ビジネス書って役に立つのか?<52京都のコンサル社長の徒然草>
社会人36年目を迎える私のつたない経験を徒然なるままに話してみる。
私はビジネス書はほとんど読まない。
正確に言うとコンサルティング会社を始める前、そう、サラリーマン時代や雇われ社長時代にはほぼ読まなかった。
世のベストセラーと呼ばれているものも読んだことがほぼない。
コンサルを始めてからは結構読むのだが。。。
なんで今は読んで過去は読まなかったのか?
それは、面白くないから。
他人の話を聞いても役に立つのか?と言う疑問があったから。
毎日の仕事での実践で十分だと感じていたから。アップアップしていたと言う方が正しいかもわからない。心の余裕がなかったと言う事だ。
本ぐらいは楽しんで読める小説の方が面白いから(多分年間100冊以上は読んでいたと思う)
が、今思えばその理由だと思う。
コンサルをやっている今はクライアント様とお仕事をするときに世の中はどんなのか?や。
自分のやり方が合っているのか?
等の確認の為に結構読む。
サラリーマン時代にあまり読まずに何か損をしたか?
と問われれば。
全く損はなかった。
と言うのが率直な感想だ。
それは今、読むようになって結構深い確信に変わって来た。
何故か?
実践ですぐに使えないからだ。
いや。この表現は間違っている。
実践で使えない話を読んでも身にならない、そう、たいそうな話しを聞いてもどうしようもないからだ。
それでは実践で使えるものとは何か?と問われれば。
それは、あくまで私自身の経験でしかないが、
仕事の取り組み方や姿勢
について話している本だ。
それも著者の意見ではなく、実際の話し、実話に基づいた例が載っている本だ。
世の素晴らしい大企業の成功までの軌跡を読んだところで読んだ当時の自分には全く手に負えなかった。
マーケティングの手法について説いた本を読んでも”なるほど”とは思うが。。。。。それから先に進めなかった。
そんな技量が自分にはなかったからだと思う。
その一方、仕事の上手い進め方等を解説している本は次の日から実践できるものが案外あったので役立った記憶がある。
特に、心の持ちようと言うか取り組む姿勢や考え方を説いているものが私には役立った。
それでも200ページの本なら、多分何行かだけが自分の身になったのだと思う。
それで十分だろ。
と思っている。
その為に本を読むのだろうと思う。
同じ本を読んでもそれが役に立つ人と立たない人がいる。
これは何も役に立たない人が理解力が低いとか認識が低い。あるいは甘い。
と言う事ではないと思う。
自分のやり方や生き様に合っているかどうかだと思う。
良くないのだろうか?
GAFAやソフトバンク。アメーバ式経営法。トヨタ方式。XXXXのマーケティングの方程式。OOOOの経営の神髄。
実はどれも私は知らない。
何処からか入って来る情報だけで断片的に知っているだけだ。
日々の自分の仕事や取組みの中で自分で本を書ける(これは比喩だが)だけの見識を高めることが役に立つのではないだろうか?
その様に心掛けて日々取り組むことが重要ではないだろうか?
その為には”真似”になる余計な情報がない方が良いのではないだろうか?
そして時々自分のやり方をチェックする意味で本を読んで世の中の他人・他社のやり方を覗いてみる。
そんな方法で私は今までの40年近いビジネスの人生を歩んできた。
本を読むことを否定しているわけではない。先にも書いたが読書は大好きだ。
私の思いは
本は読みなさい。
だけども本が解答をくれることを期待して読んではいけないのではないだろうか?
と、言うことだ。
それに、過度な情報が自分の選択を誤らせる可能性もあるのだろうとも思う。
ただ、一つ強烈に思うことがある。
それは
熱心に様々な本を読んで情報を吸収しようと思って日々過ごしている人は、ビジネスへの取り組みもその様な熱量で取り組んでいる。
その姿勢に頭が下がる。
決して損はないはずだ。
自分にはそれが出来ないだけのことだ。
そうだ、良い表現を今思いついた。
”ビジネス書”はなく
”ビジネスで使える実用書”
の本を私は好む
と言う感じだ。
”読んでも読まなくとも、それはあなた次第です”
と、テレビ番組のお決まり文句を思いの結論としよう。
今は、ミステリー小説を毎日読んでいる。
新聞はもう20年以上読んでいない。一度も困ったことなかったのだが、、、、知らずに大きな損をしているのかもわからない。
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