生成AIは学習サポートに活用できるのか？｜生成AIと中学生向け”ワークシート”ガイドをつくってみた
※この記事は生成AIを使用して執筆しています。またこのガイドを使用した効果そのものを保証するものではありません。
学習サポートでどのように生成AIを活用するのか？というひとつのアイデアとして楽しんでいただけたらと思います。
1. はじめに
「うちの子、真面目に授業を受けているのに“主体的に授業に取り組む態度”の評価がなかなか上がらない…」
そんなお悩み、ありませんか？
わが家でも同じ状況に直面しました。子どもは決してサボっているわけじゃない。でも、通知表を見ると“B評価”のまま。原因を探ろうと、学校から配布された評価基準のプリントを見直すと、そこにあったのは「ワークシート（振り返りシート）」の文字。どうやら、授業ごとに提出している“振り返りの内容”が評価に影響していることがわかったのです。
しかし、わが子は文章を書くのが大の苦手。ここで「一緒にがんばろう！」と励ましたいところですが、なかなかうまく指導するのも難しい。
そこで今回は、最近話題の生成AI（ChatGPTなど）を使って、“中学生向けの振り返りシートガイド”を作ってみることにしました。
この記事を読んでいただくと、
振り返りシートの大切さが理解できる
文章が苦手でも書きやすくなる“ガイド”のポイントがわかる
生成AIをどのように使って、より良い振り返りシートが作れるかヒントを得られる
…といったメリットがあります。まずは、生成AIのざっくりとした特徴と、振り返りシートが評価に大きく関わる理由から見ていきましょう。
2. 生成AIとは？ 〜ざっくり理解するメリット〜
生成AI（ジェネレーティブAI）とは、膨大なデータを学習し、そのパターンをもとに文章や画像などを作り出す人工知能の一種です。代表的なものとしてChatGPTが注目されています。実際の仕組みは高度ですが、使う側としては「こんな文章を作って」「この情報をまとめて」などと指示するだけで、それなりに形の整った文章やアイデアを出してくれるのが大きな魅力です。
教育や学習の場で注目されている理由としては、例えば次のようなことがあげられます。
文章や問題のテンプレート生成が得意
文章の構成や文例を簡単に提案してくれる。アイデアや発想を広げる助け
「こんな場合はどうしたらいい？」と質問すると、複数の視点を提示してくれる。
今回のように、「文章を書くのが苦手」な中学生が振り返りシートを書く際にも、具体的な書き方例を示してくれたり、自分が書きたい内容を整理する手助けをしてくれたりするので、非常に心強いツールとなります。
3. 中学生の「振り返りシート」とは？ 〜評価アップのカギ〜
そもそも、学校で配られる「振り返りシート」とはどんなものなのでしょうか？
学習内容を整理し、学んだことを言語化する
単元ごとに、「今日の授業で何を学んだか」「新しく気づいたことや疑問点は何か」などを書き出します。主体的に授業に取り組んだ証拠として評価される
学校によっては、「授業のノート」「提出物」と同じように評価対象になります。特に「どのように学んだか」「興味・疑問はあるか」が重視されることが多いです。
わが子がB評価からなかなか上がらない原因を探ると、振り返りシートの中身がイマイチだったことがわかりました。
真面目に授業を受けていても、思いや気づきをしっかり文章化できていない
次のアクションや具体的な疑問点を明記していない
こうした点が、評価の伸び悩みに直結しているのではないかと考えたのです。
4. 生成AIで「振り返りシートガイド」を作ってみる
そこで、「文章を書くのが苦手な子どもでも、振り返りシートをうまく書けるようにするガイド」をAIに作ってもらおうと思い立ちました。
実際にChatGPTなどのツールに頼む際には、できるだけ具体的な指示（プロンプト）を与えるのがポイントです。
▼ 実際に使用したプロンプト（その１）
#目的
