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【自己理解最強ツール】自己理解におすすめの診断テストを受けてみた!(VRT/VPI)

皆さんは、自己理解をする際に何かツールを使われたことはありますか?

MBTI」や「ストレングスファインダー」は受けたことがある方が多いのではないでしょうか。

今回は、より自分が興味を持っている職業や価値観が明確になる職業レディネス・テスト(VRT)と職業興味検査(VPI)を、私が受けてみましたので、その結果を共有しながら、テストの概要や感想なども述べていきたいと思います。

就活や転職中の方で、職業選択に迷っている方はとても参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

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⚫︎職業レディネス・テスト(VRT)

◼︎概要

職業レディネス・テスト(VRT)は、アメリカの心理学者であるホランドによって類型化された6つの職業領域への興味・自信と、3方向の日常行動特性から、職業の興味と業務に対する自信、基礎的志向性(価値観)の特徴を把握する◯✕テストです。

職業レディネス・テスト[第3版]【VRT】

▼職業興味の6領域
現実的(Realistic):機械や物を対象とする具体的な活動への興味
研究的(Investigative):研究や調査のような活動への興味
芸術的(Artistic):音楽/美術/文学など芸術的な活動への興味
社会的(Social):人に接したり、奉仕する活動への興味
企業的(Enterprising):企画したり、組織を動かす活動への興味
慣習的(Conventional):定まった方式や規則に従って行う活動への興味

▼基礎的志向性
対情報(D志向):知識/情報/概念/データなどを扱うことへの志向性
対人(P志向):人と直接関わっていくような活動への志向性
対物(T志向):機械や道具などのモノを扱うこと活動への志向性

◼︎質問内容

職業や仕事の内容を記述した54項目で、各質問に対して「やりたい」「どちらともいえない」「やりたくない」の3段階で回答する。

◼︎テスト結果

ちなみに、自分がこのテストを受けた結果は、こんな感じになりました。

  • 職業興味:「S領域:社会的」が最も高い

  • 基礎的志向性:「D1:情報を集める」と「P3:人の役に立つ」が最も高い

6つの職業領域への興味
基礎的志向性の結果

つまり、もし私が職業選択をする際は、「人に接したり、奉仕する活動がメインの業界」を軸に、「自分が集めた情報で、人を支援をするような業務」ができる仕事であれば、自分の興味と価値観が満たされるため、仕事で充実感を感じやすいでしょう。

具体的な職業としては、医者・弁護士・教師・キャリアコンサルタント・カウンセラー・ジムのインストラクターなどが挙げられます。
(テストを受けると、職業リスト(305個)がついているので、それで自分の教務が向いている職業を確認できます)

ちなみに、「人の役に立たない仕事」はありませんが、「人の役に立っているのが実感しやすい職業とそうでない職業」があるのは事実です。
そのため、「人の役に立ちたい」という気持ちが強い人は、医療・福祉・教育業界など、直接お客さんと触れ合うことができる職業がおすすめです。

⚫︎職業興味検査(VPI)

◼︎概要

職業興味検査(VPI)は、先ほどのVRTと同様、アメリカの心理学者ホランドにより考案された心理検査です。
6つの興味の傾向と5つの心理的傾向を診断し、その結果から職業を選択する際に生かすために行われているテストです。

ちなみに、VRTとの違いは、テストを実施する対象が若干異なります。

VPIは、質問内容が職業名だけが記載されているので、「インテリアデザイナー」と言われてもピンとこない方が多いかもしれないです。
しかし、VRTの方では、「部屋の照明や壁のデザインをする」となっています。

つまり、VRTは職業に対する知識がまだ浅い中高生が対象で、VPIは大学生以上がメインの対象です。

※個人的には両方新しい気づきがあると思うので、対象年齢はあまり意識しなくてもいいと思います。

▼職業興味の6領域(※VRTと同じです)
現実的(Realistic):機械や物を対象とする具体的な活動への興味
研究的(Investigative):研究や調査のような活動への興味
芸術的(Artistic):音楽/美術/文学など芸術的な活動への興味
社会的(Social):人に接したり、奉仕する活動への興味
企業的(Enterprising):企画したり、組織を動かす活動への興味
慣習的(Conventional):定まった方式や規則に従って行う活動への興味

