NPO法人ロングタイムレコーダーズ

【当法人オフィシャルnote】 音記録を次世代に。 つながる、音の記憶。 のちの世代に…

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【当法人オフィシャルnote】 音記録を次世代に。 つながる、音の記憶。 のちの世代にまで届ける、仮想的な音のミュージアム https://longtime.jp

最近の記事

【LTRレポート】「音風景2024」京都市・白川(琵琶湖疏水記念館〜鴨川)

はじめに  2024年9月20日、ロングタイムレコーダーズの関西支部メンバー3名は、京都の南禅寺に近い琵琶湖疏水記念館(注)から鴨川まで、白川に沿って散策しました。水辺の景色とせせらぎの音を記録し、音風景とレポートをNPOの活動報告として一般に公開するのが目的です。 白川について  白川は、比叡山から如意ヶ嶽にかけて連なる東山(京都盆地の東側にある山々の総称)北部の谷あいに源を発し、左京区と東山区を通って、四条通の北で鴨川に注ぎます。川により形成された白川扇状地には古代から

    • 【LTRインタビュー:渡邊一毅(わたなべ・かづき)】音楽を通して、人生をより豊かにする手助けができたら

      (初投稿2024/8/23、最終改稿2024/8/23) クラリネットは管楽器のなかでも音域が4オクターブ弱と最も広く、温かみのある低音から華やかな高音まで多彩な音色が特色だ。そのクラリネット五重奏団として活動するのが、Penta-clam<ペンタ=クラム>。2023年春に行われた大阪公演に際し、リーダーの渡邊一毅さんにクラリネット演奏の楽しさ、コンサートを通して聴衆に伝えたいことなどを聞いた。  クラリネットはクラシックだけでなくジャズやポップスでも使われ、どのジャンル

      • NPO法人ロングタイムレコーダーズのヴィジョンとミッション

        (初投稿2024/8/11、最終改稿2024/8/11) ヴィジョンNPO法人ロングタイムレコーダーズは、未来の世代に音文化の豊かさを継承し、すべての人々が音楽や自然音、伝統芸能など、さまざまな貴重な音を平等に体験できる社会を目指します。文化的な財産を守り、増やし、広めることで、誰もが芸術体験の喜びを感じられるような世界を目標としています。 ミッション◎音楽や自然の音、伝統芸能の音を録音・撮影して、デジタルデータとして保存します。これらをだれでも聴けるように、主にインター

        • 【LTRインタビュー:竹本駒之助(たけもと・こまのすけ)】この一句をどう言うか。いまも悩んでばかりです

          (初投稿2024/7/16、最終改稿2024/7/16) 女流義太夫とは、文字どおり女性による義太夫語りのこと。歌舞伎や人形浄瑠璃と違い、太夫の語りと三味線だけで表現する素浄瑠璃(すじょうるり)のかたちで演じることが多い。現在、太夫として男女の別なく最高峰の一人と称されるのが竹本駒之助さんだ。昨年、西宮市の白鷹禄水苑にて「第七回 酒都で聴く女流義太夫の会」という文化イベントが催された折、LTRは録音録画と併せて駒之助さんにお話を聞く機会をいただいた。その貴重な記録をお届けし

        【LTRレポート】「音風景2024」京都市・白川(琵琶湖疏水記念館〜鴨川)

          【LTRインタビュー:佐藤允彦(さとう・まさひこ)】その4〜ぼくのランドゥーガな日々(後編)

          (初投稿2024/6/14、最終改稿2024/6/14) 野外フェスで誕生し、道場の実践を通して、より自由でオープン・マインドなものに変容したランドゥーガ。後編は海外展開とワークショップの活動をご紹介する。ワークショップでは楽器を演奏するもよし、なにもなければ声や手拍子でも参加できる。その場で生じた音に誰かが応え、意外な方向へ……。音遊びに興じるメンバーを見ていると楽しいと、佐藤さんが笑顔になった。 2012年11月、佐藤さんはスリランカを訪れ、この国のミュージシャンと共

          【LTRインタビュー:佐藤允彦(さとう・まさひこ)】その4〜ぼくのランドゥーガな日々(後編)