中学生の｢振り返りシート｣の記入ガイドと簡単に文章を作成できるフォーマット作成を手伝ってください。
#ゴール
国語、算数、理科、社会、英語それぞれの科目でガイドを作成する。
#振り返りシートの概要
・文字数200〜400字程度。
・各単元の終わりに生徒が｢何を学んだのか｣や｢新しい発見や疑問点｣を記入する。
・このシートは主体的に学習に取り組む態度として評価の対象となる。
#ターゲット
・文章作成に苦手意識のある中学年生
#出力形式
・なぜこの振り返りシート記入が大切なのか、また書くときのポイントを説明する必要がある
・文章作成に苦手意識があるため、見本と解説がセットで出力する
・慣れるまではフォーマットを見ながら表現をトレースできることが望ましい
プロンプト作成の際に意識したこと
「中学生の振り返りシートを改善したい」
「国語・数学・理科・社会・英語といった各教科別のフォーマットが欲しい」
「文字数は200〜400字を目安」
「ガイドの対象は文章作成が苦手な中学生」
「見本と解説をセットで」
といった要望をまとめてAIに依頼すると、振り返りシートの書き方や文例がサクッと出てきます。
この出力内容をベースにカスタマイズして、自分のお子さんの学習状況に合うように調整していくわけです。
▼実際の出力結果（その１）
ここからは生成AIの出力結果です。
生成AIは誤った回答を生成することがあることをご承知おきください。
以下に、「なぜ振り返りシートの記入が大切なのか」と「書くときのポイント」、そして「各教科ごとのガイド・フォーマット例（見本つき）」をまとめました。読み書きが苦手な中学生向けに、なるべくシンプルで真似しやすい文章やフォーマットにしてあります。慣れるまでは、フォーマットを見ながら自分の言葉に置きかえるだけでも大丈夫です。
1. なぜ振り返りシートの記入が大切なのか
学んだ内容を整理できる
授業を受けっぱなしにするのではなく、「何を学んだのか」「どこが大切だったのか」をまとめることで、理解がより深まります。
自分の成長に気づける
「最初はわからなかったことが、今はわかるようになった」など、少しずつできるようになったことに気づくと、自信がつきます。
次の学びにつなげられる
「まだわからないところ」「もっと知りたいこと」を書くと、次に何を学ぶべきかが明確になり、学習計画を立てやすくなります。
学習姿勢として評価される
授業を“受け身”で終わらせず、“自分ごと”として振り返る姿勢は、学ぶ意欲や積極性としても評価されます。
2. 書くときのポイント
短い文章でOK
長い文章を無理に書こうとせず、「主語＋動詞＋目的語」などシンプルな構成を心がけましょう。200〜400字を目安に、書きやすい長さでまとめてください。
見出しをつける
「学んだこと」「新しく気づいたことや疑問点」「これからしたいこと」のように項目を区切っておくと書きやすくなります。
「〜だと思った」「〜と感じた」を使う
自分の考えや感想が書きやすくなります。たとえば「授業で○○を学んだが、もっと詳しく知りたいと思った」と書くと、自分の興味に気づきやすいです。
箇条書きも活用
一文が長くなるときは「・（黒丸）」などを使って整理すると、読みやすく書きやすいです。
フォーマットを見ながら表現をトレース
はじめは無理せず、下記のフォーマットの例文を参考に“そのまま少し言葉を変える”ところから始めましょう。慣れてきたら、自分に合った表現に増減させてみてください。
3. 各教科別：振り返りシートガイド＆フォーマット例
3-1. 国語
＜書くときのポイント＞
・物語文なら、「主人公の気持ち」や「心に残った言葉・場面」に着目して書く
・説明文や論説文なら、「筆者が言いたいこと」や「自分の意見」との比較を書く
・漢字や文法の学習なら、「身につけた知識をどこで使えそうか」を考えると◎
＜フォーマット＞
【学んだこと】
・今日の授業では、○○というお話を読んだ／○○の文法を学んだ。
・主人公（筆者）が伝えたかった思いを考えて、△△だと感じた。
