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太宰治のことば

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太宰作品の好きな言葉たち
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2021年5月の記事一覧

人生は冒険『お伽草子』

人生は冒険『お伽草子』

好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。
人には、宿命というものがあるんだよ。

『お伽草子 浦島さん』太宰治

旅に出たいと思ったきっかけはいくつかある。
でも、影響を与えたひとつはスタンド・バイ・ミー
(たまたま今日放送もしてる!)

以前、ネイル中にぼーっとみてたのがきっかけ。

『あの12歳の時のような友達はもうできない、もう二度と』

若い頃

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決行するとき。『悶悶日記』

決行するとき。『悶悶日記』

私の身がわりになったのだ。
これだけ、こわさなければ、私は生きて居れなかった。
後悔なし。

『悶悶日記』太宰治

5/31(月)から景色の良いホテルに引きこもる。
バスの時間がー、雨がー、準備がーと言い訳して
土壇場でキャンセルをしようとしたけれど
もう逃げるのやめる。

いつもしないようなこと。
非日常の中でのルールは「YES」と「好奇心に従う」

行きたい場所、してみたいこと、食べたいもの。

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くやしさ『おさん』

くやしさ『おさん』

つくづく僕は感心する事があるんだ。
どうして、君たちは、そんなにまじめで、まっとうなんだろうね。世の中を立派に生きとおすように生れついた人と、そうでない人と、はじめからはっきり区別がついているんじゃないかしら。

『おさん」太宰治

起こったことは起こったこととして
受け止めるより他ない。

反省して、改善策を生み出して円滑に進める。
これ以外は何もできない。

感情的になっても、意味がないと頭で

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好きなクラシックがあると言ったら、笑われた夜

好きなクラシックがあると言ったら、笑われた夜

池水は 濁りに濁り 
藤波の 影もうつらず 雨ふりしきる
伊藤左千夫

しとしと降る、雨の夜。
その音を聴きながら、本を読むのが好きで
窓から眺める雨が好き。

外に出る日、雨が降るのは嫌い。
風情よりも濡れる感覚が好きになれない。

梅雨。

6月が近づいてくる。
お墓参りにいく季節。
太宰治の命日・桜桃忌がやってくる。

太宰が死ぬとき、伊藤左千夫のこの歌を残した。

雨が降り続いて、池の水は

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ひとりになれない時代、それでもひとりの時間は必要『正義と微笑』

ひとりになれない時代、それでもひとりの時間は必要『正義と微笑』

一人三役くらいで対話の朗読など、いまの僕の力では危かしいし、一人で長い台詞を言う場面は、一つの戯曲にせいぜい二つか三つ、いや何も無い事さえあって、意外にも少いものなのだ。

『正義と微笑』太宰治

本はバトンだ。

作家の書いた想いある作品は
誰かの愛する本というバトンになって
その本を愛する人の大切な人にも受け継がれる。

学生の頃、何にも興味がなくてどうでもいいと
嘆いて、ただ苦しくて本を読も

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失敗を経験に変える『佐渡』

失敗を経験に変える『佐渡』

「彼が旅に出かけようと思ったのは、もとより定った用事のためではなかったとしても、兎も角それは内心の衝動だったのだ。彼は、その衝動を抑制して旅に出なかった時には、自己に忠実でなかったように思う。自己を欺いたように思う。見なかった美しい山水や、失われた可能と希望との思いが彼を悩ます。よし現存の幸福が如何に大きくとも、この償い難き喪失の感情は彼に永遠の不安を与える。」

『佐渡』太宰治

「自己に忠実」

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自信の喪失『千代女』

自信の喪失『千代女』

お母さん、私は千代女ではありません。なんにも書けない低能の文学少女、炬燵にはいって雑誌を読んでいたら眠くなって来たので、炬燵は人間の眠り箱だと思った、という小説を一つ書いてお見せしたら、叔父さんは中途で投げ出してしまいました。

