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何気ない毎日を、何に使うか。|『ザ・コーチ3』
『ザ・コーチ』シリーズが好きで、のんびりと読み進めていたのだけど、一番インパクトがあったのが、この3作目かもしれない。
読み終わるや否や、自分の時間の使い方を見直したくて、サボっていたジブン手帳をひっぱりだした。
当たり前のことなのに、つい忘れてしまうこと。そう、私たちの時間は限られている。
思っているよりも、時間は少ないかもしれない。
思っているよりも、無駄にしているかもしれない。
思っているよりも、好きなことをしてないかもしれない。
そう思ったら、時間泥棒に時間を取られていないか、点検してみましょ。
『ザ・コーチ3』を手に取ったわけ
冒頭でも書いた通り、『ザ・コーチ』を一昔前に読んでのがきっかけ。面白かったし、考えさせられたので、2作目、3作目と続けて読んできた。
そんな中でも、今の自分にとって一番必要だと感じたのは、3作目の「時間泥棒」という考え方。
パートタイムで働く時間が限られているのもあるし、母業をしてると自分時間は限られる。さらにやりたいことも沢山あるし、勉強も続けたい。
そんなワガママな私が、読み終わるや否や、自分の時間の点検をしたくなる、そんな一冊でした。
『ザ・コーチ3』からの学び・気づき
時間とは、生まれたときに最初に神様からもらう黄金の金貨で、死ぬまでに使える量は決まっている。それに貯められない。生きている間、日々、意識的だろうと、無意識的だろうと、必ず減っている。その金貨を使って何かに変えて生きているんだ。
「時間には限りがある」なんて、とっても当たり前なことなのに、なんで私たちはついうっかり忘れてしまうんだろうか。
なんとなく明日が来ると思っているし、なんとなく来月がやってくると思っている。まだ30代半ばだから、あと20年くらいはあるかななんて思っている。
でも、自分の残り時間があとどれくらいかなんて分からないし、何より意外とすぐ終止符が打たれるかもしれない。
そんなことも知っているはずなのに、なぜか、今日みたいな日が、淡々と続いていくんだろうと思って、無駄にしていることって多いんじゃないかな。
明日死ぬかもは言いすぎだけど、今日みたいに元気に動き回れるかは分からない。それくらいの気持ちで、貴重な時間を向き合っていきたい。
だって、淡々と過ごしていたら、たぶん20年くらいはあっという間に、ぼんやりと過ぎちゃうから。
『ザ・コーチ3』から取り入れたこと
何かをやると約束するより、何かを絶対にやらないと決意することは、人格として上位だと。そして、やらないと決めたことを実行することが、自由を手に入れること。
なにかと「あれもやりたい」「これもやりたい」「To Do Listに加えておこう」と追加していきがちな私。
この箇所を読んだ時に、ガーーーンと頭を殴られたような気がした。「何かをやる(足す)」ではなく、「何かをやらない(減らす)」と決めること。
ちょっとだけ暮らしを楽しくしたいなと思って、あれこれやっている人にとって、大きなパラダイムシフトじゃないかしら。
だって、ぼんやりと淡々と過ごしたくないからこそ、あれこれアクテビティを増やして、忙しくチャレンジしているのは「足す」作業。
でも「足す」を繰り返していくだけじゃ、どんどん自分は忙しくなって、楽しいことだらけではあるけれど、溺れてしまうことも。
自分のスケジュールをあれこれで埋めてしまいがちだからこそ、あえての「減らす」作戦。そしてやっぱりやった方がよかったかな…とウジウジせずに、「やらないを実行する」。
やりたいことだらけで、いろいろ挑戦しているんだけど、なんだか苦しい…という私みたいな方がいたら、一緒に試してみませんか。
「やらないことを決める」って意外と難しい。
『ザ・コーチ3』をおすすめしたい方
大切なことを大切でないことの犠牲にしてはいけない。「それをやる時間がない」という言葉で、自分をごまかしてはいけない。
この箇所を読んで、ギクッとした方。
なんとなくやってみたいなぁと思ってるけど後回しにしていることがある。「仕事や生活が落ち着いたら」なんて言葉を日常的に使っている気がする。なによりも時間がない気がしている方。
いやいや、みんな時間はあるんだよ。お金持ちも、有名人も、凡人の私も、生まれたての赤ちゃんも。みんな、同じだけの24時間がある。
それでもバタバタしていて「やりたいこと」ができないどころか、「やりたいこと」が何か考えていない人も多いと思う。
それでいいなら別にいいんだけど。でも、せっかく生きているんだから「楽しいこと」「やりたいこと」を少しでも暮らしに取り入れたいじゃない。
そう考えているなら、定期的に時間泥棒に時間を奪われていないか、チェックしてみましょ。
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