【新しく気づいたこと・疑問点】
・文章の中にあった○○という表現が、今まで知らなかったので面白かった。
・△△の意味がはっきりしないので、もう少し調べてみたいと思った。
【これからどうするか】
・物語文では、登場人物の心情を想像しながら読むようにしたい。
・漢字や言葉の意味を辞書で調べる癖をつけて、文章理解を深めたい。
＜文字数：約230字例＞
これを自分の言葉に少し置きかえながら書いてみましょう。
3-2. 算数（数学）
＜書くときのポイント＞
解き方の“手順”や“どこでつまづいたか”を簡単にまとめる
「なぜそうなるのか？」を一言でも書くと理解が深まる
計算ミスが多い場合は、「どう改善するか」の対策も書く
＜フォーマット＞
【学んだこと】
・今日の授業では、○○（例：方程式／図形の面積求め）を習った。
・解き方のポイントは△△で、前よりも理解が進んだと感じた。
【新しく気づいたこと・疑問点】
・例題と自分で解いた問題を比べると、××の考え方が分かった。
・ただ、まだ途中の計算でミスが多いので原因を知りたい。
【これからどうするか】
・問題を解く前に、公式や手順を箇条書きにしてから計算する癖をつける。 ・わからないところは、次回の授業か先生・友達に聞いてみる。
＜文字数：約210字例＞
3-3. 理科
＜書くときのポイント＞
「実験」「観察」がある場合は、“結果”だけでなく「なぜそうなったか」も一言添える
「生活の中でどう役立つか」など、身近な例とつなげると書きやすい
理科は疑問点が多いほど探究心を評価される
＜フォーマット＞
【学んだこと】
・今日の授業では、○○（例：植物の成長／化学変化）の実験をした。
・実験の結果、△△が起こり、その理由は××だからだとわかった。
【新しく気づいたこと・疑問点】
・□□のデータから、思ったより変化が大きいことに驚いた。
・気温や時間など、条件が違うと結果も変わるのでは？と疑問に感じた。
【これからどうするか】
・他の条件で同じ実験を試せる機会があればやってみたい。
・教科書だけでなく、インターネットや図鑑で詳しく調べてみる。
＜文字数：約230字例＞
3-4. 社会
＜書くときのポイント＞
歴史なら「どの時代の、どんなできごと」を学んだかをまず書く
地理なら「地名・気候・産業」の関係性をまとめる
公民なら「身近な生活とのつながり」を意識すると書きやすい
＜フォーマット＞
【学んだこと】
・今日の授業では、○○（例：江戸時代の〇〇政策／日本の農業地域）について学んだ。
・このできごと（地域）が、今の生活にどう影響しているかを知った。
【新しく気づいたこと・疑問点】
・△△が当時（その場所）ではとても重要だった理由が、なるほどと思えた。
・けれど、××の仕組みが今とどう違うのか、もう少し知りたい。
【これからどうするか】
・教科書だけでなく、関連する地図や資料集も見てイメージを広げたい。
・疑問点は、次の授業や図書館などで少し調べてみようと思う。
＜文字数：約220字例＞
3-5. 英語
＜書くときのポイント＞
「今日新しく覚えた単語や表現」を中心にまとめる
授業でやった文法ルールや発音の気づきなども書く
英語が苦手なら、「英語と日本語で対比しながら考えてみる」と理解しやすい
＜フォーマット＞
【学んだこと】
・今日の授業では、○○（例：現在完了形／日常会話で使うフレーズ）を習った。
・これらの単語や表現は、△△（例：自分の好きなアニメ・海外ドラマ）でもよく出ると感じた。
【新しく気づいたこと・疑問点】
・××という単語は、日本語の□□に近い意味だとわかった。
・文の組み立て方にまだ慣れていないので、例文をもっと見たい。
【これからどうするか】
・教科書の例文や音読を繰り返して、自然に言えるようにする。
・好きな洋楽や動画を通じて、単語を覚えたりリスニングを練習してみる。
＜文字数：約230字例＞
4. まとめ最初は例文をまねして、少し言葉を変えるだけでOK。
書くことに慣れてきたら、自分の言葉や感想を増やしてみましょう。
