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役所広司と写経

映画perfect daysをみた
perfectとは一体なんだろうか

毎日同じことをする、同じ時間に起きる、同じ場所でコーヒーを飲む。
正直私はそれをつまらないと感じていた。
どこかそれを少し嫌っていた。
でも写経のように研ぎ澄ますことができる。
その考え方がすっかり抜けていた。

私は病気を乗り越え、でもそれで負った心や経済的な傷がまだ残る。
それでもなんとか生きてる。

それを選んで今の私がいる。

ヴェンダース監督の影の描写の美しさに心を持っていかれる。

ある映画評論家は
この映画の主人公は
ある意味落ちこぼれた人だ
と言っていた。

私も自分の事をどこか落ちこぼれてしまったと
思っているのだと思う。
まだそこから完璧には抜け出せない。

でも少しずつそれも終わりな感じがしている。

なんとなく
出会う人々、あってくれる人達が
その空気を作り出してくれる。

きっとこの自分を責めるフェーズも今年一年だろう。
もう少し、もう少しだ。

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