![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110059129/rectangle_large_type_2_33d671a87fd77082bc6a9b05ba43afa2.jpeg?width=1200)
芸術や文芸など創作を大学(院)でどう学ぶ・教えるか
美術大学の授業に関するツイートを見かけた。
そもそも講評自体、良い教育方法だとは思わない。作品を見てもらう時間は少ないし、先生が作品評を述べるだけで生徒の意見をメインに聞く場でもないし他の鑑賞側の生徒の意見を聞くこともあまりない。生徒同士がじっくりお互いの作品について批評し合えるCritiqueの方が良いと思う https://t.co/AS9jfP5jeJ
— Layla Yamamoto (山本れいら) (@yamamoto_layla) July 4, 2023
アートではないが、日本の大学でのクリエイティヴ・ライティング(文芸創作)の授業はどんな具合なのだろう。
英語圏の大学院で行われていたクリエイティヴ・ライティングの「ワークショップ」と呼ばれる授業では、次のような方法が取られていた。
・1回の授業で2人の学生の作品を取り上げる。
・取り上げられる学生は、授業の数日前までに作品のデータを教員と授業に参加する学生全員に共有する。
・学生たち(もちろん教員も)は作品を事前に読み、コメントを書き込む。
・授業中は、教員も学生もほぼ同等の立場で作品についてコメントする。書いた学生もそれに対して感想、反論、補足等を言う。書いた学生が聞きたいことなどを投げかけることもある。
・授業の最後に、事前に書いてきたコメントを、作品を書いた学生に渡す。
(・作品が取り上げられた学生は、次回順番が回ってきたときに、リライトしたものを出すか、続きを書いて出すか、別の作品を書いて出すか、となる)
創作を高等教育機関で専攻するということは、作りたい、表現したいことやものがある人が、それに磨きをかけていくことであるなら、どういう方法がよいのか、方法論は確立されているようでいて、実はされていないのかもしれないし、常に見直し更新すべきものであるのかもしれない。
上記の授業については、「これ意味あるのかな?」と不満を持つ学生もいた。