疑問点や「もっと知りたい！」と思うことは大歓迎。
たくさん湧いたほうが学びのモチベーションも高まります。
振り返りシートは“自分の学びの記録”
無理のない範囲で続けて書きためることで、1年後・2年後に見返したとき、自分の成長を実感できます。
上記のフォーマットと見本を使えば、読み書きに苦手意識があっても、項目ごとにポイントを押さえて書くだけで、自然と200〜400字程度の振り返り文が完成しやすくなります。最初は短くてかまいませんので、ぜひ試してみてください。
5. 目的（A評価を目指す）に合わせて出力結果をさらにカスタマイズする
この時点で出力された結果をみて「少し物足りないな…」と感じ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
振り返りシートを初めて書く場合のガイドとしては十分わかりやすくて丁寧ですが、果たしてこれでA評価がもらえるのだろうか…。
そこで以下のプロンプトを追加して再生成しました。
▼ 実際に使用したプロンプト（その２）
この｢振り返りシート｣の見本を以下の基準のBと仮定した場合、A評価を取るためのガイドと見本を再編してください。
再編には以下の学校が提示した｢主体的に学習に取り込む態度｣の評価観点と趣旨が示す狙いを推測して反映してください。
#基準
・80%以上の達成度…A
・50%以上〜80%未満の達成度…B
・50%未満の達成…C
#学校から提示された評価の観点及びその趣旨
・国語:[ここには学校から配布された内容を入力]
・社会:[ここには学校から配布された内容を入力]
・数学:[ここには学校から配布された内容を入力]
・理科:[ここには学校から配布された内容を入力]
・英語:[ここには学校から配布された内容を入力]
プロンプト作成の際に意識したこと
・出力の基準を提示する
・反映するべき観点を提示する
▼実際の出力結果（その２）
ここからは生成AIの出力結果です。
改めて、生成AIは誤った回答を生成することがあることをご承知おきください。
以下では、学校が提示している「主体的に学習に取り組む態度」の評価観点・趣旨を踏まえつつ、A評価（80%以上の達成度）をめざすための「振り返りシート」ガイドと見本を再編します。
これまでの振り返りシートの基本ポイント（「学んだこと」「気づきや疑問」「次への行動」など）に加え、各教科固有の“主体的な学習姿勢”を示すキーワードや視点を盛り込むことで、評価アップにつなげましょう。
5-1. A評価獲得のために大切なポイント
具体的で深い振り返り
「◯◯を学んだ」という事実だけでなく、なぜそう感じたか・どう応用できるかまで言及する。
自分で考えた根拠・理由を必ず添える。
教科固有の「主体的に学習に取り組む態度」を反映
学校が提示した趣旨（国語・社会・数学・理科・英語それぞれ）を踏まえながら、自分の学び方や工夫・意識を言葉にする。
「言葉を大切に使おうとしている」「社会の課題を解決しようとする視点を持っている」など、教科別の視点を明確に書く。
疑問や改善策を示す（次への行動計画）
「まだ解決していない疑問」「もっと知りたいこと」を書き、どのように調べたり学んだりするかを具体的に示す。
「先生に質問する」「ニュースを調べる」「関連する本を読む」など、行動がイメージできる形で表す。
学習内容と自分の生活・将来のつながりを意識
各教科の学びが、自分の興味や日常生活、将来的な夢や進路にどう役立つか・関係するかを考えると評価が上がりやすい。
適切な表現・読みやすい構成
主語・述語をはっきりさせた短めの文章でOK。
「段落」「箇条書き」「見出し」を使いながら、読み返しやすくまとめる。
5-2. 各教科共通：評価観点と狙いの押さえ方
国語：
[ここには学校から配布された内容が転記出力されました]書き方のヒント:
読んだ文章・資料から得た「気づき」を自分の生活や他者とのコミュニケーションにどう生かすか考える
