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カップルカウンセリング2回目で凄い効果が現れた!

いつもは夕食後の至福の時間はヘッドフォンをして自分の世界にひたる夫。

今日はわたしが長男を寝かしつけてリビングに戻るとおもちゃはきれいに片付けてあります。

「なんやこの光景…」

さらに、ヘッドフォンを外して「話そうか?」と夫から会話を持ちかけてくるという今までにない行動に出られるようになりました。


あと数ヶ月で第二子出産を控えているため、私達は大至急夫婦関係を改善すべくカップルカウンセリングを受け始めました。

「そこに愛はあるのかい?」

有名なドラマのセリフを思い出すような思いがけない質問で話し合いが急展開し、この結果に至りました。

回数を重ねることたった2回目で大きな変化があったのでその様子をまとめていきます。


ーーー

カウンセラーのキャリーさんが

「前回からのお二人は関係はどうですか?」

この質問からセッションが始まります。

前回は、夫がメインで話し主な問題点にあげていた、怒りのコントロールの仕方に注目しました。夫は些細なことにすぐ腹を立てて、その怒りを間違った方向で発散させています。その間違いに気づいて改善に向かわせるという流れでした。

今回はその些細なことに腹を立ててしまう大元に注目して改善してもらうべく、わたしが主に話を展開していきました。

早朝から仕事を2つ掛け持ちして、お金を稼ぐことがすべてと思う夫

 VS 

妊婦で更に、乳児のお世話を他の助けもなく異国の地でワンオペする妻

の構造が出来上がるくらい主張はどうしてもお互いのしんどいアピールのようになっていきました。


私の本当の主張は夫婦はチームワークであると言うこと。

どちらがしんどい思いをしているのか知らしめるのではなく、どのように思いやりを持って助け合っていくかに注目したいということです。

一方で、夫は早朝から仕事を2つして疲れて帰ってきた自分にこれ以上何を求めるのかという開き直りの姿勢です。主張は平行線のまま。

ーーー

そこにカウンセラーさんは上手く切り込んでくれました。

「お互いにそれぞれの事をどう思っていますか?」

これまでそれぞれ細かい例をあげて、夫婦げんかは犬も食わないということわざを表したような内容の会話の中にこの質問が投げかけられました。

わたしたちはハッと我に返り、夫に対して愛情はあるか、妻に対して愛情はあるのかという二人の関係のベースとなるところに注目します。


「そこに愛はあるのかい?」


まさに聞かれてるのはこれです。

セッションは全編英語なのに、脳裏に急に『あんちゃん』が浮かんできました。

そうや。

愛情があるからこそ、わたしは会話がしたい。

仕事が大変なのは十分わかっているからこそ、

夫が不在の間は息子の様子がわかるように写真を送ったり、帰宅すれば息子と一緒に「おかえり〜お父さん帰ってきて嬉しいね!」と笑顔で迎える。

どんなに腹を立てていたとしても、いつもポジティブな言葉がけを態度でしめすことを実行しているのはわたしの方です。

相変わらず夫は自分の機嫌が一番です。不機嫌な夫から無視されようが、期待した反応が返ってこなくとも、私はポジティブな姿勢を崩すことはない。


歪み合いではなく、ポジティブな態度を保つこと。

それは夫婦はチームワークと思っている私の信念だからです。


そのことを一生懸命話しました。


一方で夫は、わたしに対しての愛情はある、息子のことも大事に思っていることは即答していました。


しかし、相変わらず小さいことに一つずつ言い訳のように弁解して、自分の身を守ろうとしています。


そこで、カウンセラーさんは外で働くのも、主婦として家事をするのもどちらも大変だとねぎらった上で、


「私も子育て経験があるけど、乳児2人を24時間家で面倒見るなら、お仕事5つ掛け持ちしても、休み無しで働くほうを喜んで選びますね。」


中立な立場であるはずのカウンセラーさんでさえこの意見です。


よう言うてくれはった……


わたしは赤べこのように首を縦に振りまくり、夫は絶句。

苦し紛れに自分は喜んで家で子ども達の面倒をみたいと言ってましたが、そんなの本当に大変さがわかっていないからこそ言えることです。


カウンセラーさんはさらにお互いに愛情がなければ、また、相手が自分に対して愛情があると感じられなければ心が離れていき、違う相手を探していくのは自然の流れであると教えてくれました。


愛情があるという言動を実際に示しているのは、わたし。

夫は、いつも文句を言っているばかりの状況が実際の現状です。


ここに対して夫はなんら反論もできず……。


それはそうです。


外で仕事するのがえらいと思っている夫。

夫からなに一つポジティブな言動は無いのは事実なので、さすがに反省していました。


自分の行動が変わらなければ、妻のわたしはいつか離れていってしまうかもしれないと、初めて危機感を覚えたようでした。

カウンセラーさんにこれまで逐一言い訳ともとれる弁明ばかりしていた夫も、

「……そうですね、その通りと思います。」と至って素直な応対。


これまで自分が世界で一番正しい、人の意見は絶対に聞かないという性格の夫がこんな謙虚……に見える発言をしている姿は初めてみました。

ーーー

セッションの最後にお互いの好きなことを5つ上げていくという宿題がでました。

この5つを上げていくことに時間がかかったり、思いつかなければ関係性に問題があるということ。

時間を見つけて二人で話し合うように言われました。

そして、次回のセッションで結果を教えてとのことです。

終了して、もう一つびっくりしたことが起こりました。


「次は6月のあの日に予約入れて!!」


え?誰が言うてんの?


耳を疑いました。


やる気満々やないか!!


今回のセッションもカウンセラーさんに主張を受け入れてもらいながらも、一つ一つ改善点を気付かされたのは夫の方。

仕事の掛け持ちよりも、子育ての大変さを労ってくれたカウンセラーさんに対して、おれの味方はしてくれへん……とふてくされた発言までしていたのに。


早く次回の予約取ろう!!と言い出すとは驚きです。


あんなに会話ができなかった頑固界の代表選手のような夫に、ここまで響くとは。

ーーー

セッション中に別室で大人しく遊んでくれていた息子を労うかのように、夫はいつも以上に愛情深く接してくれていてホッとしました。


当日も早朝から働いた後のいつもの昼寝も返上してセッションに参加したのに、不機嫌Maxで疲れたアピールも無くなんとも平和な光景です。

これまで絶望しかなく途方にくれていた我が家にも、希望の光が見えてきました!

次回がまたどうなるか楽しみです。


ちなみに、このおもちゃを片付けてくれた翌日にまた些細なことで怒り散らし元の状態に戻ってしまいました。

3歩進んで2歩下がる……状態で少しがっかりしましたが、

カウンセラーさんと話したやろ?そこに愛はあるのかい?って言われたやろ?

この魔法の一言で、今までだったら怒りがエスカレートしていたところも

「……せやな。」

しおらしく、反省できるようになってきました。

私に対して笑顔でハグをしてきたり、ポジティブな言動が増えました。

あんた!ホンマに愛情表現豊かで有名とされているアメリカ人か?と聞きたくなる程まだまだぎこちないですが、努力は十分見えています。

確実に一歩ずつ改善には向かっているようです。


カップルカウンセリングってホンマに凄い!!!



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