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活動報告2024.3

日本を5年間歩いて縦断したこともある、ロン毛ひげメガネで1児のパパ協力隊の金澤一成です。
またまたチャレンジする場を与えていただきました。そんなことも含めながら報告させていただきます。


1.ハツコイ・シジャン

現在ENgaWAでは、「チャレンジキッチンENgaWA」という名前でカフェを運営しております。
シェフは社内メンバー4人で交代しながら毎週金土に営業しております。
LINEで友達登録していただけるとカレンダーがLINE上で届きますよ!ポイントカードもあります!という宣伝もしておいて…。
そのキッチンで自分の日が出来ました。その名も、
【ハツコイ・シジャン】
「ハツコイ」は、個人で活動している「初恋珈琲」という間借りカフェの屋号から取り、「シジャン」は韓国語で市場を意味します。

どうして韓国料理なのか

おうちで過ごす時間が多くなり、そこに豊かさを感じる今、韓国ドラマや映画をとても観ますよね。
ゾンビ系が多いですよね。実は最先端かと思っていたり。
私も好きで色々と観ています。
すると、美味しそうな韓国料理が出てきてお腹が空いてきて…。
近くに韓国料理が簡単に食べられる場所がない。トッポギとか食べながらゴロゴロしてドラマ観たい。辛い物得意じゃないけどなんか食べたい。
そこを実現できたらと思ったのがきっかけです。
しかもサクッと手軽に食べられるストリートフード(屋台飯的なもの)がいいなと。
地の物を使った料理がチャレンジキッチンENgaWAのコンセプトでもある為、何が使えそうか考えてみました。
横瀬町には、米があり、麦があり、野菜もたくさんあります。
そう、韓国料理には米粉と小麦粉がメインで使われているのです。
自社の活動で小麦も育てている為、ストーリー性もある。棚田の米粉も素晴らしいではないか、と。

テストを重ねる

先ずは、みんな大好き。であろうチーズハットグの開発から行いました。

ハットグは韓国版アメリカンドッグ

当然生地から作るのですが、地粉と呼ばれる中力粉がこの地域にはあります。若干茶色い小麦粉です。うどんなんかにするとよくわかります。
それと棚田のお米の米粉を組み合わせて生地を作ります。
しかし簡単にはいきませんでした。
本来は強力粉で作る為、若干グルテンが足りない。売っている米粉の粒子が荒い為馴染みにくい(気がする)。
ソーセージに付けるのですが、繋がりが弱く重力で生地がだれてしまい綺麗な形に出来ない!
前日まで諦めそうになりながらもなんとか納得いく形にできました。
飲食での経験上、オペレーションが大事だと分かっていました。
なので提供スピードを上げるためのオペレーション、美味しいを保つ、それぞれのいいポイントを決めて調整するのがとても難しい作業で時間がかかります。
一人でも簡単に早く提供できることをできる限り目指し、ハンドドリップのホットコーヒーもオープン前に数杯淹れて保温ポットに。アイスは水出しにしておいしく簡略化。それで着地しました。
当日は多くの方にお越しいただきましてありがとうございました。
なんと2日間とも完売です。
早くに来店されてまとめ買いなんかもあり、ギリギリ15時頃まで残せたといった具合です。本当にありがたい!
同時にトッポギや大根の漬物もありまして、特にトッポギは米粉で作られているので、どこかのタイミングで手作りにしちゃおうか。なんて計画中です。

3月までのインターン生が書いてくれました
フルセットがおすすめ

営業日

4月は13日(土)と26日(金)に営業します!
ハットグもトッポギも味を変えて挑戦しますので是非試しにお越しください!


2.限定商品開発

桜がもう満開ですね。スギ花粉も落ち着き、いい季節です。ヒノキの方ごめんなさい。
毎年芝桜の時期、4月中頃から5月は横瀬町も大変賑わいます。私は今年初めて見るのですが…。
多くの方がお越しになるので商売にも花が咲きます。「駅前食堂」という観光案内所兼お土産売り場付き食堂が横瀬駅前にあります。そこの運営も会社で行っているので、新商品開発をしました。

何を作るのか

先ずは素材の悩みからのスタートでした。
収穫したのに沢山あって使いきれない。
このままではダメになってしまう。
そんなサツマイモがいっぱい。
そして前回収穫して製粉した中力粉がいっぱい。古くなるだけでは生産したのに勿体ない。そこで思い出したのが昔実家でよく食べた郷土菓子「鬼まんじゅう」でした。

試作を重ねようやく先が見えてきた頃

東海地方のお菓子で、出身地である名古屋でもよく食べられます。
家で食べます。売っているけど買ったことはない。そんな感じ。
ジャンルは違いますが秩父でいう「みそポテト」みたいなものなのかなーと思っています。
その鬼まんじゅうは、サツマイモと小麦粉、そして砂糖のみで構成されます。
まさに適任!これを横瀬バージョンとして開発を進めました。

発売時期

4月の初旬には少しずつ販売していきたいと考えていますので、お買い求めの際は「駅前食堂」まで!最終調整中です


おわりに

本年度の活動について少しだけ書かせていただきます。

素晴らしい資源や良いものはすぐ近くにあるものです。
今活動している範囲の第一次産業(大豆やカエデの樹液など)を絡めて、商品開発やコラボなどのプロジェクトを進めていきます。
今あるものをこの先に残せるのは、自分たちの様な若い力が中心になっていきます。
技術や知恵を受け継いでいかなくては途絶えてしまう。
しかし、全く同じようにやっていても伝わる、残る確率は低い様に思います。
現代のライフスタイルに寄り添った形で継続させるのも重要なのではないかと。そう考えています。
ふわっとした内容ですが…。
それから、会社の事務を中心に活動していきます。この会社を成長させて、働きたいと思ってもらえる場所にする。
働ける場所を増やす。それが地域の為であり、町おこしに直結すると信じています。
それには先ず社内の細々した部分を「整える」必要があります。
将来の自分の為にも役立つ事ばかり。勉強しながら頑張っていきます。

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