2022年6月の記事一覧
『未来のアートと倫理のために』山田創平 編著:なぜ今の世界で私は芸術に関わろうとするのか
京都精華大学のプロジェクト「芸術実践と人権――マイノリティ、公平性、合意について」で行われた2年間のレクチャーやゼミなどの公開プログラムと、新たな原稿を収録した本。
多彩なアーティストや芸術関係者が登場し、どの話もとても興味深い。
最も感銘を受けたのは、山田創平「芸術が、私と世界を架橋する」。一般的に言われていることなのかもしれないが、人間は世界を直接つかむことはできず、芸術があることで世界と