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児童・生徒指導㊸授業の中の生徒指導的要素に目を向ける

授業と生徒指導は互いに切り離せない存在です。授業中の声掛けによって生徒指導の効果が高まり、また日々の生徒指導によって授業の目的達成にも近づいていけると思います。

ひとつひとつの教科には学ぶ目的があり、毎回の授業には達成したい本時の目標があります。授業中には子どもたちがそれらの達成したい姿に近づいていくことが重要なわけですが、

その中でいかに生徒指導的要素に意識を向けることができるか、ということも、よりよい学級集団を目指すために重要だと思います。

例えば、ペアやグループで話し合うときの態度や話し方、相手への想像力や思いやり。字を書くときの丁寧さや、計算を正確に解こうとする意識、ワークブックやプリント学習に作業として取り組むのか、目標をもって取り組むのか…など。

その授業本時の目標達成とは直接つながっていない要素でも、他の授業やそれ以外の学校生活において大切な要素が無数にあります。

よい姿でも、課題の見られる姿でも、子どもたちがそれらを自覚し、その点について「自分はどうなんだろう」と考えるきっかけを与えるような声掛けをすることも教師の役割のひとつだと思っています。

教師の語りや「認める」声掛けによって、子どもたちの成長を促していくことができると考えています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。