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うつ病との共生について考える

いろんな人間の醜いエゴを嫌というほど見せつけられて、筆者も精神的にもう限界だと思い、仕方なく母親に連絡して事情を説明してしばらく静かなところで寝泊まりだけでもさせてほしいと思い連絡したのですが、何度かけても電話に出ないので、心配になって妹に聞いてもわからないと言われたので、妹からかけてみようということになって、待っていたらようやく母親から電話が来て、「何で出んかったん?」と聞くと、普段電話はほとんど使わないから寝室に置いたまま別室でイヤホンをつけてテレビを見ていたとのことでした。ガラケーの時もそうだったのですが、昔から機械音痴でスマホの使い方も筆者が一から教えてようやくLINEが使えるようになったと言えばわかりやすいかと思います。やれやれ。
それはさておき、本題のしばらく寝泊まりさせてほしいということを母親に頼んだところ、以前妹一家が借りていた叔母の旦那(要介護認定5で入院中)が所有する借家に二人で住んでいるということでした。しかも二人の仲は最悪で、叔母が夕食を作って一緒に食べる以外は叔母が一階、母親が二階で生活していると言われ、母親はトイレと洗面所以外は水回りを使わず、食事の後の食器はペットボトルに入れた水道水で洗って水気を拭き取って使い、お風呂は銭湯やスパを利用し、食事は冷凍食品という生活を送っているらしく、叔母とは何か気に入らないことがあるとすぐ喧嘩になるので、日中は外出して家では必要最低限の会話しかしていないとのことでした。全くどいつもこいつも。
どうも自宅を解体して土地を売却する話がまとまって、家屋の解体に着手してはみたものの、道が狭すぎて重機が入れないから解体できないと言われたらしく、当てにしていたお金が入らないことに叔母がイライラしているというのです。
そうこう言っているうちに、母親の顔つきまで以前よりキツくなっていて、明らかにイライラしている様子に気づきました。以前は猫を飼っていたので幾分落ち着いた顔つきと口調だったのが、妹の家に預けてしまって以来、別人のように全く笑うこともなくムスッとした負のオーラ全開で、気に入らなければ適当に流して終わりにすればいいものにまで「そんなつまらんこと聞いて何になるん?」とガチ切れ。そんな日々が続いてさすがに筆者も堪忍袋の緒が切れて「何でそないに何でもかんでもいちいちギャーギャー喚き散らすん?嫌なら黙っときゃええのに何が気に入らんの?そんなんやから治るもん(筆者のうつ病)も治らんのよ。そうなんやないん?」と怒り爆発でようやくヒステリーも治まり、それ以降は叔母同様必要最低限の会話しかしなくなりました。これはこれでなかなか重いストレスですし、長いこと居候させてもらってる以上あまり不満を口にするわけにもいかず、何を言ってもどうしようもないと諦めて放っておくことにしました。
そんなこんなでしばらく滞在していたのですが、仕事に行く以外何もする気になれないのでぼーっとしたり横になってスマホを見ていたりしていたら、ある日いきなり耳をつんざくようなけたたましい音で近所の駐車場から痛々しい車が出て行ったので、後でナンバー調べて通報したろうと思ったのですが、もうそんな余裕もないぐらい精神的に参っていたので(無断駐車の可能性もあるということもあって)さすがにもうここにもおれんなと思い自宅に帰ることにしました。
一応住み慣れたマンションに戻ったとはいえ、蓄積したダメージは既に相当なものになっていて、精神的に安定するはずもなく、担当の医師に診断書を書いてもらい、二週間休職することになりました。
二週間の休職の後、事業所でサビ管の職員から復職に向けたプログラムの説明を受け、まずは週二回の出社から始めて体調やメンタルの状態を見ながら少しずつ日数を増やしていきましょうという提案を受けて実行することになりました。また、始業時刻の9時になると30人前後の従業員が社内に集まって密の状態になるため、シフトを変更して社内組は10時出社になりました。実はこれがかなりデカくて、まず朝に余裕ができて出社にかかる負担が軽減されて出社しやすくなったこと、通勤時の混雑を避けられること等、メリットだらけで持ってこいの条件が更に整った形となりました。そのせいか、日常生活は相変わらずストレスが溜まりやすい環境ながらも事業所内での作業にもすんなり馴染めて、予想以上に早く出社の日数も増やせるようになってきました。といっても例のアスペルガー男の暴行事件等トラブルは減ることもなく、ストレスと心労で休む日も度々ありましたが、どうにか平日全て出社できるか試す段階までプログラムも順調に進んだように思います。

とはいっても復職はゴールではなく単なる通過点ですから、次はいかに現状維持できるかという課題がまだ残っています。筆者としてはまだ早いなというのが率直な感覚であり不安要素でもあります。また、しつこくぶり返す謎の頭痛(シャンビリという言葉に反応した方もいらっしゃるでしょうね)や突然パニック障害に近い強烈な不安感に苛まれるといった問題が残っているのも気になるところです。過去に何度も少し落ち着いてはまた底に突き落とされるというループに苦しんだ経験からも(どうせまたトラブルが起こって混乱したり落ち込んだりするんやないんかな)というもう一人の自分がいるのも確かで、軽度の離人症の症状もあるという悩みもあります。

仕事面は比較的順調に改善の兆候が見られたものの、やはりいつどんなことが原因で倒れるかわからないという不安は頭から離れず、主治医ともじっくり話をしながら、まずは焦らずに回復を最優先にしながら良くしていきましょうと言われて、仕事は調子が悪い日は休みながらでもいいのでまずは体調とメンタルの回復を最優先にしましょうと言ってもらいつつも、何となく性急な自身のことも気になってはいました。
現時点で体調こそ安定してきているという実感はありますが、やはり肝心のメンタルは不安定なままで、心配事は絶えません。頭が混乱してODしてしまったり、夕方寝て深夜に起きる(起きるのが遅過ぎて睡眠薬も飲めない状態)といった半分昼夜逆転のような生活は続いていますし、休みの日でも一日中部屋で動画を見たりぼーっとしたりと非生産的な日常生活を送っています。
時々YouTubeの精神科の動画も視聴して、回復に向けた準備もしなきゃいけないなとか、逆にこのまま病気と付き合って生活するほうが筆者にとって有意義なのかなとか、何の正解もないことを自問自答することも増えてきました。いずれはうつ病の自分ごと受け入れた上でどうするか決めることになるんだろうなとぼんやり考える毎日です。
そうは言っても、さすがにここまで耐え抜いてきたら(もうええやろ自分)という諦観もあるのは事実ですし、それなら一生この病気と付き合っていくか、それとも悪あがきして寛解、完治を目指すのかという選択を迫られる日もそう遠くはないのかなという気がします。どちらを選んでも苦痛が伴うのはわかっていますが、多分その二択に絞られるんじゃないかなとぼんやり将来のことを考えるようになってきました。筆者としてはうつ病との共生という選択になるんだろうなと何となく感じてはいますが、何かしらの分岐点はあると思っています。ですが、少なくとも筆者としては、せめて死に方ぐらいは自分で決めさせてもらいたいという強い願望はありますから、希死念慮もあるのでしょう。それが実現不可能ならもっと精神的だったり経済的、環境的にも楽に生きさせてほしいとも思うのですが。

ではまた。

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