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『日本語とにらめっこ 見えないぼくの学習奮闘記』モハメド・オマル・アブディン著

1978年スーダン出身で視力を失った著者が19歳で来日して日本語を習得した過程を描くノンフィクション。

点字を知り、耳で読書をし、パソコンを使えるようになり、日本語で文章を書く。

本書を読んで、目の見えない人にとって漢字がどういう意味を持つか(持たないか)について考えたことがなかったことに気付いて、自分で驚いてしまった。

もともとかなり頭のよい人だと思われるが、素直でユーモアのある性格も、言語習得や日本生活への適応に大きな役割を果たしたのではないか。人に好かれる人でもあるのだろう。

母国の人たちを助けようと活動しているのもすごい。


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