▼5つの傾向尺度の名称とその内容
自己統制尺度(Co):自己の衝動的な行為や考えをどの程度統制しているかを示す。
男性−女性傾向尺度(Mf):伝統的な性役割にどの程度こだわっているかを示す。
地位志向尺度(St):社会的威信や名声、地位や権力をどの程度重視するかを示す。
稀有反応尺度(Inf):職業に対する見方がどの程度ユニークであるかを示す。
黙従反応尺度(Ac):どの程度幅広くさまざまな職業に関心を持っているかを示す。

◼︎質問内容

160個の具体的な職業に対する興味の有無を、"Yes or No"で回答する。

◼︎テスト結果

私が受けた結果は、以下のようになりました。

  • 職業興味:1位:S領域(社会的)、2位:C領域(慣習的)、3位:A領域(芸術的)

  • 心理的傾向尺度:自己統制尺度(Co)が最も高く、黙従反応尺度(Ac)が最も低い

職業興味の6領域

「職業興味」に関しては、VRTと同様、「S領域:社会的」が高くなる傾向がありました。
また、分化(好き嫌い)がはっきりしているので、 職業興味がはっきりしていると言えます。
※グラフにあまり凸凹がない方は、好奇心旺盛か、仕事がイメージできない状態を示していると言われています。

職業興味の優先順位をつけた後は、下記の表を見て、自分の興味が向いている職業を調べます。

私の職業興味のパターン
職業例コード

私の場合は、1位:S領域(社会的)、2位:C領域(慣習的)、3位:A領域(芸術的)だったので、「SCA」が一番興味のある職業になります。
しかし、「SCA」の職業は載っていないみたいので、2番目の「SAC」を見ると、美容師・スタイリスト・保育士に興味が向いていると言えます。
(個人的には、そこまで興味を持っていないですが…)

一方、「心理的傾向尺度」に関しては、自己統制尺度(Co)が最も高く、黙従反応尺度(Ac)が最も低い結果となりました。

5つの心理的傾向尺度

「Co尺度」が高いということは、自己を抑制する傾向が強いということです。
また、「Ac尺度」が低いということは、職業に関する興味が限られていることを表します。

⚫︎余談:job tagの紹介

上記の職業レディネス・テスト(VRT)と職業興味検査(VPI)ですが、ハローワークに行くと無料で受けることができますが、ネットでは行うことができません。

ただし、「6つの職業領域への興味」に関しては、厚生労働省が提供してる"job tag"というサイトから無料で受講することが可能ですので、ぜひ試してみてください。

職業情報提供サイト(日本版O-NET):job tag

⚫︎感想&まとめ

今回は職業レディネス・テスト(VRT)と職業興味検査(VPI)を受けてみました。

個人的には、両方受けることをおすすめしますが、どちらか1つだけと言われたら、「VRT」をおすすめします。

VRTの方が質問内容が、職業名ではなく、仕事内容が記載されているので、より具体的に「やりたい/やりたくない」が評価できるため、テスト結果にブレが少ないのかなと思います。

また、VRTの「基礎的志向性」は、情報・人・モノのどれに興味を持っているのかがわかるため、職業選択の幅を絞るには非常に有効だと思います。
(私の場合、モノに対する興味が極端に低いので、製造業・建設業などのモノづくり系の職業は向いていません。)

ちなみに、VRTで出た「6つの職業領域への興味」に優先順位をつけて、VPIの「職業例コード」で自分の興味が向いている職業名を調べることもできるので、「VRT」だけでも問題ないと思います。
(VPIの心理的傾向は、正直結果の活かし方がわかりません笑)

皆さんもぜひ、自己理解や自分の職業興味を調べる手段としてVRT・VPIを活用してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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