vol.11 マンガでわかる事業計画書のつくり方 第五章
おはようございます⛅
本日も事業計画書の作り方について勉強しましょう!
今回は第五章、
「収支の仕組み」と「収益化」
その前に前回までのおさらいです。
もし未だ読んでいない内容が有りましたら、是非一度読んで下さいね!
第一章: 事業計画の概観
第二章: 「アイデア出し・コンセプト」
第三章: 「商品とサービスの具体化」
第四章: 「ビジネスモデルとマーケティング」
今回の第五章を読み終えると、
収支計画のプロセス内容を理解し、実際に作成すること
が可能になります。
■収支計画を立てる理由
当然、利益が出ないと事業として成り立ちません。
利益が出ること
継続性
この2点を収支計画を基に確認・証明する必要が有ります。
■利益を決める4つの要素
(売上)
①価格(価格が高いほど、売上が高まる)
②数量(販売数量が増えるほど、売上が高まる)
(費用)
③固定費(賃金、テナント料などの事業の維持に必要な費用)
④変動費(仕入れ・材料費など売上に因って増減する費用)
■収支計画を考える上で必要なモノ
損益計算書
一定の会計期間内の経営成績を示す決算書
新事業の場合は見込み数値となるが、
現実味のある数字でないと事業全体の
信頼性が疑われるため注意が必要。
キャッシュフロー表
現金収支の流れを纏めたもの
お金の流れ全体をきちんと把握・コントロースし、
資金ショートを起こさず、きちんと事業を回して
いくために必要。
■収支計画表の作成
いつまでにどれだけ儲けるのか?
事業による利益を明確に示す
収支計画表(損益計算書とキャッシュフロー表)を作成する。
①売上見込みを立てる
先ずは、どれくらいの売上を上げられるのか?
見込みの数値を立てる。
Case-1: 売上 = 商品単価 x 販売数 (小売やB to B事業など)
Case-2: 売上 = 平均客単価 x 平均客数 x 営業日数 (飲食業・サービズ業など)
売上の予測を立てる際には、公開されているデータ等を分析し、具体的且つ現実味のある数字を算出することが大切。
②売上原価を算出する
仕入れ費用、材料費、人件費など
売上原価は、売れた分に対してかかった費用を計上するもの。
つまり設定した売上見込みを前提に算出する。
③販管費を計算する
販売費: モノやサービスを売るのに直接かかる費用
一般管理費: 会社の維持にかかる費用
④創業コストの算出
事業を開始する上で必要な初期コストを見積もる。
以下、2つのカテゴリー分けをすると分かりやすい。
設備コスト: 物件取得費、工事費、設備・備品費など
その他コスト: 法人設立費、初期仕入れ費、初期人件費など
この創業コストは、事業を継続していく中で回収していく。
⑤資金計画を立てる
必要な資金額: 創業コスト + 当座の運転資金(3-6か月程度)
これをどのように準備するのか考える。
1)自己資金
2)親族や知人からの借り入れ
3)金融機関からの借り入れ
当然ながら、自己資金の割合が高いほどベター。
⑥返済計画を立てる
金融機関から借り入れをする場合、
利子も含めた負債をどのように返していくのか?
返済計画の提示が必要。
利益水準を見ながら、確実に返せる金額の設定が必須。
⑥税額を計算する
当然、利益には課税されます。
収支計画を立てる際に納税額も考慮した数字の算出が必要。
事業計画の段階では、飽くまで概算値でOK
(実行税率を使って算出する)
まとめ
・収支計画を立てるのは、事業の継続性を確認するため
・損益計算書とキャッシュフロー表を作成する
最後までお読み頂きありがとうございます!
Shun
出典: カラー版 マンガでわかる事業計画書のつくり方
監修者: 渡辺 政之
発行者: 若松 和紀