リーインカーネーション 人間に生まれ変わるかわからないけれど
人は皆、前世の記憶を持って生きているのかも知れない。
前世の私が、今の私に伝えようとしていることがきっとあるに違いない。
リーインカーネーション。
100年後に生まれ変わりたいと思う。
100年後の世の中をこの目で見てみたいと思う。
100年前の人々が今のテクノロジーをどれだけ想像できただろう。
更なるスピードで世の中が変化をして行く今の時代。
いったいどんなふうになって行くのか、私にはもはや想像ができない。
きっとこれからはAIがますます賢くなり、人間を超える仕事をするのだろう。
暮らしは今よりはるかに便利で豊かになり、何ひとつ不自由のない生活を叶えてくれるのかも知れない。
AIの友達やペットも多くいることだろう。
それでも人間の欲望は、更なる豊かさを求め止めることができない。
格差が広がっている社会は、ますますその差が大きくなっているのだろうか?
あるいは新しい価値観が生まれているのだろうか?
しかしテクノロジーがどんなに進んでも、100年前もこれからの100年後も、人の気持ちや感情は変わらない。
どうしようにもない気持ちに涙した時、人はその涙の意味に気がつくことができるだろうか。
前世の私は、今の私に何を伝えようとしているのだろう。
原点は何だったのかと自分に問ってみる。
今を懸命に生きていることだけは確かなのだけれど。
100年後の人々は、今の私たちよりも幸せに暮らしているのだろうか?
お茶にしましょう
えっ?今日のおやつは猫さんのでしょ。
生まれ変わってみたら、なんと後ろに尻尾があった。
いまひとつ動かし方がわからないから、なんだか邪魔くさい。
あ~私は猫だったのか~
なんだか顔がムズムズしたと思ったら、その時ヒゲがピンと立った。
にゃ~にゃ~にゃ
おやつください。
マグロよりササミがいいです。
お茶はぬるめでお願いします。
猫舌なもんで。
通じたか?
まぁ~猫生でもいいだろう。
さて、ひなたで昼寝でもするか~
小さなことは気にしない気にしない。
人生猫のように。