「お気に入りの場所」(あたたかい日々の作品紹介3)H18 x W18 x D2.4 cm
あたたかい日々の作品群の作品を紹介していきます。
全部で4点、順番は関係ありません。
カウントアップすると終わりが見えてくるので入れています。
写真は後で入れます。
小さな丸たち、ついに最後の3つめです。
お気に入りの場所で休んでいる感じで描きました。おそらく、あの子もお昼寝中。・・・ということは、また船の冒険の話が生まれているかもしれません。
「お気に入りの場所」には、緑の椅子があります。緑の椅子は、今回の個展でどこかしらに描きたいと思っていました。最終的にあたたかい日々の作品群に落ち着きました。
緑の椅子は、ピカレスク様での想い出と関係があります。
個展のお話をいただいてから、私はピカレスク様にお邪魔するようになりました。2023年の個展を、ピカレスク様と白黒ええよんならではのものにしたいと思ったからです。そのために、可能な限りピカレスク様について理解を深めたいと思いました。すべてを理解することはできないでしょうけれど・・・。現地に伺う他、WebサイトやSNSを拝見したり、ZINEやリトルプレスを拝読したり・・・。
現地に伺ったのは、作家としてでもありますがお客様としてでもありました。というか、正直なところ、ドキドキ過ぎたので、お打ち合わせの前に暫くの間はお客様として伺っていました。そうすれば、お打ち合わせのドキドキが軽減されるのではないか、そんな期待もありました。
ピカレスク様は、とても居心地の良いギャラリー様です。
実際何度も足を運んで、そう思います。
例えば、ピカレスク様には折に触れて椅子をおすすめいただきました。とてもあたたかい感じがしました。(これは船の変容の場面にも入っています。具体的には書かれていませんが・・・。それから、この物語に書かれていることは、ピカレスク様に限らず色々な方に当てはまります。椅子以外も。)
色んな椅子のうち、私が緑好きというのもあり、緑の椅子を描きました。形は、自分なりにつくりました。シダか何かのクルクルみたいなのにしました。
「お気に入りの場所」の緑の椅子は、椅子の想い出の他に、ピカレスク様にかつて出展させていただいた作品とも関係があります。
「Tokyo Artist Book Fair 2021」の「秘密の場所」
「熟睡展」の「いしころ☆すやすや(安全地帯にて)」
緑の中に何かが居て、その緑は安全安心のあたたかい場所というのを私は描くのが好きなのかもしれません。
船の冒険の「安全地帯にて2023」もそうです。
過去のお礼の気持ちも込めつつ、ピカレスク様での白黒ええよんの歩みの延長線上にある、空想の世界と現実の世界、2通りの緑の場所を今回ご用意しました。
そういえば、生き物たちを見守る船の作品群にも緑の絵があります。それはまた別の記事で・・・。
「お気に入りの場所」では熊がぬいぐるみになっています。熊は、私が熊谷在住ということもあり、今までも色々描いてきました。今回は月とも関係あるので登場させました。本物は怖いですが、ぬいぐるみになれば大丈夫。ある子のお気に入りのぬいぐるみです。
生き物を見守る船の作品群で、船が熊のお母さんを助ける話をつくろうかと思いましたが、3つのコマに悩み、今回は見送りました。ちょっと戦争っぽい感じもしましたし、今回はなるべく平和な世界を描きたかったのです。たたかうなら、相手は自分自身くらいにしておきたかったのです。
実際の自然界は、生き残りを賭けた戦いの連続なのでしょうけれど・・・。あたたかい時間もきっとあるのではと思いました。
「お気に入りの場所」に話を戻します。
ある子は、緑の椅子も大好きで、ここに熊のぬいぐるみを座らせるのも大好きです。船もこの場所が大好きです。(・・・とその子は思っています。)
この絵にも、青い鳥がいます。
それから、表面の凹凸があたたかい模様になっています。
使用した素材(のうち思い出せるもの)
木製パネル、アクリル絵具、オイルパステル、水溶性ワックスパステル、天然群青、天然岩黒、象牙色、ヒマラヤ水晶、純金箔、他
支持体には直径18cm(0号の長辺)のエンパネを用いました。
ありがとうございます。それでは、また。
その後、Instagramのリールのキラキラの動画を投稿しました。