48.【読書と私】⑨『静かに生きて考える』森博嗣:メンテナンスを楽しむ日々へ
出先で、読むのに購入した本です。その時は沢木耕太郎の対談集と迷ったところ、どっちが良かったかな…。noteの記事で「森博嗣」ってよくみかける気がすると思ったのは決め手でもあったよう。そして、読んだ結果は、ん?このちょっと偏屈(すいません)で合理的な感じ、読んだことあるわ…と、またしても「出会いなおし」でした。
さらさらっと読めました。連載のエッセイをまとめたものなのか、第40回まで目次にはありましたが、そこまでの量の感じもなく読めました。
前編通して、人里離れた森に暮らす著者の暮らしが印象的でした。なにせ、敷地に鉄道を敷いていて、庭の落ち葉掃除、除雪、犬の散歩などそこでの暮らしに暇なく過ごされている。こういうのをFIREって言うんでしょうかね。
合間に挟まれてる写真もいい趣です。
こうして手を動かされて生きている方だから、エッセイの中身も地に足ついたという感じで、心理機能でいくと、NじゃなくてS寄り、FじゃなくてT寄りな感じがして、INFJな私としては、うだうだ考えてるばかりでなく、目の前のことに向かって動いていこうと思わされます。
実際、自分の生活を振り返ると、手をかけていかないと…ということは多岐にわたるので…
・近い将来過ごしやすくするために、家の中の整理をしたり
・少しでもまともな食事をしょうと、作り置きや保存食的なもの手がけたり
・しばらく放置しがちだった裏庭もどうにかしようか
・自分のメンテナンスも手掛けていかないと…etc
そこをやってからの読書かな…と思うところ、
著者はさらっと書かれています。
う~ん、こんな風に言える境地に行きたい。
*
今はまだそこには至らないので、まず出来そうなことを考える。
家の中のことは、ついいつでも出来る(かも)と後回しとして、時期的なものがあるので、裏庭(猫の額ほど(ってどんな…?))に少し手をかけてみました。
*
何年か前に植えた多年草が勝手に増えて咲いてくれています。季節の訪れを知らせてくれるので助かっています。
そこに、もう一種類追加。今後は今咲いてるのを間引いて整理していかないと…
勝手に増えたところでも、ちゃんと土を入れていたところや、比較的日の当たりのいいところは、咲き方も違うので、手入れで変わることも、薄々感じさせられています。
なんか可愛いと、雑草を間引きながら増えてきた苔はどうしようか。
そして、前に育てて実がなったから、また再開してみようと買ってきたブルーベリー。とりあえず、鉢植えで育てて、秋に植え変えてみよう。
植える場所は今回、しっかり決めています。
仕事は計画的にもいけるのに、この辺は行き当たりばったりもいいところです。だんだんまとまって整ってくといいな。やりながら考えるのも悪くない、とそこは自己弁護で。
水やりだけでも、今日はどうなってるかな、と裏庭をのぞく時間も楽しいです。
余談ですが、著書の中で好きな一コマ(?)
という表現、なんかいい関係性だなって好きですねー。
さて、草むしりしてSe鍛えようっと
メンテナンスを楽しむ日々へと向かっていこう。
森博嗣(1957- )
静かに生きて考える(2024)