「こんな言い回しを初めて知っておもしろかった」など、言葉そのものへの気づきを述べる
社会：
[ここには学校から配布された内容が転記出力されました]書き方のヒント:
習った歴史的・社会的な事柄が、今の社会や将来の課題にどうつながるかを考える
「この問題を解決するにはどうしたらいいのか？」という視点で意見を述べる
数学：
[ここには学校から配布された内容が転記出力されました]書き方のヒント:
問題を解くときのプロセスを振り返り、なぜその公式や考え方を使ったかを言語化する
生活の中でどんな場面に応用できるかを考える（買い物、時間管理など）
つまづいた箇所の原因を分析し、改善策を示す
理科：
[ここには学校から配布された内容が転記出力されました]書き方のヒント:
実験・観察で得たデータや気づきが、どんな科学的概念や生活上の問題と結びつくのかを述べる
「この条件を変えたら結果はどうなるのだろう？」と好奇心や探究心を具体的に書く
英語：
[ここには学校から配布された内容が転記出力されました]書き方のヒント:
新しく学んだ表現を実際に使う場面をイメージする（友達との英会話練習、動画視聴、国際交流 など）
「こんな言い回しは文化の違いを感じる」など、英語の背景文化への興味を示す
5-3. 教科別：A評価レベルの見本例
5-3-1. 国語：A評価の振り返りシート例
【学んだこと】
今日の授業で「○○」という物語を読み、主人公の心情変化に注目しました。 初めは自分勝手だった主人公が、家族や友人からの言葉を受けて考え方を改める展開がとても印象的でした。
【気づき・疑問点】
主人公が使う言葉の微妙な変化で、気持ちの移り変わりが表現されている点が面白かったです。 特に「ありがとう」という言葉の重みが、場面ごとに違う意味を持つように感じました。 なぜ作者は同じ言葉を繰り返し使い、読者にどんな効果を与えようとしたのか、もっと考えたいと思いました。
【次の行動】
授業で学んだ“言葉選び”の大切さを意識して、自分でも日記や感想文を書くときに語彙を工夫してみます。 また、作者の別の作品も読んで、言葉遣いの違いや表現の幅を比べてみたいです。
評価ポイント
言葉そのものへの関心（「同じ言葉の重みが変わる」など）
作者の狙いや表現技法を主体的に深堀りしようとする姿勢
自分の文章表現に生かす次のアクション
5-3-2. 社会：A評価の振り返りシート例
【学んだこと】
江戸時代の参勤交代の制度について学びました。
当時の交通網や宿場町の発展にも大きく影響があったと知り、現代の観光地のルーツにもつながっていることがわかりました。
【気づき・疑問点】
参勤交代は大名に負担をかけるだけでなく、地方の産業や文化の交流を活性化させた面もあるそうです。 しかし、本当にすべての地域が平等に恩恵を受けられたのかは疑問で、江戸に近い地域と遠い地域で格差があったのではないかと思いました。
【次の行動】
同じような“制度による格差”が今の日本や世界で起こっていないか、ニュースを見ながら探してみます。
次の授業や資料集で当時の経済格差や政治的背景をさらに調べ、今の社会課題と比較してみたいです。
評価ポイント
単なる暗記ではなく、社会現象が現在にどうつながるかを考えている
よりよい社会の実現を視野に、歴史的制度と現在の社会課題を比較しようとする姿勢
主体的に調べる計画を示している
5-3-3. 数学：A評価の振り返りシート例
【学んだこと】
連立方程式の応用問題に取り組みました。
2つの式を一度に扱うために、数字を整理して図に書いてみると、以前より解きやすくなりました。
【気づき・疑問点】
計算だけでなく、問題文から式を導くステップが一番大事だと感じました。
具体的に「速さ」「時間」「距離」の関係を表にまとめることで、公式が自然に使えるようになりました。
ただ、複雑な文章題ではどの情報から先に整理すればいいのか迷うことがあります。
【次の行動】
次は買い物や旅の計画など、日常生活の場面を想定して連立方程式を組み立てる練習をしてみます。
