106.【読書と私】㉖私たちの世代は /瀬尾まいこ:いわた書店選書から(1)
前情報なく読み始めたから、読んですぐ思った。あぁ、これはコロナ禍の振り返りと。そう言えば読んではいないが『ツミデミック』って、パンデミックの中で起こりうることを書いた小説も出ていた。こうしてまとめられるだけ、コロナの流行がはじまってから月日が経ったことを改めて思った。
当時、この世代に入る子どもを抱えて過ごしていたから、多少年齢の違いはあっても、思い当たるエピソードが続き、それを留めてくれる小説が有難い。小説は二人の女の子を軸としたストーリーが交差していく。表紙がとても素敵