見出し画像

“いつか”が“いま”に! 【文学フリマ京都9】はじめての本、持っていきます

2024年11月17日(日)に、はじめての本『おてがみじかんで ほんの少し 心にゆとりを』を出版しました。

「いつか“紙の本”を出版したいなぁ」「自費出版するにはお金もないし、書店に並んだら嬉しいから、商業出版をめざしたい」と思っていたものの、そんなに“すぐに”実現できるものでもなく、10年、20年先の“いつか”かなぁと憧れていた感じです。

そんな“いつか”が“いま”に変わったのは、出会いとタイミング、2025年1月19日(日)開催の「文学フリマ京都9」がきっかけ。

お世話になっている方から「お手紙の活動で小さな本をつくって、『文学フリマ京都9』に一緒に参加しませんか?」と声をかけていただいたことで、そのイベントまでに何かしらの冊子を用意することが目標となったのです。

大学時代につくっていたフリーペーパー『れもんのき』と
子育て中からつくり始めた『えんを描く』

20年ほど個人でフリーペーパーという紙メディアを手づくりしてきたこともあって、最初はZINEをつくろうかなと考えていました。

しかし、その少し前にブログ感覚で簡単に本をつくれるウェブサービス「Booko」のことを知って、費用はテンプレート代とISBNコード代だけ、ブログみたいに簡単に本を作成でき、1冊から印刷・製本もできるなんて。しかも、審査が通ればBooko出版というクラウド出版社から出版できるという・・・自分の手だけで販売するより、自分が知らない誰かにも広がる可能性を感じてわくわくしたんです。

「思い立ったら吉日」。そんな感じで、一歩を踏み出していました。

その一歩を踏み出せたのも、“いつか”を夢見て2016年から毎月1本ずつ、コツコツと書き綴ってきたお手紙コラムがあったから。『関西ウーマン』で連載させていただき、8年間で98本ものコラムがありました。

その中から十数本をピックアップ・再編集して、出来上がった1冊です。

お手紙の書き方を紹介している本ではありません。お手紙をやりとりする時間があることで、心にゆとりが生まれる・・・そんな私の日々、体験を書き綴ったエッセイです。

お手紙をやりとりするのは、毎日ではなくても、時々でいいんです。数分だけでもあると、心にゆとりが生まれ、自分にも、まわりの人にも、やさしくなれるような。

どうして、お手紙をやりとりする時間が、心のゆとりをもたらしてくれるのでしょうか。

たとえば、お手紙では冒頭に時候の挨拶を書くことが多いです。書き手の自分自身が季節を感じていないと書けません。最近、葉が色づいてきたなぁとか、息を吐くと白くなるようになったなぁとか。いつもの日常の中で、季節を少し感じてみます。

自分の近況を書くにしても、自分が今どんな気持ちか、どんなことに興味があるかなど、自分と向き合って言葉にしていく必要があります。「今、どんなことを思っているだろう?」と、少し考えてみます。

もちろん、お手紙の相手のことも考えます。以前会ったのはあの時だったとか、こんな話をしていたけど、どうなったのかなとか。元気にしていたらいいなぁとも願います。

そんな時間が、日々の中に、時々でもあるのとないのとでは違ってくるのではないでしょうか。そんな時間を共有できたらいいなぁ。そんな思いを込めています。

そして、心待ちにしていたイベントがまもなく! 2025年1月19日(日)「文学フリマ京都9」です。当日、Bookoブースに立っています!

【文学フリマ京都9 出店 Bookoブースに立ちます!】
■ブース/さ-75
■日時/2025年1月19日(日) 11:00〜開催
■入場料/無料
■会場/京都市勧業館「みやこめっせ」1F 第二展示場
■イベント詳細/https://bunfree.net/event/kyoto09/

いいなと思ったら応援しよう!

小森利絵(えんを描く/フリーライター)
「これでいいのかな」「大丈夫かな?」と不安いっぱいで、ドキドキしながら、書き綴っています。だから、リアクションやサポートをしていただけると、とても嬉しく! 舞い上がります。励みになります。

この記事が参加している募集