プロフェッショナルと学び
学ぶこととプロフェッショナルであること
人生において、仕事をしている時間に多くの時間を費やしているという方は多いことと思います。それぞれの専門性を生かしてお仕事をされている人たちはまさに「プロフェッショナル」です。
私自身、胸を張って仕事をし、その道のプロフェッショナルになりたいなあ、と思いながら仕事に取り組んでいます。
今回はプロフェッショナルとはどういうことだろう?ということについて、改めて考えてみました。
プロフェッショナルとは、よく「本職」や「専門的」といった意味で使われます。
私はプロフェッショナルであるということには、その道について学び続けるということが重要であると思います。
プロフェッショナルである人は、その道に関して学び続けることをやめてはいけないと思うのです。そして、「学び方」というのは、様々な手段があり、その成長のフェーズ等によって変化していくのだと思います。
経験から学ぶ
学ぶことの代表格とも言えるのは、「経験から学ぶ」ことであると思います。人は、自分自身で経験したこと以上に、感情や深い理解を伴って学べることはないのでしょうか。
失敗を生かし、深く考察することによって、改善すべきことを学ぶ。
成功したことにより、実践について自信をもち、さらによりよいものを生み出そうとする原動力にする。
仕事をしていれば、日々の経験は積み重なっていくものです。これを生かそうとするかどうかの意識はとても重要だと感じます。
本から学ぶ
学ぶことの代表格のもう一つと言えば、「本を読む」ことであると思います。他者の考えや経験を効率よく学ぶことができる手段は、他にはないと思います。
本から得た知識は、もちろんすぐに実践で使うこともできますが、私は少しずつ自分の血となり肉となっていくことの効果の方が大きいと考えています。
本を読むことで、自分の幅が広がります。それは、知識の幅はもちろん、思考の幅、心の幅、判断材料の幅、他者理解の幅など、自分という人間を大きくしてくれる営みが読書であると思っています。
そして、VUCAと言われるような変化の激しい、先の見えない時代においては、今、何がどのように変化しているのか学び続け、自分をアップデートさせていく必要があります。
人から学ぶ
自分という人間は、これまで接してきた数々の人たちから影響を受けてできています。
私は、人からの学びは「ひき算」ではなく、「たし算」であると考えています。
「あの人のよくない部分」はまねしないようにするから「ひき算」なのではなく、
「あの人のよい部分」も「あの人のよくない部分」も、そこから様々なことを考え、判断し、自分の中に取り入れていく「たし算」であると思うのです。
そのように考えると、周りにいる数々の人たちの言葉、行動、態度、思考に日々接することも、総合的に自分を成長させてくれる学びになっているのだと思います。
アウトプットから学ぶ
成長のフェーズとして、教わるばかりではなく、徐々に「伝える」立場になっていくこともあります。他者に「アウトプットする」ことで、自分自身の学びがさらに深まっていくのだと思います。
パラクラインとオートクラインという用語があります。細胞から分泌された物質が近隣の細胞に作用することをパラクライン、そして、分泌された物質はその細胞自身にも作用していることをオートクラインというそうです。コーチング用語としても用いられます。
他者に話したり、説明したりすることは相手への作用だけではなく、自分自身への作用、オートクラインの効果もあるのです。
また、自分の中に「なんとなく」で入っている情報だけではうまく伝えられないということが起こります。深く理解し、情報が整理されていないと、よいアウトプットにはならないということが実感できます。このようにな、他者に伝えるために準備をする過程にも、自分自身の学びになる要素がつまっているのだと思います。
私自身「どうせやるならプロフェッショナルに」そんな気持ちで成長していきたいなあと思っています。「学ぶ」ことを楽しみながら、前に進んでいきたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。それでは。