『千代女』太宰治

書くこと(認められるものを作ること)をしようと
考えれば考えるほど、評価のために書いていて
何を伝えたいのかわからないものが出来上がる。

伝えるべき

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追う恋と追われる愛『新ハムレット』

追う恋と追われる愛『新ハムレット』

孤独を知りたかったら恋愛せよ、と言った哲学者があったけど、本当だなあ。ああ、僕は、愛情に飢えている。素朴な愛の言葉が欲しい。ハムレット、お前を好きだ!と大声で、きっぱり言ってくれる人がないものか。

『新ハムレット』太宰治

愛なんてないけど、結婚したいから!
だから、結婚するんです。

という人がいるという話題で盛り上がった日曜日。

「気持ちが動いたら浮気」
それ以外のことは許せるし、自由にし

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恋愛ってなんですか?『ろまん灯籠』

恋愛ってなんですか?『ろまん灯籠』

王子の恋愛は正直です。王子のラプンツェルに対する愛情こそ、純粋なものだと思います。王子は、心からラプンツェルを愛していました。

『ろまん灯籠』太宰

「恋愛ってなんだろう」って聞かれて
これは一番困る相談だなと思った。

1番の苦手分野。
全然わからないし、検討もつかない。

むしろ正解があるなら模範解答通りに進めるから
誰か教えてくれないかなと思うくらい。

「恋」とか「愛」とか単体で見るなら

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関係の終わり『フォスフォレッスセンス』

関係の終わり『フォスフォレッスセンス』

「別れる、と言って。」
「別れて、また逢うの?」
「あの世で。」
とそのひとは言ったが私は、ああこれは現実なのだ、現実の世界で別れても、また、このひととはあの睡眠の夢の世界で逢うことが出来るのだから、なんでも無い、と頗るゆったりした気分でいた。

『フォスフォレッスセンス』太宰治

親友、友達、家族が死ぬ夢をよく観る。
恋人が去る夢もよく観る。
追いかけられる夢も何度も観てきた。

夢見が悪い。

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変えるのは自分、変わるのも自分『親という二字』

変えるのは自分、変わるのも自分『親という二字』

あとはまたあとで、どうにかなるだろう。
どうにかならなかったら、その時にはまた、
どうにかなるだろう。

『親という二字』太宰治

何も変わらない日。
それでも、心持ちで変わる。

何もしないで立ち止まるよりも何かして足掻く。
カッコ悪くても、頑張ってみるほうがいい。

そう思える一日になってよかった。
楽しいことは、起こるのを待つのではなく
自分で見つける必要がある。

つまらないときはいつも待

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毎日を楽しむこと『猿面冠者』

毎日を楽しむこと『猿面冠者』

こんな調子では、ひともおのれも楽しむことができない。だいいち、ていさいがわるい。めんどうくさいが、これは書き改めよう。虚栄心のつよい男はそう思って、しぶしぶ書き直しはじめた。

『猿面冠者』太宰治

GWが明けると「五月病」になる人が増えるが
私は4月の中旬から約一ヶ月何をしても
何を考えても、前向きになれない。

誰とも一緒に居たくないから部屋に篭る。
だけど、一人でいても心から笑うことはできな

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人生というのは『トカトントン』

人生というのは『トカトントン』

「人生というのは、一口に言ったら、なんですか」
と私は昨夜、伯父の晩酌の相手をしながら、ふざけた口調で尋ねてみました。「人生、それはわからん。しかし、世の中は、色と慾さ」

『トカトントン』太宰治

一日中ベットに横になって、何もせず動画を見て
眠たくなったら目を閉じてを繰り返したら
いつのまにか夕方になっていた。

一日明けないカーテンから、真っ赤な光が
差し込んできて、眩しさにカーテンを開けた

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『無趣味』

『無趣味』

大いに衣食住に凝って得意顔の人は、私には、どうしてだか、ひどく滑稽に見えて仕様が無いのである。

『無趣味』太宰治

シンプルに生きる方がいい。
好きなものに凝ってしまうことはよくあるけれど
どちらかと言えば素材本来の味の方が好き。

自信のなさを華美なもので隠そうとする感じは
自分の部屋にあるたくさんのものをみていると
不安を隠したいからなんだろうと思った。

いろんな物事はシンプルに考えた方が

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