つながり
旅の2日目は、妻の昔の仕事仲間との再会。
沖縄に移住して3年。彼女は何を感じ、どんな旅をしてきたのか?
彼女を通して沖縄という場所の一端を垣間見れることがきた。
そして、私たちの生き方にも繋がっていた。
彼女は沖縄に来てからの3年間、
自分自身と向き合い、苦しくも、正直に向き合う時間だったそうだ。
そうして、少しずつ自分を解放していける今がある。
それは、自身の内側の核となる部分を大切にできるようになってきたことでもある。
また、自分自身と向き合う時、そこにはいつも出会う人々や出来事がメッセージのように運んできてくれている。だからこそ”感謝”という想いがこの地では強く感じる。という。
「いちゃりばちょーでー(一度会ったら皆兄弟)」
「よんなーよんなー(ゆっくりゆっくり)」
そんな言葉に表されるように、沖縄には”人”との繋がりが強い。
思い起こせば、初日に寄ったスーパーでは、野菜や果物が無農薬や有機栽培で販売されていた。
どこかの機関のオーガニック認証があるわけではく、「〇〇さんの野菜です。」「無農薬です。」というスーパーのポップがあるだけだ。
しかし、野菜を見ればそのエネルギーは一目瞭然。
実際に買った人参はそのまま食べても甘さを感じられるほど新鮮で美味しかった。
ここの場所は、信頼や信用という本質がある。
誰が作っているか。どうやって作っているか。
そんなストーリーが見えてくる野菜が普通に売っているというのもまた沖縄という場所なんだと感じた。
この日、彼女と会った場所はカフェで、マーケットのイベントを開催していた。
また、このイベントも興味深く、多くの出展者がそれぞれの活動拠点を持ちながらも、旅をしては全国でマーケットを開催している方たちだった。
モノ・カタチとしての表現を通して自然と人々との繋がりを感じている。
そこにグループや組織という形骸的な"カタチ"ではなく、自然のタイミングだけが作り出している「縁」によって織りなされている「いちゃりば(出逢い)」のようにも感じられた。