新人登竜門の絵画コンクール FACE展をチェック! SOMPO美術館「絵画のゆくえ2025」あおひと君の週間アート情報 1/27~2/2
会期は、1月18日から2月11日、火曜まで。開館時間は午前10時から午後6時、最終入場は閉館30分前までです。休館日は、毎週月曜日、入館料は800円、高校生以下無料です。会場のSOMPO美術館は、新宿駅から歩いて5~6分くらいのところです。
絵画のゆくえ2025では、SOMPO美術館が毎年開催している、公募コンクール FACE展の2022年から24年の3年間に「グランプリ」「優秀賞」を受賞した作家たち12名の作品展です。彼らの受賞後の作品も含め、およそ80点を紹介します。
公募コンクール FACE展は、2013年に創設され、年齢・所属を問わないコンクールで、新進作家の登竜門とも言われています。他の現代アートに限ったコンクールには、1956年に始まったシェル美術賞、現在のIdemitsu Art Awardと、1994年創設の、キュレーターが作家を推薦する形のコンクール、VOCA展(The Vision of Contemporary Art)などが知られています。
今回の出品アーティストは、
2022年グランプリ受賞者、新藤杏子さん。優秀賞の大山智子さん。矢島史織さん、石神雄介さん。
2023年グランプリ受賞者の吉田桃子さん、優秀賞 植田陽貴さん、ヨシミヅ コウイチさん。中嶋弘樹さん。
2024年グランプリの津村光璃さん、 優秀賞の佐々木綾子さん、かわかみ はるか さん
塩足月和子 Tsuwako Shiotariさんです。みなさまおめでとうございます!これからのご活躍、期待しています。
ちなみに今年2025年のFACE賞は入選作品57点、グランプリ1点、優秀賞3点、U30フロンティア賞1点、審査員特別賞4点です。これらを公開するFACE展は、同じSOMPO美術館で、3月1日から始まります。
22年から24年の審査委員長を務めた野口玲一氏が、選考の過程などをカタログに寄せていて、興味深かったのでかいつまんでご紹介します。
画像などで選ぶ一次審査はなく、審査委員は、1000点以上の応募作品(2025年度は、1312点)を、最初から実物を見ながら選考する。画像だけではわからないディテールも確認できる。
最終選考では、80点ほどを審査委員が一同に介して決めるが、最近では、いろいろなタイプのキューレターがいるので、意見が一致しない。
選考基準は、国際的に通用するかどうかの将来性の有無をもっとも重視。その将来性とは、作家が作品を通して何をしようとしているのかが、より伝わるもの。そしてそれがより大きな課題かどうか?などに着目。
応募作品そのものの完成度や技術の優越はあまり重視しない。
また現在、多く見られる漫画、キャラクターや記号的絵画は特に気にしない。
似たモチーフの絵画がダブらないように、バラエティに富んだ選考をこころがける。
などと述べていました。
そんな選考過程で選ばれた作品は、やはり完成度は高かったと思います。確かに多くのギャラリーで出会うようなアニメ的なもの、キャラ系の作品はありませんでした。それは逆に新鮮でした。(入選作品のなかにはあるかもしれませんが)
また、風景画、物語的なイメージ、具象画、抽象画、半具象的な作風が、満遍なく選ばれていました。ただコンクールだから当然でしょうが、飛び抜けて変だったり、びっくりするような作品はありませんでした。
どの作品もアート偏差値が高い!という印象でした。これらの中で何人のアーティストが世界に飛び立っていくのでしょうか?期待をもってご成功を心からお祈りしています!
1月18日~2月11日 絵画のゆくえ2025 SOMPO美術館(新宿区西新宿)
https://tokyo-live-exhibits.com/pum_tksj_sompomuseum/
あおひと君(現代美術家 関根かんじ)ホームページ
https://super-blue.com
Tokyo Live&Exhibits
https://tokyo-live-exhibits.com/
フェイスブック https://www.facebook.com/tokyoliveexhihits/
ツイッター https://twitter.com/ExhibitsLive
Tumblr https://tokyoliveexhibits.tumblr.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/tokyoliveexhibits/
Youtube(あおひと君の週間アート情報) @aohitokun
英語版サイト
https://japan-live-exhibits.com/
#現代アート #パフォーマンス #あおひと君 #Aohitokun #Contemporaryart #Japaneseculture #Tripjapan #japanesepainting #漫画 #パフォーマンス #現代アート #ギャラリー #展覧会 #個展 #画廊 #そごう横浜店 #手塚治虫 #TokyoLiveExhibits #exhibition #Tokyo #美術館