          体験型アートイベント「
高架の“音”はメディアとなった!!」〜音と光、そして五感で味わう体験&パフォーマンス〜 映像を公開しました

          (初投稿2024/4/22) 日時:2023年6月3日(土)~4日(日) 13~18時 場所:「プラネットEartH」2階イエロールーム    元町高架通商店街(モトコー)2番街 (神戸市・元町駅西口から徒歩5分)  2023年6月3日、4日の2日にわたり、神戸元町のアート拠点「プラネットEartH」にて、体験型アートイベント「高架の“音”はメディアとなった!!」を開催しました。  14年間、神戸の文化の担い手となってきた「プラネットEartH」が、元町高架通商店街の再整

          体験型アートイベント「
高架の“音”はメディアとなった!!」〜音と光、そして五感で味わう体験&パフォーマンス〜 映像を公開しました

          【LTRインタビュー:佐藤允彦(さとう・まさひこ)】その3〜ぼくのランドゥーガな日々(前編)

          (初投稿2024/3/28、最終改稿2024/3/28) 想定外のことが起こり、それに対応しているうちに自分がどんどんフレキシブルになれる。それがランドゥーガだと佐藤允彦さんは言う。メンバーを固定せず、誰と演るかで演奏方法も曲の解釈も変わる。インプロヴィゼーションの新しいかたちともいえるランドゥーガに向き合い、軽やかに音と戯れる佐藤さんのお話を2回に分けてお伝えする。まずは前編から。 ランドゥーガが出現したのは、1990年夏。「セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」とい

          【LTRインタビュー:佐藤允彦(さとう・まさひこ)】その3〜ぼくのランドゥーガな日々(前編)

          『Dance Party チョイワルナイト - ダンスと福祉をつなぐ - Vol.12』ダイジェスト映像を公開しました

          (初投稿2024/3/27, 最終改稿2024/3/27, approved by SOCIAL WORKEEERZ) 2023年9月2日、神奈川県川崎市の新百合ヶ丘21ホールで行われた『Dance Party チョイワルナイト - ダンスと福祉をつなぐ - Vol.12』。こちらのダイジェスト映像を、当NPOのYouTubeチャンネルにて公開いたしました。8分弱の長さで、音楽については著作権の関係上オリジナル曲のみが使用されています(パブリックドメインのもの以外)。 「国

          『Dance Party チョイワルナイト - ダンスと福祉をつなぐ - Vol.12』ダイジェスト映像を公開しました

          【LTRインタビュー:瀧川 淳(たきかわ・じゅん)】音や映像を最上の状態で伝える。そのためのアーカイブづくりを

          (初投稿2024/3/14) 子どものころから音楽が好きで、カナダで過ごした中学高校時代には地元のブラスバンドに入ってトランペットを吹いていたという瀧川淳さん。ひとりでなく仲間とアンサンブルを組んで演奏するのが楽しく、吹奏楽への興味が膨らんでいったと述懐する。いずれ日本に帰ってからも仕事としてずっと音楽をやっていきたいという思いを実らせ、現在は国立音楽大学などで教鞭をとる。専門は音楽教育学と聞くが、はて、これはどういう学問なのだろう。  音楽と人とのかかわり、音楽を介した

          【LTRインタビュー:瀧川 淳(たきかわ・じゅん)】音や映像を最上の状態で伝える。そのためのアーカイブづくりを

          【LTRレポート】八坂神社節分祭の舞妓芸妓舞踊奉納

          (初投稿2024/3/13、最終改稿2024/3/13) はじめに 2024(令和6)年2月2&3日、節分の日、ロングタイムレコーダーズの関西支部メンバー2名は、京都の四条通り東詰めに鎮座する八坂神社を訪れました。目的は節分祭(2日・3日)で奉納される京都の四花街(かがい)*[祇園甲部(こうぶ)、祇園東、先斗町(ぽんとちょう)、宮川町]による舞踊を見学し、レポートと映像をNPOの活動報告として一般に公開することです。 *これに上七軒(かみしちけん)を加えたのが五花街。「京

