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1-3 孤独を感じる時

20代の頃は孤独を感じることがあった。
当時、会社の同期と遊んだり、旅行したり。違う会社に勤めている友人から、友人の会社の人を何人も紹介してもらって意気投合して頻繁に遊ぶようになったり。合コンや飲み会にも誘われる事が多くて、予定が空いていれば参加していた。夏はBBQにもよく誘われた。

自分史上、最も他人と交流していた。人と関わる機会が頻繁にあった。でも、この20代の頃が、急に孤独を感じる瞬間が多かった。しかもその暗い孤独感がなかなか消えなかった。

39歳現在、孤独を感じることは少なく、ほとんどない。
なぜそんな風になったのか、大切なポイントだと思うので、ちょっと考えてみた。
多分、自分自身と自己の世界がしっかり確立されたんだと思う。自分が心地よい、求めていた環境を手にして、そこに集中できるんだと思う。

交友関係が広い時は、単に人と一緒にいて楽しければ良いと思っていたように思う。当時は間違いなく楽しかった。でも刹那的だったように思う。

今は、自分が厳選した人との時間を大切にしている。少し関わってみて、違和感がある相手と一緒の時間は過ごさない。感覚を研ぎ澄ませている。
一緒に過ごしたいと思う人たちとの時間で、色々な事をお互い話して、意見を言い合って、私は豊かにな気持ちになる。行き詰っていた時に前に進めると感じることもある。満たされた気持ちになって、その気持ちがとても貴重な事だと分かっていて、胸が温まるので、孤独感に繋がっていかない。

自分にとって優先度の高い事もしっかりと定まってきた。20代は経験だと思って、習い事やスポーツなど色々やってきた。お陰で興味のある事とない事とがはっきりした。
私はずっと続けているベリーダンスが好き。ベリーダンスを踊る事も好きだし、ベリーダンスを一緒に学んでいる仲間とも深い交流ができる。みなベリーダンスへの情熱があるので、話が尽きない。

自分軸と他人軸も関係があるのかもしれない。
今は昔よりも自己肯定感が高く、昔よりも自分軸で生きている。海外旅行も国内旅行も一人でどんどん行く。行きたいから。以前から海外旅行は行きやすかったけど、国内旅行は一人で行くとちょっと他人の目が気になった時もあった。日本人っぽさが出た。
でも、今は関係ない。行きたいと思うこの機を逃したくないし、新しい土地に行って新しい事を知って豊かな人生にしたい。その気持ちが強すぎて、一人での行動が自然になって、一人で満たされている。
旅行自体、運が良くなるものと聞いた事がある。旅行をする事で思ってもみなかった世界に出会って、ご当地の美味しいものを食べて、その瞬間がMAXの幸せを感じる。孤独を感じる時間はないかも。

つづく

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