「ネガティブやストレスの可視化」のススメ
私が活用している、ネガティブやストレスへの機械的対処方法を紹介します。言わば1つの「システム」のようなもので、誰にでも活用・応用可能です。再現性もある程度担保できると考えているので、ぜひ一読を。
私はこの対処法を編み出してからは、過度な落ち込みやストレスをほとんど経験していません。
こんな人に読んで頂きたい記事です。
・ネガティブな人
・落ち込みやすい人
・ストレスの発散が苦手な人
・気が付いたらストレスをため込んでしまっている人
この記事を読んでいただければ、ネガティブな気持ちやマイナスな出来事への対処がスムーズになること間違いなしです。
※ポジティブ人間になるわけではないです!「毎日幸せ~♪」というお花畑人間になるのではなく、「辛いことへの対処がちょっと上手な人間」になって頂くための記事です。
「ネガティブやストレスの可視化」とは
早速ですが、私が活用している「ネガティブやストレスの可視化」とはどのようなものかを紹介します。
これは、自分がネガティブな時やストレスが溜まっている時にどのような行動をとるかを前もってレベル別にリストアップしておく、という手法です。この「事前のリスト化」によってネガティブに機械的に対処していこう、というものです。
言葉だけではよくわからないと思いますので、例として、以下に私がネガティブな時にとってしまう行動リストを記載します。
レベル1 ストレス15%
日めくりカレンダーの更新を怠るレベル2 ストレス30%
必要以上にモノを買う、捨てる
LINEやSNSのアイコンを変えるレベル3 ストレス60%
生活からyoutubeやSNSなどの娯楽を排除しようとする
ネットで性格診断などを漁るレベル4 ストレス80%
寝酒
泣ける映画を屠るように見るレベル5 ストレス100%
焚火の動画を見て涙を流す
ぼーっとしていると涙が出る
このように、自分なりにネガティブレベルとその時の行動をセットで把握しておこういうのが本記事で紹介するネガティブ対処法になります。
「ネガティブやストレスの可視化」のメリット
この手法のメリットを紹介します。
ネガティブやストレスに機械的に対処できる
上記のようにネガティブ行動をレベリングしておくことで、淡々とストレスを自覚、処理できるようになります。
ストレスを感じるたびに「今どれくらいストレスが溜まっているのだろう」などと考える必要がなくなります。そのため、自分の中の嫌な気持ちと向き合う時間が少なくなり、ポジティブな自分でいる時間を多く取ることができます。
1.ネガティブやストレスの知覚が早くなる
2.その処理方法の考案も前もってできる
3.それゆえにネガティブやストレスと向き合う時間が少なくなる
という流れですね。
例えば、私の場合は「あ、今ストレスレベル1だ、処理しとくか。帰りに甘いもの買ってくるか」といった具合です。一瞬で処理が完了します。
某人気お笑い芸人さんが「ネガティブの反対はポジティブではなく没頭だ」と話されていたのは有名な話ですが、私の場合は「ネガティブはシステムに処理してもらおう」のスタンスです。
「ネガティブなものに正面から向き合わない」という意味ではどこか共通する部分がある気もします。
マイナス感情に早めに気づくことができる
2つ目のメリットは、ネガティブやストレスがまだ小さいうちに対処できるという点です。
ネガティブやストレスというのは厄介なもので、その渦中にいる時はなかなか気づかないことが多いです。気が付くと処理不可能なストレスを抱えていたりします。
しかし、本対処法ならばネガティブやストレスがまだ小さいうちに気づくことができるので、早めの処理が可能となります。その結果、ネガティブやストレスの解消にかかる労力も少なく済みます。
ストレスに気づかずにパフォーマンスが下がっていた、知らず知らずのうちにネガティブな言動で周囲の人に迷惑をかけていた、ということがなくなる点も抑えておくべきですね。
早めのネガティブやストレスの対処により、自分のパフォーマンスを高水準に保つことができます。
ストレス解消方法もレベル別に設定できる
ネガティブやストレスをレベリング・可視化しておくことで、その解消方法も事前に設定しておくことができます。
オーバースペックなストレス解消法を選んでしまうことがなくなります。ストレスレベルに応じたコスパ最適の解消方法を選択できるようになるわけですね。
私のレベル別のストレス解消方法を以下に紹介します。
レベル1 ストレス15%
ゆっくりとスイーツとコーヒーと楽しむレベル2 ストレス30%
少しきつめに筋トレやランニングをするレベル3 ストレス60%
頭の中の考え事をすべて書き出すレベル4 ストレス80%
対処法なしレベル5 ストレス100%
対処法なし、時の経過を待つ
レベル5は対処法がほとんどありません(笑)。そのため、基本的にそれまでのレベル3くらいまでに対処しちゃいます。
そのおかげで、これまでの人生でレベル4や5のストレスは1回しか経験したことがありません
自分なりの「ネガティブ行動リスト」の作り方
ここでは、自分のネガティブ行動リストをどのように作っていけばよいかを説明します。
過去の経験からデータ化してみる
一番手っ取り早いのが、自分で過去を振り返ってみることです。
時間をかけて振り返ってみると、「ストレスのたびに毎回同じ行動を取ってるな」と発見できることがあります。
私の場合は、「必要以上にモノを買う、捨てる」というのは振り返ってみて気づいたストレス行動でした。
周りの人に聞いてみる
周りの人に聞いてみるのも効果的です。
客観的な意見を取り入れることができるので、より定量的な行動が見えてきたりします。
自分では当たり前にように考えている行動パターンも、他者から見ると特異な行動であることはしばしばです。そのような行動を見つけることができると、ストレスレベルの知覚により効果的ですね。
ネガティブやストレスを感じるたびに直近の行動をメモしておく
これまでの振り返りだけでなく、これからの人生におけるデータ収集も重要です。「なんだか最近ストレスが溜まっているな~、ネガティブになることが多いな」と感じることがあったら、しばらく日記などをつけてみるといいかもしれません。
自分がマイナスな感情に支配されている時の行動をメモしておき、後で振り返ってみると「何でこんなことしたんだろう?」と首をかしげるような行動があったりします。普段なら絶対しないのにな、と思うような行動。
それこそが、あなたのネガティブ行動です。その時に感じていたストレスの程度と合わせてリストに加えておきましょう。
次に同様のストレスやネガティブ感情を抱えたときに、スムーズに対処できるようになります。
さいごに
いかがだったでしょうか。ネガティブに真正面から向き合うのは大変なので、こういったシステムを構築できると対処が楽になります。
お役に立ったならば幸いです。