intj 私の好きなジェラードン動画
私は普段、テレビのお笑い番組やバラエティー番組を視聴することはありません。そもそもテレビも見ません。朝の情報番組で時刻や天気予報を確認する程度です。
最近ではテレビを観ない方も随分と増えたのではないでしょうか。私も子供の頃は、勉強もせずテレビ漬けの毎日でしたが、社会人になる頃には仕事の多忙さに加え「マスメディアの機構」みたいなものを悟ってしまい、それからは要らぬ情報は摂取していません。心身の健康保持のためには、情報を取捨選択することは大切です。
テレビも見ず、お笑いを中心としたエンタメにも大変疎い私ですが、お笑いタレントのジェラードンによるYouTubeチャンネル「ジェラードンチャンネル」だけはついつい見てしまいます。あの無茶苦茶な斜め上の設定が、束の間、一日の疲れを忘れさせてくれるのですよね。
たくさんの動画のなかでも、私のお気に入りのジェラードン動画は、アタック西本さんの「漢気で社員を率いる女社長」とかみちぃさんの「20連勤でどうでもよくなった女上司」の2本です。ざっくり言えば、仕事に命をかける女社長とOLの捨て身っぷりが相当に可笑しい動画です。
私は声を出してげらげら笑うことは滅多に無いのですが、この動画を見たときは、本当に可笑しくて、大声で笑っちゃうし、お腹は痛くなるし、しまいには涙まで流す始末でした。そして、涙を流し笑いつつも悲哀を感じ切なくなっている自分がいることに気が付きました。
ところで、話は変わりますが、INTJの仕事ぶりについて性格タイプやMBTI関連のサイトを覗くと次のように表されていることがあります。
〇探求心があり完璧主義のため仕事に熱心に打ち込む
〇業務改善やシステムの構築など問題解決にあたることが好き
〇目標達成に懸命になるあまりワーカホリックに陥りやすい
INTJは、自らが描くビジョンや目標の達成、完璧な業務の遂行等に対して非常に意欲を掻き立てられるため、自らの限界を超えてでもやり抜こうとしてしまうのです。
といった説明にもあるように、私は動画を見て大笑いをしながらも同時に身につまされてしまいました。もちろんコメディなので表現は大変過剰ではあるのですが、スイッチが入ったときの自身の片鱗を垣間見る思いがして恥ずかしく情けなく痛々しいことこのうえない…。
漢気(おとこぎ)ある女社長は、ダメ社員の仕事のミスを全てリカバリーします。女社長は、部下のミスで損害を与えた会社に対し「スーパーパーティー」を開催し社員全員を招待しますと言ってのけます。カッコよすぎです。私も職場では、しがない中間管理職ですが「いいよ、あたいがその仕事やってやるよ。あとは任せな。」(女社長が憑依)と謎に全振りして、残業したり休日出勤してしまうことがたまにあります。
仕事でごたついたとき、タスクが山積みのときなど「乗り切るしかない、負けるもんか」と自分の気持ちを押し切り、疲労や鬱屈といった自身の感情機能をフリーズさせ自我意識からシャットアウトします。そして「私ならやれる」という謎の振り切った思い込み(Ni)によって現実を変容させるタイプです。そうゆうときは「半分くらい付き合っとこ」と思われていることは周囲の言動でわかります。そのくらいのメタ認知は一応できてるつもりです。
かみちぃOL上司は、部下に夏休みを取らせるため自身の夏休みを返上、20連勤して会社で暮らしています。部下がOL上司に休むよう言いますが、「可笑しくなっちゃってるって自覚してるけど止まることが出来ない。もうゾーンに入っちゃってるんだこっちは。」と仕事の手を緩めることはありません。このくだりに既視感を覚える私。手を付けたらカタがつくまで途中で放り出せない性分の私には、動画はとても面白いけれど、内心、堪えているのか、みぞおちのあたりがキリキリと痛みます。
INTJは合理性や効率性を最優先する、と言われますが、私の場合はそれよりも勝手に自分に課した信念(Ni由来)が勝ってしまい、結果、非合理な行動に陥っていることがままあります。結果が非合理的であるということは、つまりは私の信念が偏っているという証左であり、その偏りこそが、涙と悲哀の大本なのでしょう。
以上、自分には痛いほどにぶっ刺さるジェラードンチャンネルの私のおすすめ動画2本です。気になった方は是非ご覧いただけると幸いです。
それはそうと、これって一般的にはどうなのでしょう。一方でINTJは合理的で効率最優先と言われています。大多数のINTJさんは仕事もスマートにこなしていることがほとんどで、このような仕事にまつわるドタバタは一般的にはあまり当てはまらないかもしれません。
「自分の仕事のスタイルと少し近いかも。」と思われる方が僅かでもいることを願いつつ、どうも妥当性に乏しいので記事のタイトルは控えめに小文字のintjにしておこうと思います。
雑駁ですがお目通しをいただきまして有難うございました。