人の死なないミステリー小説
たくさんのミステリー小説の中で、優しいミステリーとして私がオススメするのが、こちらの氷菓。
米澤穂信さんです。
主人公は省エネ主義の折木奉太郎。なりゆきで入部した古典部の仲間と共に日常に潜む不思議な出来事や謎を解いていくというお話。
私がこの小説にハマったのは人が死なないミステリーもあるんだ。
と、思ったから。
そして、閃きやセンス、直感は、偶然と運が良かっただけ、と言う奉太郎に
なるほど…
と少し納得してしまったから。
たしかに、なぞなぞやクイズは直感、閃き、センスで偶然や運も重なる。
大人になると当たり前の日常と、目の前の問題解決だけに目がいき、直感、センス、閃きで物を喋ることを嫌う傾向が強い。
なにより主人公たち、古典部の仲間とのやり取りは未来や可能性を強く読んでて感じるためこのシリーズは大好きだ。
アニメも今年でちょうど10周年なので、そろそろ新刊が出てほしい!
と切に願う漆であります。