問題を解くたびに、どの手順が有効だったかノートに振り返って書き、解法を改善していきたいです。
評価ポイント
数学的活動を生活に応用しようとする姿勢
問題解決の過程を振り返り、評価・改善しようとしている
計算手順だけでなく、どんな情報整理が有効かを意識している
5-3-4. 理科：A評価の振り返りシート例
【学んだこと】
酸とアルカリの中和反応を実験しました。 リトマス紙が変色する様子を見て、pH値の考え方をより実感できました。
【気づき・疑問点】
今回の実験では温度や濃度は一定でしたが、条件を変えたら反応速度や終点のpHはどう変わるのだろうと思いました。 また、「身近な食品や日用品にも酸・アルカリがある」という事例をもっと調べたいです。 どの成分が関係していて、なぜ特定のpHになるのか、疑問が広がりました。
【次の行動】
家にあるお酢や重曹を使って、pHを測定してみるミニ実験を計画中です。 結果をグラフにし、条件を変えながらどう変化するか確かめたいです。 うまくいったら、他の調味料や洗剤などでも試してみます。
評価ポイント
探究心（条件の違いによる実験の変化に興味を持っている）
理論だけでなく、身近な物質を通して科学的に探究しようとしている
実験計画を立てるなど、次の学習行動が具体的
5-3-5. 英語：A評価の振り返りシート例
【学んだこと】
現在完了形の表現「Have you ever ～？」について学びました。 教科書だけでなく、海外の動画を見ているときにもこのフレーズがよく出てくると気づき、会話での使い方がよりイメージしやすくなりました。
【気づき・疑問点】
“I've been to～”と“I've gone to～”のニュアンスの違いや、相手の文化的背景によってどんな返事が返ってくるのか興味があります。 また、リスニング時に縮約形が早く話されると聞き取りにくいので、そこを練習したいです。
【次の行動】
英語でSNS発信をしている人の投稿や、英語学習チャンネルでネイティブの発音を確認してみます。 クラスメイトと簡単な質問ゲームをするなど、相手に配慮しながら英語を主体的に使う場を増やしたいと思います。
評価ポイント
外国語の背景となる文化にも興味を示している
自分なりにコミュニケーション活動を工夫し、主体的に英語を使おうとする姿勢
リスニングや表現の苦手を分析し、具体的な改善策を立てている
5-4. まとめと次のステップ
教科の「主体的な態度」を意識して、学習内容の振り返りに“どう取り組んでいるか”を言葉にするだけで、評価がぐっと上がる。
書く際は、「学んだこと」「気づきや疑問」「次の行動計画」をバランスよく盛り込み、自分の興味や工夫した点を具体的に言及する。
A評価を目指すキーワード（例：国語なら「言葉の価値」「表現の工夫」、社会なら「社会課題をどう解決するか」、数学なら「生活への応用と振り返り」、理科なら「探究心・実験計画」、英語なら「文化理解と主体的コミュニケーション」）を文中で使うとアピール度UP。
今回の見本を参考に、自分が見つけた驚きや疑問、学んだことの活かし方をぜひ振り返りシートに落とし込んでみてください。
文字数よりも、中身の“深さ”が評価につながるので、無理のない範囲で「なぜ？」を追求する姿勢が大切です。ぜひお試しください。
以上が追加プロンプトを指定した結果です。
基準や観点・趣旨を踏まえた結果、出力結果の精度が上がっているように感じられるのではないでしょうか。
6. 学習意欲が高まる！ 振り返りシート作成のガイド紹介
ここで、AIが提案してくれたガイドの重要ポイントをまとめます。
評価BをAに引き上げるカギにもなるので、しっかり押さえておきたいところです。
何を学んだかを具体的に書く
「漢字を習った」「連立方程式を学んだ」で終わらせるのではなく、どんな解き方・手順・ポイントを学んだのかをもう少し踏み込みたい。
どこに新しい気づきがあったかを書く
たとえば国語なら「主人公の気持ちが意外だった」など。驚きや疑問があると、次の学習につながりやすい。
