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大炎のおこし方 ~5つの条件~
太陽の光を
虫眼鏡でギュッと一点に集めて
森林の木の葉にじーっと当て続ける
少しずつ煙が立ち始める
そして遂に火が出る
最初は心細い
風が吹けば消えて無くなってしまう
それでも、少しずつ火は勢いを増して広がっていく
最初は敵だった風すらも味方につけて
そして巻き起こった大炎は
何者にも消すことは出来ない
これって、世界中の人を巻き込んで世の中を変えるための条件なんじゃないかなぁと思ってるので、説明させてください。
ビジネスだけに当てはまるものではないですが、僕が得意なのがビジネスなので、今回はビジネスを例えにします。
1. 太陽の光 = 起業家の情熱
まず、最初の必要条件の太陽の光は"起業家のもつ情熱"、そのものです。
曇っていたら(悩んでいたら)、火なんて絶対に起こりません。
2. 虫眼鏡 = 情熱の1点長期集中
次の条件である虫眼鏡は、起業家の情熱を1点に長期的に集中する必要性を表現します。
どんなに情熱を注いだとしても、その対象が複数あったり、1点だったとしても時間が短ければ、煙すら立ちません。
色々やってて全て成功しているように見える人も、最初はギュッと情熱を1点に長期集中させていた筈です。その炎が広がっているに過ぎません。
3. 木の葉 = 仲間、投資家、熱狂的なファン
起業家が情熱を注ぐ先に、木の葉 = "仲間、投資家、熱狂的なファン"がいなければ、やはり火は起こりません。
多ければ多いほど、最初の火のもつ熱量も高くなり、消えにくくなります。
つまり、どんなに情熱を1点に注いだとしても、その先が木の葉ではなくコンクリートだったら永遠に火は起こりません。
4. 森林 = マーケット
無事、木の葉に火がついたとしても、森林 = マーケットが小さかったり、そもそも既に先輩起業家たちに燃やし尽くされてるとしたら、苦労して起こした火も広範囲には広がらず、すぐ燃え尽きます。
どうせ同じ火を起こすなら、誰もまだ火をつけていない未開の大森林に火をつけてみたいなぁって僕は思ってます。
5. 風 = 批判者、逆境
創業初期の弱々しい炎の時は、風が強くなるとマジで消えかねません。
(ニューヨークでビジネスしていた時は、少なくとも3回位は風前の灯を経験しました)
それでも、成長して炎が安定してくると、逆に広がる手伝いをしてくれて、炎を大炎へと変化させてくれます。
ビジョンが魅力的で安定した会社が、逆境を糧にして更なる飛躍を遂げた例は数え切れません。
補足: 自分の役割
なぜ、上記のような気づきがあったのかというと、2日前に読んだアーティストの小松 美羽さんの本 "世界のなかで自分の役割を見つけること" を読んでから自分の役割ってなんだろうって、考え出したことがきっかけです。
そして、答えが出ました。というよりは、ずっと前から知っていた筈なのに忘れてしまっていたのですが。
自分の役割とは、
「太陽になる」
です。
思い返すと、10代の頃は「太陽のような人になりたい」と良く周りに言っていました。
僕の名前はひかるですが、日と光を足して晃と書きます。
自分の一番好きなところは?と聞かれたら名前と答える位、僕は自分の名前が好きです。
ポカポカと周りを照らしつつも、情熱を1点集中させて、伝染させることが出来る覚悟と熱量を持った人になりますように。
それが、自分が産まれた時に親から与えられた役割なんだろうな。と勝手に考えてた2日間でした。
*タイトルの”大炎”という表現は一般的ではありません、ごめんなさい。
僕がキングダムの麃公将軍の大ファンなだけです。