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青空をそのままお菓子にする

こんにちは!
今日は先日Instagramに投稿した青空ゼリーの詳細をば。

先日、Food Design Lab(FDL)のメンバーで同じテーマで写真を撮って、同じ日時にInstagramに投稿する!という一斉投稿企画をやりました。
今回のテーマは「真夏に食べたいもの・飲みたいもの」。

私は青空のゼリーを作りました!

青空ゼリーを作ろうと思ったきっかけ

青空にもくもく広がる入道雲を見て、メルヘンな少女であれば「あれに乗って空を旅してみたいな」と思うのでしょうが、私は「あれがホイップクリームだったらたんまり食べられるしおいしそうだなあ」と考える子ども時代だったのでした。

そんなことを思い出す真夏に、ひょんなことから透明愛好家さんのレシピに出会いました。

「ひょんなこと」というのは、姉の旦那さんが姉の誕生日にこのゼリーを作ったけどうまくいかなかったので、「ゆうかのお菓子作りと写真の技術でリベンジしてほしい」とのこと。
なるほど、任せなさい。

話を聞いてみると「底が取れる型でやったらゼリー液が隙間からこぼれてしまったのが失敗の原因」とのことだったので、なるほどと思い私は共底型(底が取れない型)をいつもの富澤商店に買いに行きました。

いざ作る

この青空ゼリーの雲の部分はレアチーズ、青いゼリー部分は紫陽花ゼリーを作るときにも使ったバタフライピーエキスパウダーで色付けをしてできています🦋(レシピではブルーキュラソーなどのシロップで色付けをする、となっているのですが、私はバタフライピーパウダーがたまたま余っていたので使いました)

雲を絞る。かわいい☁️

透明なゼリー液を型に流して雲を浮かべる、というのを2回繰り返し、最後に青く着色をしたゼリー液を加えます。

どのくらい青くするか難しかった

お皿に出したときに上になるほうは無色透明で、下の3分の1のみ青になるようにします。上のほうまで青くしてしまうと雲が見えなくなってしまうからなのだなあと作ってみて納得しました。

一晩冷やし固めて温めた布巾で型を包み、外側だけちょっと溶かしてからお皿に出そうとするも一向に出てこず焦りました🤣

セルクル(底がない枠だけの型)とかだったら外側をあっためればどこかしらから空気が入ってきれいに抜けますが、底がある場合はそのように一筋縄ではいかないらしく、初心者よろしく「ゼリー 型から外せない」で検索しました🔍

そしたらYahoo知恵袋先生が「湯せんにちょっとだけつけましょう」とおっしゃってました。たしかにそうだ、長年お菓子を作ってるのになぜ湯せんという手段に気が付かなかったんだと謎のプライドによりひとり赤面しつつ、やってみたら型からずるりと出てきました(体積が大きいので「つるり」ではなく「ずるり」)。きれいに出てきてくれてよかった〜。

写真を撮る

この透明感を活かすためどうしてもガラスのお皿がほしくて探しに行ったら、まさかのニトリに売っていました👏 しかも大小合わせて約500円。お値段以上の買い物ができて満足です。

普段お菓子を撮る時は窓際でレースのカーテンを閉めて柔らかめの光で撮影しているのですが、透明なゼリーやガラスは直射日光を当てたほうがより陰影がきれいに出るかなと思ったので、今回はレースのカーテンも開けて撮影しました。

まずはカットしていない状態てベストな光の位置を探しつつ撮影。いつも周りに色々置きたくなってしまうのですが、今回はゼリーそのものの美しさが引き立つよう極力シンプルにしました。

その後カットしたものも撮影しようとしたのですが、なんだか想像してたのと違う感じに…😇

半分まで切れ目を入れたらその先も地割れを起こす
カットしたものを小皿に移そうとするも、
滑りまくる
空から雲が分離

文字通り「雲をつかむ」ように脆く儚くうまくいきませんでした😂
けれどゼリー自体が美しいから、なんだか「退廃美」のようなものを表現できたかも…?🤔(ポジティブ)

ちなみにレタッチの際は、雲の部分にチーズを使っているためどうしても黄色くなってしまうので、黄色の彩度を極限まで落としました。逆に青空の色がきれいに出るように青の彩度は強くしました🧊

いつも文章ばかり長くて読みにくいかなと反省したので、今回はなるべく工程写真を撮って入れてみました。賃貸のしょうもないキッチン(失礼)なので完成まではあんまり映えないのですが、作ってる過程も想像していただけたら嬉しいです。

青空ゼリー、作るのも撮るのもとても楽しかったです!✨️ 透明愛好家さんのレシピ動画は息を飲むくらいきれいでうっとりしてしまうので、他のも見て作ってみたいです。

ではまた!

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