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これは、藤井聡太さんが活躍するより、前のお話『りゅうおうのおしごと!』感想

残念ですが、将棋は全くわかりません。

とりあえず、「王手!」といったら、勝ち寸前といった事しか理解出来ていません。

ただ、分かることと言ったら。

テレビ番組とかでよく組まれる、「AI」を超えた頭脳を持っているとされる、藤井聡太さんの事でしょうか。

彼の活躍は、よく聞きます。

前人未踏である八冠独占を達成したと言うこと。

2016年に、14歳でプロ入りを果たしたことなど……。

話題が尽きない人だなと言う印象でもあり、同時に滅茶苦茶すごい人なんだなという感想を抱きます。

本当、素人目線で申し訳ない……!


はてさて。

将棋つながりと言うことで、今回のライトノベルな訳ですが。

白鳥士郎先生の『りゅうおうのおしごと!』(2015年9月刊行)となっています。アニメにもなった、作品ですね。

そして、いつか。本格的に将棋の勉強をしたいなと思っています。



今回のあらすじ

今回も「BOOK☆WALKER」様から、あらすじを引用させていただきます。

玄関を開けると、JSがいた――
「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。きゅうさい。
「え? ……弟子? え?」
「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく――

『のうりん』の白鳥士郎最新作! 監修に関西若手棋士ユニット『西遊棋』を迎え、最強の布陣で贈るガチ将棋押しかけ内弟子コメディ、今世紀最強の熱さでこれより対局開始!!

プロ棋士や書店員から絶賛の声、続々!!

軽快な筆致ながら、情熱漲る若き竜王と女流棋士志願のひたむきな少女との交流を通じて、勝負の厳しさそして将棋の魅力を伝える斬新な作品が誕生したことを嬉しく思う。(加藤一二三九段)

萌えまくる将棋界! 棋士がみんな変態じゃないかー!
弟子をとるなら、素直で可愛い料理のできる小学3年生かなー。
笑いながら読んじゃいました、最高です!!(竹内雄悟四段〈西遊棋〉)

『ライトノベル』というフィールドでは中々扱いが難しい「将棋」というテーマでこれほどの演出が出来るとは想像以上だった。
緊迫感あふれる対局シーンはもちろん凄いが、笑いあり、感動ありの白鳥先生らしいエンタメ作品に仕上げているのは見事としか言いようがない。感服です!(アニメイト仙台 遠藤)

りゅうおうのおしごと! - ライトノベル(ラノベ) 白鳥士郎/しらび(GA文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER - (bookwalker.jp)

そうです。

今回のライトノベルは、「将棋」がテーマとなっています。

さらに、プロによる監修も入っており、ちゃんとした「将棋ライトノベル」となっていますよ!


話としては

将棋界のタイトル、「竜王」の称号を取った、主人公。しかし、最近はスランプが続いおり、負け気味だった。
そんな中、かつての主人公の試合を見て、憧れた少女(9歳)が弟子入りを求めてきて――。

といった、内容となっています。


大分、浮世離れの設定であった当時のこと

この作品を調べてみると。

「もはや(藤井聡太さんが)フィクションを超えた」

「現実が一番面白いのか」

といった文章がよく見られます。

よく調べてみると、物語の主人公である九頭竜八一のプロ入りは、

「15歳と2ヶ月」

対して藤井聡太さんのプロ入りは、

「14歳と2ヶ月」となっています。

この時点で、藤井聡太さんのプロ入りが早いことが分かります。

フィクションである、九頭竜八一よりも。

おかげで、ライトノベルの帯に「現実に負けるな。」と書かれてしまいました。(※)

※「特集 |現実が将棋小説を超えてしまう…藤井二冠の活躍にラノベ作者驚愕 新刊の帯「現実に、負けるな」の深さ (tokai-tv.com)」より引用。

もう彼、九頭竜八一の存在自体が、ネタになってしまったことは否定できないこととなってしまっています。


話自体は、どうなの?

序盤のノリが勝負所です。

あのノリを乗り越えることが出来るかが、決め手になると思います。

ですが、それを乗り越えることの出来た人にとっては、この作品は面白いです。

ストーリーの中に、自然と将棋の知識が組み込まれており、自然と将棋の知識を得ることが出来ます。

また将棋界の説明も、このライトベルにはなされており。

この将棋界がどういった状況なのかも、ちゃんと説明されています。

そこが、現実味があって、面白いです。

ただ、序盤。

序盤で、引くか受け入れられるかがどうかが、最大のカギとなっています。

私は、どうやら大丈夫だったみたいです。


将棋って面白いと思えるライトノベル

ともあれ。

現在も続いている、このシリーズ。

藤井聡太さんの活躍によって、よく目にすることが多くなったような気がします。

何はともあれ。

将棋について、入門的に学びたい方は。

この作品を手に取ってみては、いかがでしょうか。

最初のノリさえ乗り越えられれば、きっと明るい将棋ライフが見えてくると思いますよ。

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