【雑感・記事紹介】2024年振り返り
こんにちは!エルザスです。
今年最後の投稿ということで、この1年間の振り返りとして、最近感じている自分の変化について書き留めておきたいと思います。
最近感じる自分自身の変化とは、「立場の違う人の意見に対して、以前よりも真剣に耳を傾けられるようになった」ことです。
例えば、斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』を読んだときのこと。
以前の記事でも紹介しましたが、斎藤幸平さんは現代マルクス主義の研究者で、「経済成長を目指し続ける資本主義では気候変動問題を解決できない」と論じています。
そして、その検証を通じて「脱成長型マルクス主義」への移行を提唱しています。
正直、少し前の私だったら「マルクス主義?時代遅れじゃない?」と一蹴して、前提となる「経済成長を目指し続ける限り気候変動問題は解決できない」という主張さえ無視していたと思います。しかし、今の私にとってこの主張は重大な意味を持つようになっており、絶えず自分にこの命題を投げかけ、考え続けるほどになっています。
また、並行して読んでいた『倫理学入門』という本にも大きな影響を受けました。
この本では「未来倫理学」という新しい視点が取り上げられており、まだ生まれてもいない未来人類に対する現代人類の責任の重要性が説かれています。
これをきっかけに、私自身も創作SFを書くという形で、未来に思いを馳せるようになりました。
そして最近になって、こうした自分の変化の根底に何があったのか、やっとわかりました。
それは、子育てです。
子育てを通じて、私のエンパシー能力が高まったのだと思います。それに気づいたのは、こちらの記事を読んだときでした↓
こちらの記事には、「子どもが何を考えているのか、必死に受け取ろうとすることでエンパシーが育つ」ということが書かれており、本当にその通りだと実感しました。
子どもが泣いたり笑ったり、まだ言葉では十分に伝えられない思いを一生懸命くみ取ろうとする日々。
そうして私の中でエンパシーが育まれ、今では自分とは異なる考えや価値観を一旦受け止め、理解しようとする力になっているのだと感じます。
子育てを通じて自分自身が成長しているーー
そう感じられる瞬間があるって、本当に素敵なことです。
これからもエンパシーを大事にしながら、そして子育てからたくさんの学びを得ながら、もっと広い視点で物事を考えられるようになりたいと思っています。
最後になりましたが、私のnoteを読んで下さった皆様、スキを押して下さった皆様、コメントを下さった皆様、そしてたくさんの素敵な記事を投稿して下さった皆様、
1年間本当にありがとうございました!☺️
今年始めたnoteのおかげで、私の人生はかつてよりはるかに充実したものとなりました。厚く御礼を申し上げます🙇
皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。
ではまた!