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2021年12月の記事一覧
「Le Tambour de soie 綾の鼓」伊藤郁女、笈田ヨシ:三島由紀夫「近代能楽集」を基にした、ダンサーと劇場の掃除人の恋を描くダンス・シアター
2020年10月にアヴィニョン芸術週間(UNE SEMAINE D'ART EN AVIGNON)で世界初演された作品が日本で公演。上演時間は約1時間。
能の「綾鼓」を翻案した三島由紀夫『近代能楽集』の一作「綾の鼓」(あやのつづみ)を基に、ジャン=クロード・カリエールが劇場を舞台とした物語を書き、せりふとダンス、音楽で紡ぐパフォーマンスができた。
フランスを拠点に活躍する振付家・舞踊家の伊藤郁
アップデイトダンスNo.89「踊るうた2」勅使川原三郎:歌謡曲が響く崇高な極地
KARAS APPARATUS(カラス アパラタス)の自身の舞台で定期的に「アップデイトダンス」を上演するダンサー・振付家の勅使川原三郎さん。
ダンサーの佐東利穂子さん(振付も行う)と作品をつくっていて、「踊るうた2」も勅使川原さんと佐東さんが出演となっていたが、上演日によって、どちらかのソロだったり、デュオだったりしたらしい。
以前「踊るうた」の上演があったらしく、今回はその第2弾。同じ歌も
「箱庭弁当ーさ迷える愛・破」劇団態変:人間の身体と動きを発見し直す
YPAM2021招聘公演「さ迷える愛・序破急」三部作の一作、「箱庭弁当」(上演時間70分)を鑑賞した。この三部作は、2016年に相模原の障害者施設で起こった事件からつくられている。
劇団態変は、主宰の金滿里さんが1983年に大阪を拠点に創設した、フィジカルシアターのパフォーマンスグループ。金さんはポリオの身体障害者であり、劇団態変のパフォーマーは全員、脳性まひや腕の一部や脚がないなどの身体障害者
『あなたへ(Dears)』伊藤郁女(Compagnie Himé):亡くなった大切な人への手紙から創作したダンス
フランスなどヨーロッパを中心に活動する振付家・ダンサーの伊藤郁女(いとう かおり)が主宰するカンパニー「Compagnie Himé」のダンス公演。1人の俳優と5人のダンサーと作り上げた作品で、伊藤はけがをしたダンサーの代役として出演した。
出演者たちと書いた、亡くなった大切な人への手紙や、東北の「風の電話」(亡くなった人に電話するために設置された電話ボックス)をパリのコリーヌ国立劇場に設置し、