booko」“ちょっと変わった人ほどすごい作家になれる”がモットーの出版社「Booko出版」のブースに並べていただきました。Bookoの長谷川さん、現在Bookoで執筆中のなかさんと一緒に、私もブースに立っていました。

その当日、レポート。だらだら、だらだらと書き綴っていますが、少しお付き合いいただけると嬉しいです。

『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』

写真は1枚しか撮っていないくらいの・・・

行くまでは、会場やブースの写真を撮って随時、SNSにアップするぞ! ・・・なんて意気込んでいたのに、うっかり! 気づいたら、それどころではなくて、あれよあれよという間に終わっていました。“はじめて”の文学フリマ!

唯一撮影していたのが、会場入口の、この写真です。

本当は「みやこめっせ」の文字を背景に、自著を撮影したいなぁと思っていたのですが、同じように考える人は多く、地味に人気スポットで。もじもじしているうちに、そのチャンスを逃しました。

「文学フリマ京都9」らしいところで頑張って撮ってみようと周辺を探すも、ポスターなどが飾っている場所を見つけられず。これが唯一の当日写真となりました。そうそう、「文学フリマ京都9」当日配布パンフレットも、なかさんがせっかく私の分も入手してくださったのに! 帰ってみると、どこにも見当たらず・・・それもまた、いい思い出ですね!

Bookoブースをイラストで再現したのがこちらです。

30冊、リュックに背負って行ったものの、ご購入いただけたのは2冊。

帰りも同じくらいの重さを背負って帰りましたが、不思議と軽やかだったのは、本にサインを書く経験もさせていただいたり、長谷川さんのお知り合いの方おふたりが目の前で本をご購入くださったり。

いろんな“はじめて”があったおかげです。ありがとうございます!

しおりが、コミュニケーションのきっかけに

私は本のほかに、紹介リーフレットと、“お手紙を書ける・書きたくなる”本のしおりをつくって持って行きました。無料配布したんです。

そうそう! Bookoの長谷川さんが、ブース前を通りかかる方々に「どちらの気分ですか?」と“お手紙を書ける”本のしおり2枚を差し出して選んでもらう・・・ということをしてくださいました。

①「今日、こんなことがあった!」 このときめきを伝えるとしたら?
②1年後の自分にお手紙を書くとしたら?

どちらを選びますか?

「ちょうど今日、『こうしていこう』と決めたことがあって、それを書きたい」と言ってくれた方もいて。受け取ってくださった方々の日常の中で、何か楽しみが生まれていたらいいなぁと思います。

開場まもなく、駆けつけてくださった方が!

四方さん、その少し後に、やすこさんが来てくださいました。わざわざ来てくだって、めっちゃ嬉しかったんです。ぜひ、そのおふたりを紹介させてください。

四方有紀さん
「同時代の茶室 ラ・ネージュ」亭主。以前、「関西ウーマン」で取材させていただいたことがあり、その時のタイトルが「『今、ここ、自分にできる精一杯』のことをすれば、無敵」でした。まさにそのことを体現し続けておられます。ついつい「無理なんじゃないか」と諦めてしまいそうになることも、四方さんのFacebookを見ていると、「いや、できるかもしれない」「やってみよう」という気持ちになってくるから不思議! それくらい、「え? それ1日の出来事ですか?」「え? そんなことまですごい!」と思わせていただくことの連続で。ご自身で『ご自愛ください』という本を自主出版されています。

やすこさん
これまで演劇や朗読劇の原案・脚本を執筆したり、役者として舞台に出演したり・・・さまざまな表現をご自分のペース&スタイルで楽しんでおられる、お姿が素敵です。以前、お手紙インタビュー「お手紙とわたし~森嶋也砂子さん編~」でお話をうかがわせていただきました。ご家族と「納豆のフタのお手紙」をやりとりされておられたなど、日々の中からクリエイティブ! また、書かれる文章には、いとおしさ、ぬくもりがたっぷりなんです。やすこさんが目の前で話してくださっているような、そんな距離感で伝わってきます。

緊張しながらも会場を巡ってみると♪

長谷川さんとなかさんがいらっしゃったので、ブースから飛び出して、しばし会場内を見て回る時間もありました。

ただ、私は人と話すのが苦手で緊張してしまうので、ざざざっと会場を歩きながらチラ見して終わりました。1002ものブースがあったので、事前にSNSで見て気になっていたブースもどこにあるのかがわからず。

カタログで事前に場所を把握しておく大切さは聞いていたけれど、身をもって実感! そうしておけば、緊張してしまう私でも「見てました!」と話しかけていきやすいですね・・・との学び!

唯一行けたのが、やすこさんが教えてくださったミモザさんのブース。

ミモザ堂さん/詩集「詩ノ色」、和紅茶と詩(ポストカード)、ミニ詩集やしおりなども♪

そして、お隣のブース。

水野らばさん/日記本「雲が低くて頭をぶつける」+フリーペーパー

さらには、真後ろのブース。

ゆるゆる雑談系Podcast「Ossan.fm」を運営され、リスナーから評判の良かった回を中心に文字起こし・再編集した本を出品されていました。本を手にとることはできなかったけれど、YouTubeでこれまでの配信を視聴できるとのこと!

日々の中で続く、楽しみをいただきました。

緊張のあまりちら見しかしていないのですが! 5日ほど経った今でも印象に残っているブースを書き出してみました。

本はもちろん、ブース上での表現・おもしろい仕掛けもさまざま! もし次回出店するなら、フリーペーパーを置いてみたいなぁ、しおりは3バージョンに増やしてみようかなぁ、キャッチ的なメッセージを打ち出したパネルか何か用意したいなぁ、今度はZINEをつくってみようかなぁなど、わくわく!

日々の中に“わくわく”は続くよ、どこまでも~

「文学フリマ京都9」に参加して、“こんなことをしてみたい”というわくわくが膨らみ続けています。

実は前日、寝る前に「ドキドキするわ、明日」と話していたら、高校生の娘が「フリマ、おもしろそうやん! 出てみたいわ」と。さらに出店後「楽しかったで~」と感想を話したら、引き続き、娘も乗り気! その一言を聞き逃さず、前のめりになる私。

母娘でつくっているフリーペーパー『えんを描く』も丸15年の年なので、記念にどこかに出店しようかなと計画中です。

毎年お正月も絶好調でテープ起こしなどをしているくらい、年度末にかけて繁忙期真っ只中。「春になったら♪」の楽しみが増えました。春以降、ZINEをつくり、どこかに出店します。「宣言したら、もう逃れられへんやん」と娘。・・・ですね!

こんな“わくわく”をいただけたのは、文学フリマ京都のスタッフのみなさまのおかげです。ありがとうございます!

スタッフ(ボランティア)募集ページを見ると、当日まで・当日も・その後もこんなにもいろいろなことをしてくださっているのだと思いました。

文学フリマ スタッフ募集ページ
https://bunfree.net/staff/

はじめて本を出版して
はじめて文学フリマに出店
はじめてのサイン書き
はじめての出会い
・・・いろんな“はじめて”が、まだまだ続きます。

“はじめて”は、いろんな“はじめて”を運んで来てくれますね!

いいなと思ったら応援しよう!

小森利絵(えんを描く/フリーライター)
「これでいいのかな」「大丈夫かな?」と不安いっぱいで、ドキドキしながら、書き綴っています。だから、リアクションやサポートをしていただけると、とても嬉しく! 舞い上がります。励みになります。

この記事が参加している募集