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2021年3月の記事一覧
短歌誌「うたそら」第1号を読む②
前回の続きです。
どんどんいきましょう。
ものすごいスピードで追いかけてくる夕日に噛みつかれた踵が/橘高なつめ
この「踵」、誰のなんだろう。誰かのだとは思うけどそうすると「噛みつかれた」の把握が怖いし、自分の踵だったら自分に追われることになるし、どう読みに行ってもこわいなあというのと、夕日があたったのを「噛みつく」と書くのか、すごいな、というのと。
走ってる人が急いでいる顔をしていてこれが
短歌誌「うたそら」第1号を読む①
上のURLから読みに行けます、千原こはぎさん編集・発行の短歌誌「うたそら」第1号を読んでいきます。8首連作を投稿できるシステム、インターネット上に新たな投稿プラットフォームができて嬉しいです。
読んでて面白かった歌になんか書いていきます。
何十も数えた羊を放り出しジッパー上げる寒空の下/相河東
普通に考えたら寒空の下で寝ようとはしないだろう。それ以外の目的で羊を数えていたのかもしれないけど、
短歌連作サークル「あみもの 第三十八号」を読む
いつものようにやっていきたいと思います。ちなみに、次号で終わりだそうなので、なんとなく次号はやらないと思います。
目の前で転んだ人が振り返る俺は何にも悪くないのに/青山祐己
転んだ人が振り返るときって、後ろに原因があるからというよりは、照れからくる後ろの確認だと思うので、そりゃ主体は悪くないでしょ、なんだけど、その視線の先に居合わせることもばつが悪いことではあるな、と感じて、そこまで含めての下