          【LTRレポート】八坂神社節分祭の舞妓芸妓舞踊奉納

          【LTR活動報告】滝頭地域ケアプラザ デイサービス(神奈川県)で訪問演奏

          (初投稿2024/2/18、最終改稿2024/2/18) 2024年2月3日の土曜日、神奈川県横浜市磯子区に位置する「滝頭地域ケアプラザ デイサービス」で、昼食後のライブを開催させていただきました。当日はお昼すぎ12時半に到着し、車から楽器や機材を食堂ホールに運び込んだ後、13時に演奏開始。アンコール(予想外!「幸せなら手をたたこう」)を含め40分弱の演奏でした。 この日の演奏は、ギタリストのTOMEとカホン奏者のFUYAによるユニット「TOME FUYA」が担当しました

          【LTR活動報告】滝頭地域ケアプラザ デイサービス(神奈川県)で訪問演奏

          【LTRインタビュー:佐藤允彦(さとう・まさひこ)】その2

          (初投稿2024/1/31、最終改稿2024/1/31) 佐藤允彦さんの事務所の壁には、ご自身の膨大な作品のうち3枚のアナログLPレコードが額装されて飾られています。インタビュー当日に私が持参したLPは、偶然にもそのうちの2枚でした。今回は、これらについて伺ったお話からお届けします。 まず、1979年の『オール・イン・オール・アウト』。ニューヨークのパワーステーションで録音。佐藤さんはピアノ、エレピ、シンセサイザー、作曲&アレンジなどを担当され、演奏にはデイヴ・リーブマン

          【LTRインタビュー:佐藤允彦(さとう・まさひこ)】その2

          【LTR活動報告】公演「ドイツ歌曲の醍醐味」を記録します

          (初投稿2024/1/20、最終改稿2024/1/20) 2024年2月23日(金・祝)、東京オペラシティ・リサイタルホールにて公演「ドイツ歌曲の醍醐味」の記録をおこないます。後日YouTubeに公開予定です。当NPO代表理事の椎野伸一からのご挨拶です。  この度、NPO法人ロングタイムレコーダーズが、 Liedermatinee『ドイツ歌曲の醍醐味』と題するこの演奏会を記録できますこと、誠に光栄であり意義あるものと確信しております。  星野先生が「歌曲にはその作曲家のエ

          【LTR活動報告】公演「ドイツ歌曲の醍醐味」を記録します

          【二十四節気 24】 大寒(1月20日〜2月3日頃)

          (初投稿2024/1/20、最終改稿2024/1/29) 大寒(だいかん)は、晩冬(新暦一月、旧暦十二月:師走)の後半の節気。 第七十候《大寒初候》欵冬華(ふきのはなさく、1月20日〜24日頃) 第七十一候《大寒次候》水沢腹堅(さわみずこおりつめる、1月25日〜1月29日頃) 第七十二候《大寒末候》雞始乳(にわとりはじめてとやにつく、1月30日〜2月3日頃) Headline photo ©2024 Kaz.N. All rights reserved. - NPO法人ロ

          【二十四節気 24】 大寒(1月20日〜2月3日頃)

          【二十四節気 23】 小寒(1月6日〜1月19日頃)

          (初投稿2024/1/6、最終改稿2024/1/19) 小寒(しょうかん)は、晩冬(新暦一月、旧暦十二月:師走)の前半の節気。 第六十七候《小寒初候》芹乃栄(せりすなわちさかう、1月6日〜9日頃) 第六十八候《小寒次候》水泉動(しみずあたたかをふくむ、1月10日〜1月14日頃) 第六十九候《小寒末候》雉始雊(きじはじめてなく、1月15日〜1月19日頃) Headline photo ©2024 Kaz.N. All rights reserved. - NPO法人ロングタ

          【二十四節気 23】 小寒(1月6日〜1月19日頃)

          【二十四節気 22】 冬至(12月22日〜1月5日頃)

          (初投稿2023/12/22、最終改稿2024/1/4) 冬至(とうじ)は、仲冬(新暦十二月、旧暦十一月:霜月)の後半の節気。 第六十四候《冬至初候》乃東生(なつかれくさしょうず、12月22日〜26日頃) 第六十五候《冬至次候》麋角解(さわしかのつのおつる、12月27日〜12月31日頃) 第六十六候《冬至末候》雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる、1月1日〜1月5日頃) Headline photo ©2023 Kaz.N. All rights reserved. - NP

          【二十四節気 22】 冬至(12月22日〜1月5日頃)