【旅日記】GW旅行 鳴門 2日目
2日目はレンタサイクル。
なんと、電動アシスト付き自転車を無料で借りることができました!
最初の目的地は、鳴門市の象徴・撫養城。
妙見山の入り口には神社があります。
が、まるまるしたでっかい虻が、ドラクエのモンスターみたいに飛び回ってたので、正面からは断念。
でも裏から登ってみると、素晴らしい景色に巡り合うことができました。
案内板にも、阿波九城の一つ、蜂須賀氏の支城、一国一城令で廃城、といったことしか書かれていません。
しかし私にとっては、全く違った意味があります。
撫養城は、室町幕府第十代将軍・足利義稙(義材、義尹)が、生涯の最期を迎えた場所なのです。
「言うほど悪ないやん」
と、私は心の中の義稙に話しかけました。
「ていうか、むしろ最高の場所やん」
『そうかの』
と、幻の義稙は私に答えました。
『しかしできることなら、京へ帰りたかった』
「あなたも懲りないですね。何十年も諸国をさまよい歩いておきながら」
『このような家に生まれつき、一度は高位に上り詰めた者ならば、命ある限り目指さなければならぬことがある』
「ふむ。後醍醐天皇の気持ちがわかりましたか」
『因果なことであるな』
真っ赤になるほど日焼けして、鼻の皮がめくれてきました。
山や海はもちろん、森の間の道を電動自転車で駆け抜けていくのは、人生最高と言ってもいいくらいの気持ちよさ。
将来は鳴門に住みたい!と感じ、一泊の予定がさらに連泊することに…
三日目はどうなる!
つづく。
エンディングテーマ Led Zeppelin「Down By The Seaside」
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