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【ADHD向け】ダイエットを成功させたいなら前頭葉を鍛えるしかない


ダイエットに根性論は無意味

巷にはダイエット方法で溢れていますが、突き詰めれば以下の不等式が成り立てば良いのです。

消費カロリー>摂取カロリー

逆に言えば、この不等式から逸脱するダイエット方法は全く無意味と言えます。
「言うは易く行うは難し」の典型例がダイエットだけあって、多くの人が失敗に失敗を重ねています(私も例外ではありません)。

中には根性論を持ち出して、極端な食事制限や過度な運動を推奨する人もいますが、持続可能性は皆無でしょう。
人間の忍耐力は有限であり、特に三大欲求の一つである食欲を抑えられるはずがありません。
つまり、ダイエットを成功させようと思ったら根性論以外のアプローチが必要になるのです。

前頭葉が機能していれば理性的になれる

脳の領域で理性を司っているのが前頭葉と言われています。
そして、ダイエットと前頭葉には密接な関係があります。
ダイエットとはつまり、欲求をコントロールするゲームなので、前頭葉が発達している人にとって有利です。

このことを裏付ける例として、「ストレスが溜まっている時にドカ食いしてしまう」というものがあります。
どういった論理かと言えば、「ストレスが溜まる→前頭葉の機能が低下する→理性が低下する→ドカ食いする」ということになるでしょう。

ストレスは、感情や衝動を抑制している前頭前野の支配力を弱めるため、視床下部などの進化的に古い脳領域の支配が強まった状態になり、不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動(欲望にまかせた暴飲暴食や薬物乱用、お金の浪費など)に負けたりするというのです。

東邦大学 ストレスと脳

ではダイエットの成功の秘訣は言わずもがな、「前頭葉を鍛えろ」ということに他なりません。

運動は一石二鳥

当たり前のことを言うようですが、私はダイエットには運動をお勧めします。
なぜなら消費カロリーを増やし、摂取カロリーを減らすことができるからです。
前者は感覚的に理解できるものとして、後者は少し不思議な感じがします。
「運動したらお腹が空いてかえって食べすぎてしまうのではないか」と思われたかもしれませんが、私はそれ以上に前頭葉の機能を高めることに意味があると思っています。

ちょっと話は逸れますが、世の中には食以外にも様々な誘惑があります。
代表的なものが、「アルコール、セックス、ギャンブル」でしょうか。
いずれにしても依存症になるリスクのあるもので、沼にはまってしまわないように細心の注意を払う必要があります。
破滅への道の通行止めとして役割を果たしてくれるのが前頭葉というわけですね。


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