ヨメン(YOMEN) ボードゲームレビュー
概要
ジャンル:対戦型図形推理ゲーム?
プレイ人数:2人
プレイ自時間:15分程度
ルール説明
立体の3つのブロックをルールに沿って配置し、相手がつくった形を先に作ったほうが勝ちのゲーム。
相手の図形をあてるために、相手に対して質問する手段があり「横からみた景色を教えてください」などの質問を交互に行っていく。
1.先手と乞うてを決め、先手は「赤・黒・黄」、後手は「青・白・緑」が自分のブロックとなり配置していく。
※目隠しとなるついたてで自身のブロックは隠すことができる。
2.図形をルールに沿って配置する。
①ブロックを配置する高さは2段以上3段以下
②ブロックの下に隙間ができないように配置する
③余ったブロックは推理用に使用する
質問の種類
シートには1~9までの数字が振ってあり、マスの1箇所を選び上からみた景色もしくはシートのA~Zまでのアルファベットの中から3Dビューのように足目を見たときのブロックの1~3段目の色を答える。
面白さ
相手が異なるブロックを作成する過程を見ることの面白さ
このゲームは相手の作成しているブロックを見ることができるため、相手の試行錯誤する過程を見ることができる店が面白いところだ。相手の全く検討違いな図形を見たり、相手が真実に近づいてきたら、先に自分が相手のブロックの答えを先に発表するなどの勝負要素もある。
相手の裏をとるブロックの配置
初期のフェーズだが、ブロックの配置ターンも面白い。
相手の前回のプレイを踏まえてどこに思考が集中しているかを読み裏をついた配置もしくは、ありきたりすぎるなど配置の選択肢は多い。
相手の反応の読み取り
対戦ゲームはだいたいこの要素が面白さになるが、このゲームでは相手が検討違いな予想をしていたり、質問を終え、相手が回答をもとにブロックを配置しているときの表情次第で、正解にどの程度たどり着いているのかが思考レベルで見えるのも面白さの一つだ。
質問のフェイント
このゲームは自身の手札が丸見えだが、正解のブロックを相手に見せ続ける必要はない。あくまでも回答するときだけだ。
そのため、上手いプレイヤーは答えの検討がついていても、まったくわからないフリをして油断させ、正解の距離を徐々に詰めていく……
みたいなプレイもできる。
まとめ
図形を使ったシンプルなゲーム性だが、小学生の頃の算数の授業で行った展開図の問題のように、普段使わない脳の領域を使った奥深いゲームである。
大人と子供が対戦しても、子供が全然勝ってしまう展開は大いにあるだろう。
作ることが可能な図形の制約と、これまでの相手の回答をもとに予測し、組み立てていく。
私はどうも負けることが多いゲームだが、2人用のボードゲームの中では1、2を争うほど好きなゲームだ。
是非、一度手に取ってみてほしい。