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114.『あんなに…』と『ちょっぴりながもち』するまじない 心をさする『メメンとモリ』よ/ヨシタケシンスケ【読書と私】㉚:いわた書店選書から(7)
タイトルが 長くなったは 仕方ない 短歌タイトル 意識したので
いわた書店の一万円選書に当選し読んでいます。
そのリストの中に
うーん、ヨシタケさんが入っていた
ちょっとやられた気分 その本は
『あんなにあんなに』
適切な例えでないかもだけど
プレゼント交換に手作りの工作入ってたみたいな
(私は手作り品、引かない方)
そういうのありだったかーみたいな
ヨシタケシンスケさん。存在感は十分に感じつつ、あえて見てなかったようなところがある。仕事で接する繊細な子が小学生になって、図書館で読んでる本教えてくれたら、ヨシタケシンスケさんだった。私は、読んでもいないのに妙に納得。面白いだろうな、だけど、どこか心臓がヒリヒリと持たなくなるような(自分の図太さ、無神経さを感じて)そんなことを勝手に思っていた。
あのなんとも言えない人物の目元、すごく物語っていそうでいて
絵がきれい、かわいい作家さんとは違う内容
五味太郎さんのように、ふいにあるメッセージ性がなかなかとか
そういう何かあるだろうな。。。って
そして読んでみたら、やっぱりね、じわっとならずには読めませんでした。
*
子どものアルバムを作るのが心の支えにもなっていた時期があった
その時も可愛いけど、生まれた時からの可愛さを眺めてここまで早いなーと思ったり、
がんばってきたなと思ったり
そのうち、写真なんてプリントしないし、
私が写したり購入したものより、自分たちで無数に画像抱えていて
眺めたい姿は、
可愛い昔の姿ではなくて、
当時の時間も含まれてはいる
やや擦れたり、憎らしい、でもかけがえのない、必要な時は手助けしようかと思う存在で
未来予想図も含めて、
私が作らなくなった部分を入れたアルバムを作ってくれたかのような絵本
なんとも言えないのは、
文字のないスケッチが並んだようなページ
あるあるーと思う場面に、
サイレントで語りかけてくるものがすごくて
これをもう少し楽しんで見れるのはまだ先
本棚にそっとしまっておこうかな
*
そして、やっぱりヨシタケシンスケさん、読もうと思って
noteの記事を参考にしつつ、2冊ほど決めて近所の本屋に向かう
そう、本は書店で購入しないとね!
いわた書店でおかわりしようかとも思ったけど、
『一万円選書』の本の巻末ブックリストの最後に
ぜひ、お近くの本屋さんで、お買い求めください!
って書いていたから
そしたら、その日はなんと絵本児童書コーナーで
私が来店した直後から、絵本の読み聞かせイベントが始まってしまった。もう、コーナーに近づけない…。
手遊びから始まった読み聞かせのイベントが耳に入ってくる。
「休日の日は静かに過ごしたいな…」と自分の職業意識を棚に上げ不遜なことが頭をよぎるが、だんだん、同じような手遊びも保育園でやってるのとは雰囲気違うなと思ったり、子どものリアクションがいいなと思ったり、二人のお姉さんのキャラの違いを感じて、この順番がやはりよかったなと
思ったり心地よいBGMのように片耳立てる。背後で店員さんが店員さんに、「読み聞かせで谷川さんのこんなこと言ってたよ…」と感嘆して呟いてるのも耳に入る。
終了待ちで一通り本棚をみていました。
必要からそうなった時間だけど、日常的にこれくらい本屋さんで過ごせる時間を持てるゆとりがあるといいですね。
終了したところで、そろそろ〜とコーナーに接近
やはりの“ヨシタケシンスケコーナー”があって探すのには苦労せず
『あんなにあんなに』(一応確認)は、なかったけど、こんなにいろいろあるんだ…と見ながら、当初の予定より一冊変更
①『メメンとモリ』
➁『ちょっぴりながもちするようです』
を購入
①『メメンとモリ』はお姉ちゃんのメメンと弟のモリのやりとりからなる3篇のお話 メメンが、モリの失敗や思いに語る内容が、大人びてるというか、なかなかなで、『メメンとモリ』のタイトル自体が、メメントモリ(死を想え)を分解したセンス溢れるタイトルですが、「詩を想え」「知を想え」なんて気もしてきます。姉弟なんですけど、しっかり者のメメンは母のようにも見えて、ママンとボーイなんて気もします。ヨシタケさん大変でないなら
『メメンとモリ・2』とちょっと続編、シリーズがあっても嬉しいかな。ネ試し読みも出来ます。⤵ リンクした下記の記事よりどうぞ
ちなみに、モリがお皿を割ったエピソードについては、かぜの帽子さんの記事でも、そのような経験について書いてる記事がありました。そこに当てはめられるかはまた別として、この絵本の中での対応はとても素敵なんです。
➁『ちょっぴりながもちするようです』最新刊のようです。これは、INFJのダークサイドにささります。おまじない、迷信のような1コマが、それならいいかと心を軽くしてくれたり、心を強くしてくれそうです。お気に入りです。『あんなにあんなに』を落ち着いて見られる日まで、繰り返し見てながもちさせていきたい。(何を??)
*
あと、ぶらぶらしていた時間に、絵本コーナー以外でもヨシタケシンスケさんの本(挿絵、装画含めて)をみかける。売れっ子だなー
『欲が出ました』って、スケッチ解説エッセイ本 なる本も購入しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732416496-L7IyNV3b0eWtpfdZJgU25PQ1.jpg?width=1200)
字がいっぱい読めるのがいい。
どこか、さくらももこさんに通じるような(『もものかんづめ』も読んでないくせに言う)「はじめに」のイラスト?まんが?のようなところで思いました。
奥さんとの間で思うこともネタにされていて、
トイレットペーパー使う量が多い、ティッシュペーパー必ず二枚ずつ使う。に、ほんのちょっとだけ、モヤっとする。とあって、私、トイレットペーパーは別として、ティッシュペーパー二枚使うので、ヨシタケさんをモヤっとさせてしまうけど、ここは譲れないので、私も宇宙人だのみでそこは勘弁してくださいと伝えたいところです。
お詫びではないのですが、時間ある時は、ウェスを作ってますので。
ゆるいのとも違う、ちょっと哲学的なような話を楽しめるのと、本人のこだわられた(欲)スケッチコーナー良かったです。時に、外国のジョークに描いてありそうなタッチだなーと思うことあります。
あー、ヨシタケシンスケさん読んで良かった!