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秋の空気にふと思い出すこと
いつまでも暑くて暑くて、いったいいつまで続くの…と思っていた夏がようやく終わりをつげ(もう10月…!)
夕方息子たちを迎えに行く時間がどんどん暗くなってきていることで、秋の到来を感じています。
秋になると吸う空気が心地良い
昔から暑さがニガテで、寒いのが好きだったわたし。
寒いなかこたつで食べるアイスは最高だし、あったかい焼き芋や肉まんを半分こして食べる、なんていう青春めいたことが好きで、
何よりあの、あたたかい布団にくるまれて、外に出たくない!という安心感が好きなのです。(そういえば子どもが生まれてからそんな至福を味わっていない気がしてきましたが笑)
そんな冬好きのわたしですが、秋のこの寒さを感じる時期、ふと訳もなく切ない気持ちになったりして、秋の空気って不思議だなぁと毎年思うのです。
でも、身体に入ってくる空気がすーっと冷たくなるこの感覚が、なんとも言えず好きで。
アーユルヴェーダ的にも、熱しやすくそして熱がこもりやすい体質のようなわたし。それも関係あるのかもしれません。
あ、だからタバコもメンソール一筋だったのか?(たぶん関係ないし今は非喫煙者です)
遠くなる高校生
息子たちを迎えに急いで自転車を走らせる18時前、
少し前までは明るかったのに、最近ではもうすっかり暗くなりはじめ、街灯もつきはじめます。
でも、まだ空の終わりは夕焼けが残っていて、なんとも幻想的な色をしています。
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そんな空を眺めながら、高校の横を通りすぎたとき
吹奏楽の音色と高校生の声が聞こえてきました。
一瞬で、なんとも言えない感情がこみ上げてきました。
何を思い出したのかも、正直よくわかりません。
でも、わたしは確かに20年前高校生で、吹奏楽部の練習の音を聞きながら放課後教室に残っていたこと。
数年前には高校の教師をしながら、吹奏楽部の生徒たちの練習を見ていたこと。(顧問でした)
そんなことがわーっと思い出されました。
今はもう高校生でもないし、高校の先生でもない。
昨日まで『せんせー!!』と駆け寄ってきてくれていた存在だったのに、『おはよー!挨拶の時くらいこっち見な~!』なんて小うるさく話しかけることができた存在だったのに。
もう、息子たちが高校生になるまできっと、高校生と関わることなんてないのかもしれない…
道を歩く高校生がすごく遠く感じて、切なかったのかもしれません。
いや、よく考えたらこれってすっごく特殊な感情で、きっと誰からも共感されないと思うのですが笑
退職された教員の皆様は、わかってくださるかな?うちの父に聞いてみよう。笑
あの時のわたしはどこへ?
たまに、あの時のわたしはどこに行ったのだろう?と思うことがあります。
大体ひとりで歩いているときです。
わたしは昔から、イヤなことがあったり気分を変えたいときに、あてもなく散歩をしたり走ったりしていました。
もちろん通勤の時や仕事の時もひとりで歩くことは毎日ありましたが、
目的地なく『ひとりで歩いている』ということにフォーカスするのって大体、何か悩んでいるときだったりします。
今朝はただ、パン屋さんに行くのに運動不足だから歩いていこう!というただの思い付きだったのですが、ぼーっと歩いていたらふと、また思ったのです。
たまに、歩いていたらあの時のわたしに戻って、あの道を曲がったらあの時の世界があるんじゃないか…?
みたいなファンタジーの世界に入りそうになることがあります。
でも、本当にそうなったらどうなるでしょうか。
今のわたしが、あの時の人生をやり直したら…
そう考えると、まったく違う結末になりそう。
そもそも、そしたらこの街に住んでないかも。
…そんなよくわからぬことを考えて、現実世界に戻ってくるのです。
違う世界に行くことの大切さ
実際は普段、そんなファンタジーに浸る間もなく毎日を過ごし、
久々に感じたファンタジーからも1.2分で現実世界に戻ってきたのに、なんだかその感覚が懐かしくてこうしてnoteの記事まで書いてしまいました。笑
なぜだろう?
と考えてみましたが、それはきっと『いつもと違う世界』に行くことが大切だと思っているからだという結論になりました。
わたしの場合ですが、仕事だけ、育児だけ、〇〇だけ、となっているときってどうしても思考が偏りがちで。
一生懸命向き合って考えるからこそ、同じところに行きついてしまいがち。
それは決して悪いことだとも思っていないし、だからこそ磨かれていくこともあると思うのですが、スランプに陥ることもあります。
これでいいのかな?何か他のアイディアないかな?
と思ったときは、『いつもしないこと』をしてみるのがおすすめです。
わたしの場合、いつも話さない方に自分からコンタクトしてみたり、
いつも行かない場所に行ってみたり。
いつもは聞かないpodcastを聞いてみたり、夫におすすめの本を聞いたり。
他の人はどんなことに興味があるんだろう、どんな視点で物事を見ているんだろう?
そういうスパイスを入れると、ワッと自分の中から想いが沸いてきたり、
自分の間違いに気がついたりする。
年齢を重ねると本当に、意識的にそれをしないと凝り固まっていってしまうなと思っています。
わたしもそうなっているときが多々ありそうだけど、でもそれを意識的にとってあげる作業を入れていきたいなと思いました。
秋の切なさとわたしのファンタジー、なんともよくわからぬnoteになってしまいましたが、もし最後まで読んでくださった方がいらしたらありがとうございます!
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