一周回って帰ってきました
僕は鬱と原因不明の身体症状で悩んでいます。それで、色々本を読んだ結果、これらのことを治していくためには、ある種の「努力」が必要で、医者を「信頼」して、無理な時は「休養」して、後は「時間」が解決する、と思うようになりました。あと、「治る」というよりかは「慣れ」の問題なのではないかと思うようにもなりました。
僕は薬を飲んでいます。そして、充分休養しました。そして、規則正しい生活を送っています。これでもまだ辛いです。それで色々考えた結果、考え方や行動、環境に問題があると気づきました。だから最近は認知療法や森田療法の本を読んでいました。とはいえ、いきなり考え方や行動、環境を変えられません。ただ、少しずつ変えていくことは可能だと思っています。というか、もうそうしていくしかないと思っています。
病気や薬について色々調べていた時期もあったのですが、正直言って無駄でした。分かったことは結局のところ「よく分からない」ということでした。だから、病気と薬のことは医者に任せるしかありません。そもそも、これらのことを考えるのは医者の仕事です。患者は自分で自分の病気を診断できなければ、薬も処方できないのですから。この当たり前のことに気づくのに随分時間がかかりました。もちろん、意識の上では医者を「信頼」していたと思っていたのですが、無意識のうちに医者を「信頼」してなかったのでしょう。だから「色々調べていた」のだと思います。病気と薬のことは医者に任せる、つまり医者を「信頼」するのが一番良いです。患者が病気と薬にこだわりだすと、問題がこじれるようになると思います。
どれだけ「努力」をしていても、いや、「努力」という言葉があまり良くないのかもしれません。「リハビリ」でもいいかもしれません。どれだけ「リハビリ」をしていても、どうしても無理な時期がやってきます。その時は割り切って「休養」するしかないです。少し良くなったと思ったら、また寝込む時期がやってくるんですね。これの繰り返しだから挫折しそうになります。ただ、こういうものなのでしょうね。だから後は「時間」が解決する、と割り切っています。
それで、鬱に関する分かりやすい教科書的な本がありますよね。文章が少なくて、図解が多い分かりやすい本です。僕は改めてこの分かりやすい教科書的な本を読み返していたのですが、結局僕がたどり着いた結論が書かれていました。分かりやすい教科書的な本は、鬱というのはこういった病気で、こういった薬を使って、休養や規則正しい生活について書かれています。よく読むと、認知療法についても触れられています。
鬱になった当初にこのような本を読んでいたのですが、「薬を飲んで休養しているのに治らない」と思っていました。だから「つまらない」と思っていました。ただ、僕が色々な本を読んで、たどり着いた結論が書かれていました。一周回って帰ってきたような感じですね。
また、分かりやすい教科書的な本は極端な事が書かれていないので良いです。「こうしたら治る」みたいな本は結構極端な事が書かれています。例えば学校の教科書なんかは極端な事が書かれていませんよね。だから良いんです。教科書なんです。
色々本を読み漁ったのですが、この分かりやすい教科書的な本一冊で充分だと思いました。大体どこの図書館にも置かれていると思います。後は、医者を信頼して、自分にできることをコツコツとやっていくのが一番良いです。シンプルな結論です。まあこれが中々難しいんですけどね。