見出し画像

『談100号記念選集』!

これまで『談』に2つの私のインタビュー記事が掲載されたことは、次の2つの記事で紹介したとおりである。

さて、「理性主義を超えて」が再掲載された『談100号記念選集』は、信じられないくらい圧倒的に分厚い本として出版された。

『談』は、1973年の創刊以降、「変化する時代の社会の大きな流れを読み解き、次の時代に生きる価値観を模索する」ため、人間の嗜好、人間の欲求、人間の価値観の変化について100号にわたり語り合ってきた。誰もが経験したことのない大転換期に直面している現在だからこそ、あらためて読み返したい40本の対談・鼎談・インタビューをここに収録した。

談100号

編集長の佐藤真氏は、「100号にわたり日本を代表する400人の様々な学問分野の方々にご登壇いただき、学問横断的な議論を重ねて」きたなかから「40本の対談・鼎談・インタビュー」を「厳選した」という。

それらの40本が「人間・主体性」・「他者・共存」・「科学的理性」・「情報」・「人生」・「身体」・「知覚・脳」・「生命」という興味深い8章に再構成されている。

三代目編集長である佐藤氏は、本書の「あとがき」で、『談』の編集に本格的に関わるようになった1984年を振り返り、次のように述べている。

『談』が、何より読者に新鮮に映ったのは、ジャンルにとらわれない人選とジャンルを超えることの快感にあったのではないかと思っています。当時、盛んに学際的アプローチが賞賛されました。それだけ学問のタコツボ化が進んでいたということでしょう。そうした現実に対して、活字メディアという限界はあるにせよ、学問領域の壁を超えて意見を戦わせることができる場があるということに、読者は素直に反応したのだろうと思います。『談』の特徴を一言で言えば、このジャンルにとらわれない、ノンジャンル性にあります。

まさに現代社会に最も必要とされている「ジャンルにとらわれないノンジャンル性」! ぜひ多くの読者に味わっていただきたい!

#エッセイ #コラム #読書 #推薦図書 #思考力 #対談 #鼎談 #インタビュー #談 #佐藤真 #公益財団法人たばこ総合研究センター #100号記念選集

いいなと思ったら応援しよう!

高橋昌一郎
Thank you very much for your understanding and cooperation !!!

この記事が参加している募集