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否定には成功が隠れてるって話

それが何かによるけれども、君に注意をすると、全く耳を貸さなくなってしまうことがある。

「やっちゃいけないってわかってるし、やっちゃった自分が悔しい。わかってるから、もう言わないで。言わなくたって、わかってるんだから!!」。

そういう気持ち、よく分かる。

キミがしたことにわたしが怒ること、キミはキミ自身が怒られている!と思うみたい。でもちがう。キミを怒ったってキミを悪い子とは思わないし、キミがかわいくて(×∞) 愛してる(×∞) ことは全く変わらない。キミがダメな子だとも全く言ってない。キミに怒っているんじゃない、キミがしたことに怒っているの。

キミっていう人と、キミがすることは別。

キミが「したこと」は、キミそのものじゃぁない。ここでの論点はあくまでもキミが「したこと」。「したこと」がダメだった、失敗だったってこと。「ルールに反している」とか「人に迷惑をかける」とか「人を傷つける」とかの理由があるから、怒られる。

キミが「したこと」は、キミが出したもの。その出し方やタイミングを間違えたっていうだけ。だから、キミ自身じゃない。

でもキミが「したこと」によって、世間は「キミ」を評価する。人助けをした、すごい発明をした、100点をとった。それは、「キミ」ががんばった結果でもある。キミの「したこと」と「キミ」自身はすごく似ている

キミという人間がすることだから、キミ自身が何をするかにかかってる

キミが「したこと」は治さなきゃいけないことだとしても「キミ」は悪いやつじゃない。でも「悪いことをする」と世間はキミを「悪いやつ」と思うし「良いことをする」とみんな「良いやつ」と思う。

その評価は、正しいけれども、それが全ての君じゃない。
みんなが見えてるのは、地球で例えると「太陽があたっている昼間の部分」で、「夜の部分」は見えないから、誰にも分からない。

でもそれで、良いんだと思う。

光も影もあっていい。どう使うか?がカギ

「怒る」とか「イライラ」とか「悲しい」「寂しい」っていう「ネガティブな気持ち」が心の中で出てきたときって、その”モジャモジャした塊”をとにかくどうにかしようと、外にぶつけたり、人にぶつけたりしようとする。それをどうしたら正しいのかっていう説明書は、たぶん一生できないんだと思う。でも生きていくうちに、こんなときにはどうするのがいいのかも、っていうアイデアと対処法がどんどん増えていく。

自分の中に押し込めておくだけだと、自分の中で塊は自分を傷つけ続ける。他人にぶつけると、喧嘩になったり人を傷つけたりする。その”もじゃもじゃ”がドコから来るのか、どうしたら収まるのか?それは自分にしかわからないから目をつむっていては一生対処法が身につかない。

「やっちゃいけないこと」を否定されるって、もっと良くなること!

キミが怒られてるときの「おこる」は、ダメなことがダメって言われているだけ。ややこしいのが、言葉にすると同じ「怒られている」となるけど、実は「解明している」だけ。これと腹が立ってイライラして仕方がない!っていうのとはぜんぜん違う。

「聞きたくない!」って耳を閉ざしたらもう終わり。でも実は今キミが何を失敗したのかに向き合うと、これからはやらないようになる。間違いや失敗は、成長するチャンス。その失敗をどう活かすのか、によって、成長のバネがかわってくる。どのくらい良くなりたい? それはもう、怒られているときの姿勢に、出ちゃってる。

1. 「もう聞きたくない!ごめんって言ったじゃん!」
...はいゼロ点。あなたはまた同じ失敗するでしょう。
2. 「ごめんなさい、もうしません」
...OK。失敗の数は減るかも知れない。
3. 「ごめんなさい、もう失敗したくない、どうしてこうなったんだろう」
...GOOD。失敗した自分に向き合えるって素晴らしいこと。
4. 「ごめんなさい、今度からどうしたら失敗しないんだろう」
...VERY GOOD。それに向き合って、次からの予防策を案じていれば、きっともうかなりの高確率で失敗しない。


たとえば、もし忘れ物して怒られたら「次に忘れないために、どうしたら良い?」ってことを考えてほしい。すぐにカバンに入れるとか、フォルダーに入れておくとか。自分で未来の自分にメモを渡すみたいに、カバンの中に印をしておけばいいのかもしれない。

ダメな自分を刷り込ませるつもりはこれっぽっちもないってこと、覚えておいて。

自分も人も気持ちよく暮らせるかどうかは、それぞれにかかってる

それと、私も「怒る」ことがある。遊んでて痛い思いをしたり、約束を破られたり。
そんなときに出たモジャモジャな心は、私だって小さなキミにも、ぶつけるよ。だって、そうやって怒りをぶつけたり優しさをぶつけ合うことで、わかり合っていくんだと思うよ。

そうやって、どうしたらもっと良くなるかなって考えていけば、きっとキミは素敵なおとなになっていくんじゃないかなって願ってる。


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