人生というのは『トカトントン』
「人生というのは、一口に言ったら、なんですか」
と私は昨夜、伯父の晩酌の相手をしながら、ふざけた口調で尋ねてみました。「人生、それはわからん。しかし、世の中は、色と慾さ」
『トカトントン』太宰治
一日中ベットに横になって、何もせず動画を見て
眠たくなったら目を閉じてを繰り返したら
いつのまにか夕方になっていた。
一日明けないカーテンから、真っ赤な光が
差し込んできて、眩しさにカーテンを開けた。
開けた瞬間の「すごい、綺麗」という感覚で
今日一日がすごくいい日に思えた。
別に夕焼けを見ても、見なくてもすぎる時間は
変わることはないし、夜がきて朝が来る。
それでも、1日のうちに心が動くものに
出会えることが、増えれば人生悪くないと思う。
やらなければいけないことをやらないで
のんびりしていられたらいいけれど
ストレスもかけずに無感情に生きている方が
空虚感に苛まれることもあるんだなと思った。
今日の夕焼けはきっと、忘れないと思う。
人生の意味はまだまだ見つからないけれど
この夕焼けを見れたことに、意味はある。
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