気にしない

鬱と身体症状が辛い。鬱は鬱でまあ辛いが、それよりも身体症状が全面に出ている。吐き気や体が痛んだり痒かったりする。これが辛い。もちろん病院に行って検査をしてもらったが特にこれといった異常はない。症状は症状で辛いとして、これは何か重大な病気なのではないかという不安が強い。こういうのを心気妄想というらしい。また、先日精神科に相談したら、何とか何とか病と言われた。何とか何とか病の名前は忘れてしまったが、まあ鬱の時によくあることらしい。ただ何も異常はないと分かっても、何だか不安になってくるのだ。完全に憔悴している。ノイローゼになっているのだ。

精神科の主治医はもうそういう症状だと思って割り切って気にしないことがいいと言っていた。仮にその何とか何とか病だとしても今の治療で問題ないらしい。だから気にしないのがいいらしい。吐き気も胃腸科で相談したが、胃が良いだの悪いだのというよりかは、胃の動きに過敏になっていると言われた。要は気にするなということだ。

気にするなと言われてもそれが難しい。気を紛らわすのが一番良いと思うのだが、鬱や身体症状が辛くてそれができない。だから悪循環しているのだ。鬱が辛くて横になる。横になっていると、身体症状が気になってくる。それで鬱と身体症状が重なって、何かの病気なのではないかと思ってくる。こうした悪循環が生じているのだ。もう僕は何件か色んな病院に行った。色々検査をしてきたが何も異常はないのだ。産婦人科以外はほとんど行ったと思う。産婦人科に生きだした際には本当に気が狂ってしまったのかもしれない。

というわけで、鬱と身体症状が重なると治していくのが困難になっている。鬱になると往々にして身体症状を伴うのだろうか。それとも身体症状が起きない人もいるのだろうか。僕の場合は鬱になってしばらくしてから身体症状が気になってきた気がする。最も鬱が辛い時期は身体症状が気にならなかったのか、鬱に合わせた生活をしていることで身体症状が出てきたのかは分からない。

ただ一つ言えることは、薬を飲んで横になっていても治らなかったということだ。もちろんこれで治ったという人もいると思う。それは鬱になった原因がそれで対処できたのかもしれない。また、薬を飲んで横になっているしかない時期というのもあると思う。いわゆる急性期といわれる時期だ。この時期はどうあがいても横になっているしかない。それは感覚的に分かった。ただ、僕の場合は横になっている時期が長すぎたと思う。鬱になってから2年経つが、もちろん2年間ずっと横になっていたわけではないのだが、それにしても、横になっていた時期が長かったと思う。秋冬は割と動けるのだが、夏になって暑くなってきたら、体調が悪くて横になるしかない。

要するに僕の場合は薬を飲んで横になっていても鬱が良くならなかった。また、鬱に合わせた生活を長くおくることで、さまざまな身体症状が生じているのだと思っている。僕から言わせると「いや、そんなこと言われても仕方ないじゃないか。鬱が辛いんだから」としか言えない。この悪循環を断ち切るためには生活を変えていかなくてはいけないのだけど、これが難しい。一応今は精神科のデイケアに通っているが、正直なところデイケアに通ったところで・・・みたいなところがあるのだ。まあもう地道にコツコツとやっていくしかない。

鬱の症状はもう大体割り切れているのだが、身体症状が辛い。これが割り切れない。また、鬱の不安と相まって何かの病気なのではないかという不安が生じている。まあもう、医者たちの言うように、気にしないのが一番いいのだろう。そういう割り切りが必要なのかもしれない。

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