理解が不十分なところ、疑問点を挙げる
「わからない」「もっと調べたい」という姿勢は、主体的な学習態度の証拠になる。
今後どう行動するかを明記
「もう一度問題を解く」「辞書で調べる」「先生に質問する」など、具体的な行動プランを示すことで意欲が伝わる。
B評価→A評価に近づくために
根拠や理由を書く（「なぜそう思うのか」）
他教科や実生活との関連づけ
自分の考え・意見を踏まえた“次のアクション”
6. 実際にAIで作成した見本例をカスタマイズする
文例をAIから得ても、そのままでは「誰が書いても同じ文章」になってしまいます。
ここで大事なのは、お子さんが自分の言葉で少しでもアレンジして書くことです。
保護者ができること
AIが出力したフォーマットをプリントアウトして、子どもが赤ペンで書き込めるようにする
「この部分を、あなたが感じたことに置き換えてみて」と具体的に声かけする
誤字脱字など最低限のチェックを行う
子ども自身ができること
AIの例文を読みながら、「この部分は実際の授業では○○だった」というふうに書き換える
「なぜそう思った？」をあえて自分に質問してみる
疑問点を1つ以上書き出して、次にどう調べるかイメージする
文例をもとに、子どもが1行ずつ読み進めながら置き換えていくイメージです。
7. 使う前の心得 〜AI任せにしすぎないために〜
AIは非常に便利ですが、注意点もあります。
AIは完璧ではない
わかりやすいがゆえに、時々誤った情報を含む場合も。最終チェックは人の目で行いましょう。
自分の学習内容と結びつけるのは自分自身
AIが出した文章は、あくまで“下書き”や“ヒント”。本当に大事なのは、自分の言葉で書くことです。
書くほど理解が深まる
「面倒だから短く済ませたい」と思いがちですが、実は振り返りの作業こそが学力アップのカギになることを親子で共有しましょう。
8. まとめ 〜これから実際に使ってみます〜
この記事では、中学生の振り返りシートが評価につながる仕組みと、その書き方を補助するために生成AIを使う方法をご紹介しました。
振り返りシートをしっかり書くメリットは、評価アップだけでなく、学習内容の定着や疑問点の洗い出しにも大きく貢献します。
生成AIを使うことで、最初から整ったテンプレートや例文が得られるため、文章が苦手な子にもハードルが下がるはずです。
我が家は今回の出力結果を以下のように活用する予定です。
出力結果その１（B評価想定）の内容を一緒に振り返る
文章を書くことが苦手なのでまずは基本的な考え方と型を知る
実際に自分が書いている文章と比べてポイントを抑えられているか確認
出力結果その２とその１の違いをじっくりと一緒に振り返る
保護者としても出力しっぱなしにせずに、子供と向き合う時間はしっかりとっていきたいと考えています。
おわりに
いかがでしたか？ 今回、生成AIに振り返りシート用の文例やガイドを作成してもらう際には、どんな点を重視したプロンプトを投げかけるかが大きなポイントでした。具体的には、
対象（中学生）と目的（評価アップ、文章苦手の克服）を明確にする
各教科ごとの学習視点や評価の観点を盛り込み、出力が実際の指導・学習に即した内容になるよう指定する
文章量や構成、書き手のレベル感など、より具体的にイメージできる指示を与える
これらを意識してプロンプトを作成すると、AIが返してくれる文章も的確さや使いやすさが増しました。
また、振り返りシートへの生成AIの活用は、他の学習サポートにも応用できる可能性を感じました。
たとえば、読書感想文や自由研究レポート、英作文などでも、AIが“例文”や“構成案”を示してくれることで、書くことへのハードルを下げられます。
もちろん最終的には自分の言葉でまとめる必要がありますが、AIから得られるアイデアや文例を参考にすることで、よりスムーズに学習を進められるでしょう。
この記事が、皆さんの「AIを使った学習サポート」のヒントになればうれしいです。