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下肢の働きは痛みを軽減する?足の衝撃吸収作用をうまく活用しよう。

今日も、しっかりと投稿します。
理学療法士になって、臨床を経験しているのは当たり前ですが・・・
腰が痛い、膝が痛い、首が痛いという方をよく目にしています。

ほとんどの方の筋肉や姿勢は、正常とは程遠いものではあります。

またその方の日常生活において、姿勢や、筋力、柔軟性は様々です。
その中で、足(足裏や、足関節)にフォーカスを当てると結構変形などしている方が多い印象です。
また歩き方がすり足だったり、足首が動いていないのが多い。

今回はわたしが、臨床で足関節修正することで、足の本来の衝撃吸収機能が作用して、膝、腰痛、頸部、肩こりなどの軽減につながる、改善につながった一部をお伝えします。

足について

腰が痛いのに、凸足、反り指だったりと、足の変形などが目立ちます。
実際に、臨床で、姿勢修正する際には、足関節の柔軟をしますし、立位の姿勢、最近はクリニックなので使えないですが、重心測定などもしていました。

体に与える足からのメカニカルストレスなどは身体の痛みに影響するんだなと感じています。

そこで、今回は、首の痛みや、肩、腰、膝など痛みがあるあなたへ
足に注目してみてはいかがでしょう?そして、足を運動することで痛みが軽減するかもしれません。

歩行を修正することで、痛みが取れるかもしれません。

足、歩行を変えると痛みが減るかもしれません。一度あなたの足を見直してみてはいかがでしょう。

足は衝撃吸収の一番目の関節

歩行ではこのように、足はついています。

【右足】
①右足から踵をつく時を踵接地
②そこから体重移動する時を足底接地
③体重移動し、かかとが離れる踵離地
④足底が離れる足底離地

これが一連の動作です。
足裏はどのように床と接地しているのか?

外反拇趾の時にも言いましたが、この赤の→の方向に沿って重心は移動していきます。意外と外側にも重心移動することわかります。
外反拇趾の対処方はこちら

足が着いた時の足の動きを見ていきましょう。

①右足から踵をつく時を踵接地

へたくそですが作りました。

踵がつく時の動きは踵を軸にして足がゆっくりと地面につきます。

この時が衝撃吸収の一番目です。

踵は約1センチから接地していきます。踵がついてから、ゆっくりと、足の裏全体がつくように、かかとを軸にして動きます。
この時、すねの筋肉である前脛骨筋が働いて、足が素早くつくのを抑制してくれます。

足が素早くつけばつくほど、衝撃は強くなるため、脛の筋肉の強さは大切になります。

この制御がない方は、衝撃をもろに足から伝わるので、体全体に痛みが生じる事が多くなります。

対処法


運動としてはすごく簡単です。こちらをしてみましょう。
怪我しないように座ってしてみてください。

   【鍛えられる主な筋】 前脛骨筋 つま先上げてゆっくり下す運動をしてみましょう。

かかと上げも大切ですが、脛の筋力の低下もあらゆる痛みの原因となっていますので、つま先上げをやっていきましょう。

②そこから体重移動する時を足底接地

次に2つ目の衝撃吸収は膝が曲がる作用です。
ヒールロッカーとアンクルロッカーの間にあります。

全体がつくと、足の裏は固定されて、まずは踵で足首が動いていきます、ある程度、踵を軸に動くと次に足関節を軸に足が動いてきます。

この時は、ふくらはぎの筋肉である、ヒラメ筋と腓腹筋がが作用して、足首が行き過ぎないように制限します。

膝が揺れたり、動揺するあなたは、ふくらはぎの筋肉が弱いため、膝の痛みを訴える可能性が出ます。

この動きは太ももの支持を少なくして、体幹が前方へ沈み込むことを可能としてくれます。この時に床反力は膝よりも後ろに位置します。その時に太ももの筋肉が床反力を吸収して、膝が曲がるのをゆっくりと抑制してくれます。

この床反力に耐えれない場合、この時に膝折れや、痛みなどの訴えが生じます。
太ももの筋肉もすごく大切であることがわかりますね。ですので、膝の痛みなどには、太ももの筋肉の強化が必要となります。

対処法

太ももと、ふくらはぎなど足全体を鍛えるスクワットを日常生活動作でやってみましょう。簡単に行うことができるはずです。

③体重移動し、かかとが離れる踵離地

最後に、股関節の衝撃吸収です。

ここはフォアフットロッカー時にあります

最後に足指に近いところを軸に足が動きて、かかとを持ち上げて床から離れていきます。この時にはふくらはぎの力が最大になるため、ふくらはぎの力がないと床から足が浮くことは困難になります。

この軸よりも身体の重心が越えなければ、体の前方への動きが滞ってしまい、次の股関節の衝撃吸収作用が生まれなくなってします。

この動きができない方が多くて、膝、腰、背中などの痛みを有してしまい
結果、首、肩ににも影響がでてしまいます。

④足底が離れる足底離地

足の裏全体で、地面に接地して、動く間、反対側の足は宙に浮いている(遊脚期)の状態です。

その時反対の足は支持する場所がないため、骨盤も反対側へ沈みます。この沈みこみをゆっくりとしているのが、中殿筋というお尻の筋肉です。

図の太い矢印が中殿筋で、中殿筋が働くことで、骨盤の沈み込みをゆっくりとして、反対側の足が床につく速度を緩めて、床に打ちつけて発生する衝撃が、この筋肉によって、吸収されます。

結果、股関節や、腰への荷重、衝撃が軽減されます。

対処法

こちらも簡単な動作で鍛えることができます。しっかりと足、下肢をしっかり鍛えていきましょう。

まとめ

この3つの衝撃吸収はやはり、足の動きが不可欠であって、外反拇趾や足首のかたさ、下肢の筋力の柔軟性低下、筋力低下などあれば、なかなかうまくはたらきません。

足、膝、股関節と下肢の動きが制限されてしまうと、あらゆる痛みの原因となるのです。

特に足の動きが悪ければ、膝の衝撃吸収、股関節の衝撃吸収の働きはしにくいです。

私が臨床でも重点を置いているあらゆる痛みの原因の一つとなる足の衝撃吸収作用の改善方法の一部です。

もしあなたの足の動き、かかとの軸の動き 足関節の軸の動き 母指球ふきんの軸の動きこちらができない。

親指で、地面をけって、足を振り出せない。

すり足である。つまずきやすい。

しかも、膝痛、腰痛、股関節痛 肩こり、頸部痛の方は

一度、足もとの修正をしてみてください。

その痛みが少し改善するかもしれません。

一度、足に着目して、自分の体をケアしてみましょう。

今後も少しずつではありますが、情報をお伝えできれば幸いです。



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キカイヤクシ理学療法士
まだまだ未熟ですが、サポートいただければ、投稿記事のモチベーションUpにつながります。 また、皆様に有益な投稿続ける、好きな健康やカラダのことをお伝えできます!! 未熟な私です。皆様のお力もお借りできるととっても心強いです。 皆様の力を!!!おかしください!!