見出し画像

【ホテルレビュー】由布院六花②/湯布院/予約困難【食事と総合評価】

お部屋についてはこちらからどうぞ

このお宿がなぜ予約困難か、それはお食事どころで明らかになりました。
まずお食事が美味しいこと。
そしてお客さまによって分け隔てがないことです。
私は一人旅に出る時、大好きな原田マハさんの「旅をあきらめた友と、その母への手紙」の一節「リモワのスーツケースから、ディナー用のワンピースを取り出す」というシーンを意識し、それらを忍ばせてます。
これは大概のラグジュアリーホテルが女性の一人旅を末席に通すことを警戒しての振る舞いです。
お宿の方が「お食事はお部屋着でどうぞ」とおっしゃってくださっていたのですが、私もリモワのスーツケースからディナー用のワンピースを取り出してお食事処に向かいました。
別棟のお食事処は個室になっていて、決して末席に通すことはありませんでした。
こちらの個室は残念ながらお隣の声が聞こえてしまうので独立した雰囲気ではありませんが、感染対策という意味ではとても安心です。
お食事のタイミングに合わせて適温のお料理を運んで下さるのが嬉しかったです。
唯一の失態はメニューを持ち帰れなかったこと。写真を撮ればよかったと後悔です。画像でお楽しみください。


地元の安心院ワイン。ミディアムボディで気に入りました。空港でハーフサイズを入手。


前菜。濃い味、薄味、甘味、塩味、温かい、冷たい、それぞれお料理に合わせて調整。
紅葉型に抜かれた大根は食べないそうです。お刺身は流石の新鮮さでした。台風の最中、仕入れ大変だったのではないでしょうか。
稲穂を揚げています。ポン菓子みたいになっているところをしごいていただきます。香ばしくて美味しい。中はねっとりした味わい。
下にはお魚が。お花ごといただけます。
本当はきのこが添えられるようですが、見た目が苦手と伝えたらおろしにしてくださいました。
でも松茸のお吸い物は大丈夫。
デザートも抜かりなく。
翌日の朝ご飯。「お昼がいらないくらいのボリュームですよ」とおっしゃってました。卵かけご飯がうに醤油で美味しい。ご飯おかわりできるようです。おかずのバランスからいったらお変わりすればよかったでしょうかね。結局この日は本当にお昼不要でした。
朝からクレームブリュレ💌



このお宿がこれだけの賞をいただく理由がわかります。また来ます!ありがとうございました。

公式サイト

※評価は主観。価格との相対評価です。
1.外観・施設(15点/12点):清潔感と程よいこだわりが感じられます。洗練さより親しみやすさを感じます。
2.部屋(15点/15点):何より清掃が行き届いていることが素晴らしいです。離れのため周囲の声も聞こえず、自然の音を楽しめました。洗面台も使い勝手が良く、よく考えられています。
荷物置き場など動線が良く考えられており、荷物を広げても生活感が出ないように工夫されています。内装も掃除がしやすい資材をチョイスしています。
3.夕食(15点/14点):味は満点。個室の音漏れが残念。
4.朝食(10点/9点):味は満点。ごはんがおかわりできることを説明していただけなかったことが残念。
5.風呂(10点/10点):いつ入っても適温で快適。
6.接客・サービス(10点/10点):少人数なのにきめ細やかな接客。
7.コストパフォーマンス(10点/10点):半年先まで予約が埋まっていることが証明しています。
8.アメニティ(5点/3点):残念ながらビジネスホテル並み。
9.清潔感(10点/10点):清潔さはトップクラス。コロナ禍でも安心できました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?